アイデムフォトギャラリー[シリウス] 田沼武能先生追悼 7人の仲間による 「それぞれの武蔵野」 Ⅶ写真展 期間:2023年10月12日(木)~10月18日(水)
前回、Ⅵ回展のとき国木田独歩の生誕150年でした。独歩が『武蔵野』を書いたのは、明治31年(1898)1月、『国民の友』に発表し一躍名声を博したのです。その頃独歩は、渋谷村に住み、郊外での見聞を記した日記をもとに書いたそうです。その原点になるのは英国の詩人ワーズワースやロシアの文豪ツルゲーネフの自然観察を、二葉亭四迷の『あいびき』や『めぐりあい』の翻訳本で触発され、独歩の文学が開花したと言われています。{生前、田沼武能記より}
私たち『むさし野写真の会』のメンバーは独歩の名作『武蔵野』に触発され、武蔵野の自然、その暮らし、文化をそれぞれの感性で写真に納め発表をはじめて14年になります。次回も開催しようと言われていた田沼先生突然の訃報に接し愕然、その後気を取り直し、先生の遺志を継いでⅦ回展の開催に向けて歩き始めました。
みな謙虚な顔をしていますが、内心は複雑、田沼先生と一緒に歩いた武蔵野で我こそは、の精神で撮り続けております。
今回、今泉氏は「武蔵野の雪景」を、橋本氏は「こころに残る武蔵野の情景PART Ⅳ」を、並木氏は「武蔵野の小さな生き物たち」得意な視点でマクロの世界を、宮﨑氏は「収穫の秋-畑の園児たち-」のびのびと土に親しむ園児たちを、矢野氏は「三ヶ島彩四季」を、東松はヤマ「雑木林」PART2を、出展しました。いずれも武蔵野の面影をそれぞれの視点で表現した作品です。
Ⅶ回展は「田沼武能先生追悼写真展」とし、特別展示として田沼武能先生の作品展示、私たちが撮影同行した時、それぞれが写した在りし日のお姿を合わせて展示します。2年に一度の写真展、どうぞご高覧、ご講評のほど、お願い申しあげます。
(すべてカラー 14×17、42点を予定、田沼武能作品6点、田沼先生と歩いた思い出写真 A4約40点)
【出展者】
今泉信孝 橋本英男 並木松太郎 宮﨑 延 矢野靖博 東松友一
故 田沼武能 特別出展
●むさし野写真の会 共通写真展
田沼武能と7人の仲間による「それぞれの武蔵野」写真展、
2011年、2013年、2015年、2017年、2019年、2021年、アイデムフォトギャラリー「シリウス」
会場:アイデムフォトギャラリー[シリウス]
(東京メトロ丸ノ内線 新宿御苑前駅徒歩1分)
〒160-0022 新宿区新宿1-4-10 アイデム本社ビル2F
期間:2023年10月12日(木)~10月18日(水)
開館時間:10:00~18:00(最終日は15:00まで)
休館日:日曜日
入場料:無料
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