柴田元幸・岸本佐知子の選書による河出文庫の新シリーズ「海外文学の屋根裏部屋」第一弾が発売!11月は柴田選でマキシーン・ホン・キングストン著/藤本和子訳『チャイナタウンの女武者』
海外文学の翻訳の最前線で活躍する二人がおすすめの作品を6点ずつ選び、11月から毎月1点を刊行予定。

株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 小野寺優)は、柴田元幸さんと岸本佐知子さんの選書による河出文庫の新シリーズ「海外文学の屋根裏部屋」を2026年11月より刊行開始、第一弾は柴田元幸さんの選書でマキシーン・ホン・キングストン著『チャイナタウンの女武者』(藤本和子訳、税込定価1,650円)を発売いたします。
「海外文学の屋根裏部屋」は、翻訳家の柴田元幸さんと岸本佐知子さんにおすすめの海外文学作品を6点ずつ選んでいただき、毎月1点復刊するシリーズです。
1980年代から現在まで、海外文学の翻訳の最前線で活躍するお二人の屋根裏部屋から、果たしてどんな作品が飛びだすのか?
厳選された知られざる傑作・怪作12点のラインナップに、ぜひご注目ください。
●11月発売『チャイナタウンの女武者』
マキシーン・ホン・キングストン著 藤本和子訳

アメリカ生まれの中国人女性が生きる複雑な文化の網の目を解きほぐし、母や家族の記憶と生活のありようを見事に捉えた散文集。
女房になるのか、奴隷になるのか、それとも女武者になるのか。神話と現実の両面を生きる闘う女たちの物語。
井戸に身を投げて自殺した叔母。
厳しい修行を経て森や宮殿を幾星霜も渡り歩く女武者。
医師でありながら洗濯店を営み「鬼」に囲まれた生活を送った母。
アメリカで生きる中国人の葛藤を、母の記憶から語りなおす民族誌の金字塔。
【書誌情報】
書名:チャイナタウンの女武者(河出文庫)
著者:マキシーン・ホン・キングストン
訳者:藤本和子
仕様予定:文庫判/352ページ
発売予定日:2026年11月6日
予価:1,650円(本体1,500円)
ISBN:978-4-309-46836-5

著者 マキシーン・ホン・キングストン(Maxine Hong Kingston)
1940年カリフォルニア州生まれ。中国系移民の家庭に生まれ、カリフォルニア大学バークレー校卒業後は、ヴェトナム戦争を忌避してハワイに移住。1976年、本書で全米批評家協会賞受賞。おもな著書に『チャイナ・メン』(全米図書賞)など。
訳者 藤本和子(ふじもと・かずこ)
1939年東京生まれ。翻訳家・作家。訳書に、R・ブローティガン『アメリカの鱒釣り』『西瓜糖の日々』『芝生の復讐』、T・モリスン『タール・ベイビー』など多数。著書に『塩を食う女たち:聞書・北米の黒人女性』『ブルースだってただの唄』『砂漠の教室:イスラエル通信』など。
●柴田元幸さん推薦コメント、アメリカのメディアも賞賛!
同じ著者の『チャイナ・メン』は主にアメリカが舞台、男性の話が中心、物語は(やや)写実的ですが、こちらは主に中国、女性中心、話は神話的。かつては何となくあっちが主でこっちが従という気がしていたのですが、それは全然間違いだったと思い知りつつあります。
――柴田元幸
素晴らしい
──ニューヨーク・タイムズ
明晰さと独創性に満ちている
──ニューズウィーク


●「海外文学の屋根裏部屋」12月からのラインナップ予定
12月 クライヴ・バーカー『ミッドナイト・ミートトレイン』(宮脇孝雄 訳)
1月 ポール・ラファージ『失踪者たちの画家』(柴田元幸 訳)
2月 ジュディ・バドニッツ『空中スキップ』(岸本佐知子 訳)
ニューヨーク地下鉄連続殺人事件をはじめ、死神、幽霊、怪物などが跋扈するホラー短篇集『ミッドナイト・ミートトレイン』(クライヴ・バーカー著 宮脇孝雄訳)。
変容する街とその暗部に潜む者たちを描く、見えない都市の物語『失踪者たちの画家』(ポール・ラファージ著 柴田元幸訳)。
現実と異界の境界を軽々と飛び越える想像力とユーモア溢れる傑作短篇集『空中スキップ』(ジュディ・バドニッツ著 岸本佐知子訳)。
河出文庫の新シリーズ「海外文学の屋根裏部屋」は、日本で長らく読めなかった作品を、最高のお二人のリコメンドとともに、刊行してまいります。ぜひご期待ください!
●選者略歴

柴田元幸 しばた・もとゆき
1954年、東京都生まれ。アメリカ文学研究者、翻訳家、東京大学名誉教授。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、トマス・ピンチョン『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞を受賞。訳書に、ポール・オースター『幽霊たち』『バウムガードナー』、スティーヴン・ミルハウザー『ナイフ投げ師』、J・D・サリンジャー『サリンジャー初期短篇全集』など多数。

岸本佐知子 きしもと・さちこ
翻訳家。訳書に、ルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』、リディア・デイヴィス『話の終わり』、ミランダ・ジュライ『はいつくばって』、ショーン・タン『内なる町から来た話』、スティーヴン・ミルハウザー『エドウィン・マルハウス』、ジョージ・ソーンダーズ『十二月の十日』、アリ・スミス『五月 その他の短篇』など多数。『ねにもつタイプ』で講談社エッセイ賞受賞。2026年に伊丹十三賞を受賞。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
