“演歌と詩吟の二刀流”石原詢子「初吟会」開催
演歌歌手としてデビュー35周年・詩吟教室を開講して5年亡き父の想いを胸に、演歌と詩吟を両立していく決意新た
演歌歌手石原詢子が、詩吟「揖水流詢風会(いすいりゅうじゅんぷうかい)」の家元として東京・大阪で開講している詩吟教室主催の初吟会を、2月17日東京会場、3月6日大阪会場で開催した。
初吟会の冒頭では、石原詢子から「日頃の成果が発揮できるように伸び伸びと楽しんで吟じてください!」と出場する生徒たち全員への激励の言葉が贈られ初吟会は幕を開けた。
一人一人で詩吟を吟じる独吟の部では、各会場30名以上が出場、それぞれが自慢の喉を披露、最後に家元(石原詢子)による、この時期に相応しい「江南の春」などの吟詠も披露され、会場はその腕までに魅了された。
会の最後には出場者全員で、初心にかえって1番最初の課題曲である詩吟「偶成」を大合吟して、厳かながら響きわたる力強い詩吟で会は締めくくられた。
初吟会を終えた石原に、詩吟への想いを聞いた。
◆初吟会を終えて
コロナ禍で授業ができなくなったこともありましたが、皆様のおかげで、今年で詩吟教室を開講して5年目を迎えることができました。詩吟には独吟、合吟、連吟、構成吟など発表の形が様々ございます。7年、10年と続けていくことで身に付く詩吟の幅も広がっていきます。その楽しさをぜひ味わっていただきたいです。これからもさらに皆様のモチベーションが上がるようなレッスンや、発表の場を作って行きたいと思います。
◆演歌歌手との両立について
当時20代半ばの私が、亡くなる前に体調を崩した父に「50歳になったら揖水流を復活させて欲しい」と言われ、軽い気持ちで約束してしまいました。私自身、まさか35年間も歌えるなんて想像していませんでしたが、事務所の社長に『日本の伝統芸能だし、ジャンルが全く違うということでもないから、やれる範囲でやってみたら?』と言われ決めました。指導者は私一人なので、大きくするのはまだまだ先の話ですが、丁寧にコツコツとやらせていただいています。
皆様の一生懸命に詩吟に取り組む姿勢を間近で拝見し、デビュー当時の自身に重ね合わせて「初心」という言葉がふと思い浮かぶことがあります。忘れてはいけないと思いながら日々過ごしてはいますが、皆さんの姿に刺激をいただき、もっと頑張ろうと思わせていただいています。
◆詩吟とは
漢詩や和歌に独特な節回しをつけて歌う日本古来の伝統芸能です。
先人の教えであったり、目にした景色など、詩の心を読み取って、その心を自分の感情にうつすことこそが良い吟詠につながると思っています。
心を感情にうつすことによって豊かな情操が養われますし、声を出すことによって健康にもなります。また、先人の教えを知って教養も高められるので、良いこと尽くしです!ぜひ皆様にも一度吟じることの楽しさを味わっていただきたいです。
◆詩吟の実生活で役に立つこと
腹式呼吸で声を出すことで健康に繋がりますし、大きな発声は頭も心もスッキリし、ストレス発散にもなります。
響く声を出すにはまっすぐな姿勢を保つことを意識しなくてはならないので、自ずと姿勢が良くなります。
またレッスンや初吟会等で人前で声を出すことによって、人前で声を出すことにも慣れて度胸もつきます。
演歌歌手としてデビュー35周年・詩吟教室を開講して5年。
2つの道を両立させ、“二刀流”としてアニバーサリーイヤーを迎えた石原詢子の活動にご期待いただきたい。
《石原詢子プロフィール》
岐阜県出身。詩吟揖水流家元の長女として生まれ12歳で師範代となる。1988年「ホレました」でデビュー。有線音楽賞など数々の賞を受賞し、大ヒット曲「みれん酒」、「ふたり傘」で2度のNHK紅白歌合戦出場を果たす。デビュー35周年目に入り、初のデジタルシングル「予感」が発売中。歌手活動の傍ら、揖水流詢風会を2018年4月に立ち上げ、大阪・東京にて詩吟教室を開講。“もっと詩吟を伝えよう!もっと詩吟を楽しもう!”をモットーに詩吟の素晴らしさを伝えるため日々取り組んでいる。岐阜県「ひだ・みの観光大使」、北海道「江差町観光大使」
<石原詢子情報>
デジタルシングル「予感」好評配信中 https://lgp.lnk.to/0F9RBBHe
「予感」Image Video Short Version https://youtu.be/LfOJl8CySx0
CDシングル「ただそばにいてくれて」好評発売中 https://va.lnk.to/I7ya36
石原詢子情報 https://lit.link/JunkoIshihara
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