楽天インサイト、「ペットに関する調査」結果を発表

‐ 2020年にペットを飼い始めた人が前年、前々年に比べて10ポイント以上増加。ペットにかかる費用の1カ月あたり平均額は犬「9,360円」、猫「6,673円」 ‐

楽天グループ株式会社

 楽天インサイト株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:渡邉 秀文、以下「楽天インサイト」)は、2月22日の「猫の日」にちなんで、「ペットに関する調査」をインターネットで実施しました。今回の調査は、2021年1月5日(火)と1月6日(水)の2日間、楽天インサイトに登録しているモニター(約220万人)の中から、全国の20~69歳の男女1,000人を対象に行いました。ペットの飼育状況に加え、ペットロボットやペットレンタルへの関心など、ペットに関する様々なトピックスを調査しました。

■□ 調査結果概要 □■


■飼っているペットで多いのは、「犬」(13.2%)、「猫」(11.0%)、「淡水魚」(4.5%)。「飼っていない」(69.2%)人のうち、34.7%が飼いたい意向
 現在のペット飼育状況を聞いたところ、「犬」(13.2%)、「猫」(11.0%)、「淡水魚」(4.5%)が上位を占めた一方、「現在ペットを飼っていない」と回答した人も69.2%だった。「現在ペットを飼っていない」人に今後飼ってみたいと思うかどうかを聞いたところ、「ペットを飼いたい意向」(「既に検討している」(2.2%)と「いつか飼いたいと思っている」(32.5%)の合計値)は34.7%となった。

■2020年にペットを飼い始めた人は約2割で前年・前々年に比べて10ポイント以上増加。2020年4月以降にペットを飼い始めた人の14%が「新型コロナウイルス感染症拡大の影響」
 ペットを飼い始めた時期(複数いる場合は、一番新しいペットについて)を聞いたところ、2020年以降にペットを飼い始めた人は19.9%で、2018年(8.4%)、2019年(9.3%)に飼い始めた人を10ポイント以上上回る結果となった。また、2020年4月以降にペットを飼い始めた人は全体で16.3%であった。
 ペットを飼い始めた理由を聞いたところ、全体では「ペットの飼える住環境になったから」(34.4%)が最も多い結果となった。また、2020年4月以降にペットを飼い始めた人の14.0%が、「新型コロナウイルス感染症拡大の影響(おうち時間の増加、人と接する機会の減少など)」と回答した。

■犬を飼っている人の約半数が「ペットショップ・専門店」から迎え入れたと回答。猫を飼っている人においては2割未満
 ペットがどのように家に来たかを聞いたところ、犬では「ペットショップ・専門店」(51.5%)が半数を占め、次いで「ブリーダー」(25.0%)、「家族・知人より譲り受けた」(12.1%)が続いた。一方、猫は「拾った・野良(野生)を飼いならした」(33.6%)が最も多く、次いで「家族・知人より譲り受けた」(23.6%)、「ペットショップ・専門店」(19.1%)の順となった。
 「保健所・動物愛護センター」あるいは「民間の保護施設・NPO団体」を活用してペットを迎え入れたという回答の合計値は、犬(6.0%)、猫(18.2%)となった。

■ペットにかかる費用の月平均額は、犬9,360円、猫6,673円
 ペットを飼っている人に、1カ月あたりにかかる費用(注)を聞いたところ、それぞれ一番多かった金額帯は犬で「5,001円〜1万円」(34.1%)、猫で「3,001円〜5,000円」(31.8%)、淡水魚で「1,000円以内」(68.9%)であった。ペット1匹あたりにかかる費用の月平均額は、犬で9,360円、猫で6,673円、淡水魚で1,011円となった。
(注)エサ・グッズ・おもちゃ・電気水道光熱費・病院などすべてを含めた合計金額の月平均。同じ種類のペットが複数いる場合は一番新しく飼い始めたペットについてかかる費用。

■犬を飼っている人の4割以上、猫を飼っている人の2割以上がペット保険に加入済み。それぞれ約2割が「加入を検討」
 犬あるいは猫を飼っている人に、ペット保険の加入状況を聞いたところ、犬を飼っている人の41.7%、猫を飼っている人の20.9%が「現在加入している」と回答し、猫を飼っている人の保険加入率は犬に比べて低い結果となった。
 「現在加入していないが、過去に加入したことがある」と答えた人は、犬を飼っている人で8.3%、猫を飼っている人で6.4%となった。「加入したことはないが、検討している」と答えた人は、犬を飼っている人で19.7%、猫を飼っている人で23.6%となった。

■ペットを飼ったことで感じた変化は「大切な家族の一員が増えた」や「ストレスが緩和される、癒される」
 ペットを飼っている人に、ペットを飼うことでどんな変化を感じたかを聞いたところ、「大切な家族の一員が増えた」(61.7%)、「ストレスが緩和される、癒される」(55.8%)の回答が半数以上となった。

■ペットを飼わない理由のトップは「死ぬのが悲しいから」
 今後ペットを「あまり飼いたいと思わない」、「全く飼いたいと思わない」と回答した人にその理由を聞いたところ、「死ぬのが悲しいから」(40.7%)が最も多く、次いで「世話をする時間がないから」(35.2%)、「お金がかかるから」(27.2%)、「衛生面(エサや排泄物のにおい、抜け毛など)が気になるから」(26.1%)、「自分が生き物が好きではないから」(13.5%)となった。
 その他、自由回答において「自分が高齢になるので最後までみられないかもしれないから」という回答が50代以上で複数人見られた。

■ペットロボットへの興味は約33%、ペットレンタルへの興味は約18%。「いつかペットを飼いたい人」の約半数がペットロボットに興味
 ペットロボット(動作する事によって人を和ませたり、楽しませるよう設計されたペット型ロボット)への興味について聞いたところ、「持っておらず、興味もない」が半数以上(54.0%)であった一方、「持っていないが、興味はある」と答えた人は32.8%となった。
 「いつかペットを飼いたいと思っている」と回答した人においては、「持っていないが、興味はある」(49.3%)が全体を上回る結果となった。
 また、ペットレンタル(ペットを日帰りや、宿泊を伴って数日間レンタルして一緒に過ごすことのできるサービス)について聞いたところ、「利用したことがなく、興味もない」(46.1%)、「ペットレンタルについて知らない(今回初めて知った)」(33.1%)、「利用したことがないが、興味はある」(18.2%)の順となった。こちらも「いつかペットを飼いたいと思っている」と回答した人においては、「利用したことがないが、興味はある」(32.4%)が全体を上回る結果となった。

より詳細な調査結果は以下よりご覧いただけます。
https://insight.rakuten.co.jp/report/20210215/ 

【調査概要】
調査エリア: 全国
調査対象者: 20歳~69歳 男女(人口構成比)
回収サンプルサイズ: 1,000サンプル
調査期間: 2021年1月5日(火)から1月6日(水)
調査実施機関: 楽天インサイト株式会社
(注)本レポートでは小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計値は必ずしも100%とならない場合があります。

以 上

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設立
1997年02月