ベネッセの中学生向けフリースクール「ベネッセ高等学院中等部」2026年4月より16キャンパスを新設、全国27キャンパスに拠点を拡大

通学/オンラインを併用しながら、全国の中学生の「自分に合った」学びの機会を支援

株式会社ベネッセコーポレーション

2025年12月3日 14時00分

　株式会社ベネッセコーポレーション（本社：岡山県岡山市、代表取締役会長兼社長：岩瀬大輔、以下：ベネッセ）が運営する中学生向けフリースクール※1「ベネッセ高等学院中等部」（以下：中等部）は、2026年4月に5都県で16キャンパスを新設し、全国計27キャンパスへと拠点を拡大します。

　不登校の中学生が20万人を超える※2なか、子どもたちの学びのニーズも多様化してきており、自分のペースで学び直せる「第三の学び場」の必要性も高まっています。ベネッセでは、こうした社会的ニーズに応えるため、通学/オンラインどちらも選択可能なフリースクールである中等部を2025年10月よりスタートしました。そして、この度、通学を希望する子どもを受け入れるキャンパスをスタート時の11拠点から27拠点へと拡大することによって、全国の子どもたちの「自分に合った」学びの機会を支援できる体制をさらに強化してまいります。

　中等部では、一人ひとりの「自分のペースで取り組める」「つながれる」学びを支える新たな教育インフラを全国に届けて、学びの地域格差をなくしていくことを目指します。

【新規開設する中等部キャンパス一覧】

各拠点の入会受付は本日12月3日より開始します。

東京都（9拠点）	池袋西口、大泉学園、豊洲、錦糸町、北千住、三軒茶屋、調布北口、立川、八王子
神奈川県（4拠点）	川崎、上大岡、たまプラーザ、新百合ヶ丘
埼玉県（1拠点）	浦和
千葉県（1拠点）	流山おおたかの森
兵庫県（1拠点）	三宮　※県内初開設

※1：不登校の子どもに対して学習活動、教育相談、体験活動などの活動を行う民間の施設です。

※2：文部科学省「令和6年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」より。

■「ベネッセ高等学院中等部」について

　「ベネッセ高等学院中等部」は、多様化する学びのニーズに応えるためにベネッセが2025年10月から取り組みを開始した中学生を対象としたフリースクール※3です。現在全国11拠点で展開しています。

　生徒には、ベネッセがこれまで培ってきたオンライン教材やプログラム、「進研ゼミRouteBe」などを活用し、担任やメンターによるサポート体制のもと、日々の学習や将来の進路について支援します。

　また、学習教材の取り組み履歴などのデータを活用し、生徒が現在の中学校に在籍しながら「出席扱い制度」※4に申請できるようサポートも行います。

　ベネッセ高等学院は、本事業を通じて、学びの多様性に対応し、子どもたち一人ひとりが自分らしい学びの場と学び方を選び取り、将来の可能性を大きく広げていくことを支援してまいります。

※3：中学校（学校教育法に規定された1条校）ではありません。生徒は元々の在籍校に籍を置きながら通っていただく形になります。

※4：文部科学省は、不登校生徒の学校復帰や進路選択のための支援として、令和元年に「出席扱い制度」を発表しました。ICT等を活用した学習活動を行う場合、一定の要件を満たすことで出席日数を認められる場合があります。令和4年度には11,541名の認定がありました。

■「ベネッセ高等学院　中等部」概要

名称	ベネッセ高等学院中等部
ウェブサイト	https://gakuin.benesse.co.jp/chu/
対象	中学生（1年生～3年生） ※新中学1年生も受付中。
設置コース	▶通学スタイル（週3または週5）　キャンパスに通いながらも、体調が悪い日などはオンラインに切り替えられるスタイル ▶オンラインスタイル（週1～週5自由）　オンラインで自宅学習・人のサポートが受けられ、自分のペース進めるスタイル
設置キャンパス	▶2025年12月現在：11拠点【東京】水道橋、府中、亀有、武蔵境、町田【埼玉】大宮【神奈川】横浜、辻堂【千葉】船橋【大阪】天王寺、千里中央 ▶2026年4月新規開設予定：16拠点（全27拠点に拡大）【東京】池袋西口、大泉学園、豊洲、錦糸町、北千住、三軒茶屋、調布北口、立川、八王子【神奈川】川崎、上大岡、たまプラーザ、新百合ヶ丘【埼玉】浦和【千葉】流山おおたかの森【兵庫】三宮
学費（税込/2025年6月時点）	・通学スタイルの場合　週5回通学：59,100円（月あたり）、週3回通学：45,100円（月あたり）・オンラインスタイルの場合　32,300円（月あたり）

※上記に加え入会金がかかります。また、オプションは別料金になります。

※自治体により，独自の助成金が受けられる場合があります。例えば東京都内の小中学生のかたには、東京都フリースクール等利用者助成金が活用できる場合があります（助成が認められると、東京都より最大2万円／月が支給されます。

■学院長メッセージ

ベネッセ高等学院学院長・中等部学院長上木原孝伸（かみきはら　たかのぶ）

10月の開校以来、不登校だった生徒たちが新しい環境で表情が変わり、学びへの意欲を取り戻していく姿を見て、確かな手ごたえを感じています。一方で、「通わせたいけれど距離が障壁になっている」という声を、保護者の方々から数多くいただきました。

こうした切実な声に応えて、一人でも多くの生徒に身近な地域で安心できる学びの機会を届けたいという思いが、拠点を増やす後押しとなりました。

私たちはこれからも、さまざまな教育機関と連携しながら、生徒と保護者を支える「安心して頼れる学びの場」を目指してまいります。

（プロフィール）

教育企業で講師として17年間教壇に立ち、教科指導や教室運営に携わった後、通信制高校の開校準備から参画、同校の副校長を4年間務める。その後、発達に特性があるお子さまとそのご家庭にマッチする環境のコンサルティングサービスの責任者を務めた後、ベネッセコーポレーションに入社。2025年４月よりベネッセ高等学院学院長に就任。