CADAN×ISETAN MEN'S : Autumn Takeover
会期:2020年9月23日(水)から12月22日(火)まで 会場:伊勢丹新宿店メンズ館1階・2階・4階・6階
CADANと伊勢丹新宿店メンズ館のコラボプロジェクト「Takeover」の秋に注目
CADAN(一般社団法人日本現代美術商協会)とイセタンメンズのコラボレーションプロジェクト「Takeover」シリーズの第3弾「Autumn Takeover」が9月23日(水)から始まります。インスタグラムをはじめとしたSNSで使用されるプロモーション用語「Takeover」と題した本シリーズは、今の時代を反映する現代美術をフィーチャーします。スプリング、サマー、オータム、ウィンターと4シーズンに渡り伊勢丹新宿店メンズ館のフロアに様々な現代美術が出現します。
・伊勢丹新宿店メンズ館の4フロアに設置された立方体の展示空間SI(ストアアイデンティティ)に、フロアーテーマに合わせたスペシャルインスタレーションが出現。
・シーズンごとにCADANメンバーギャラリーがリプレゼントするアーティスト4組が作品を発表。
2階メンズクリエーターズ・・・柴田祐輔(所属ギャラリー:WAITINGROOM)
4階メンズラグジュアリー・・・日野田 崇(所属ギャラリー:imura art gallery)
6階メンズコンテンポラリー・・・池崎拓也(所属ギャラリー:Satoko Oe Contemporary)
髙⼭⽒の作品は、伝統的な⽊造彫刻をベースに、平⾯に近い⽊版やレリーフ作品の制作、台座の在り⽅を熟考し
た提⽰⽅法など、現代における「彫刻」の概念そのものを真摯に追求している。その作品の多くは、⽇常の描写
や⼈物を題材とし、特に頭部を模した⾸像のシリーズは60点にも及ぶ。荒々しいチェーンソーの痕跡や⽊肌を
流れる塗料の滴りからは、素材と対峙する髙⼭⽒の精神性、さまざまな記憶や積層する時間が現れている。
『公共と⾃由』は、写真と家具や機材などのオブジェを組み合わせたインスタレーション作品であり、社会を⽣きる上で私たちが共有しているとされる”公共空間”と、その路上で⾒られるものの振る舞いとのやり取りから⽴ち上がる⾵景の可能性を模索したシリーズである。今回は、2016年にArt Center Ongoingで開催した個展「公共と⾃由」、2017年にWAITINGROOMで開催した個展「続・公共と⾃由」に引き続き、同シリーズに新作を交えた「続・続・公共と⾃由」として発表する。
作品『万能細胞』はもともと、医療⽤途などに開発が進んでいる再⽣細胞のトピックに触発されてできたもの
で、初期化した細胞が特定の形や質のまとまりや機能に特化していく過程と、⾃⾝が⼟をかたちづくっていくプ
ロセスとが共鳴しているように感じられた。そこには、善悪の問題を超えて、外へと拡張していく⽣命の盲⽬的
な⼒強さがイメージとして根底にあるように思う。(⽇野⽥ 崇)
娘が妻の携帯で送ってきたメッセージは、ぐちゃぐちゃの⽂字が並んで、意味不明で、まるで暗号のようなもの
だった。娘に「なんてメール送ったの︖」と聞くと、「パパ好きだよ」と返答が来た。この暗号からは想像でき
ない答えだった。
まだ⽂字が読めない書けない⼦供が携帯やパソコンをタップしながらつくるその「暗号」は、よく⼦供がやる、
とりとめもなく、ただの⽂字や記号の羅列でしかないと忘れ去られてしまうかもしれない。しかし、同じように
扱われるその「暗号」を敢えて⾃分の経験で作品化しようと考えた。
その「暗号」は、よく読むと、いろんな発⾒があって、⽂字のつながりからいろいろ想像する⾯⽩さもある。そ
れらは、まるで記号やアルファベットが羅列された抽象絵画を紐解いていくような⾯⽩さもあるような気がして
いる。(池崎拓也)
会期:2020年9月23日(水)-12月22日(火)設置場所:伊勢丹新宿店メンズ館1階・2階・4階・6階
主催:伊勢丹新宿店メンズ館
協力:一般社団法人日本現代美術商協会
会期:2020年12月23日-2021年3月まで
CADAN(一般社団法人日本現代美術商協会)とイセタンメンズのコラボレーションプロジェクト「Takeover」シリーズの第3弾「Autumn Takeover」が9月23日(水)から始まります。インスタグラムをはじめとしたSNSで使用されるプロモーション用語「Takeover」と題した本シリーズは、今の時代を反映する現代美術をフィーチャーします。スプリング、サマー、オータム、ウィンターと4シーズンに渡り伊勢丹新宿店メンズ館のフロアに様々な現代美術が出現します。
- 見どころ
・伊勢丹新宿店メンズ館の4フロアに設置された立方体の展示空間SI(ストアアイデンティティ)に、フロアーテーマに合わせたスペシャルインスタレーションが出現。
・シーズンごとにCADANメンバーギャラリーがリプレゼントするアーティスト4組が作品を発表。
- 展示内容
2階メンズクリエーターズ・・・柴田祐輔(所属ギャラリー:WAITINGROOM)
4階メンズラグジュアリー・・・日野田 崇(所属ギャラリー:imura art gallery)
6階メンズコンテンポラリー・・・池崎拓也(所属ギャラリー:Satoko Oe Contemporary)
- 【1階】髙山 陽介(たかやま ようすけ)(所属ギャラリー:ANOMALY)
髙山陽介「無題(Venus)」(2019) 楠、アクリル塗料、蓄光塗料、水性ウレタン塗料、新聞紙、78x47x11cm(作品本体)
髙⼭⽒の作品は、伝統的な⽊造彫刻をベースに、平⾯に近い⽊版やレリーフ作品の制作、台座の在り⽅を熟考し
た提⽰⽅法など、現代における「彫刻」の概念そのものを真摯に追求している。その作品の多くは、⽇常の描写
や⼈物を題材とし、特に頭部を模した⾸像のシリーズは60点にも及ぶ。荒々しいチェーンソーの痕跡や⽊肌を
流れる塗料の滴りからは、素材と対峙する髙⼭⽒の精神性、さまざまな記憶や積層する時間が現れている。
- 【2階】柴田 祐輔(しばた ゆうすけ)(所属ギャラリー:WAITINGROOM)
柴田祐輔「続・公共と自由(PUBLIC AND FREEDOM Ⅱ)」(2017)ミクストメディア、サイズ可変(展覧会風景:WAITINGROOM、東京)© Yusuke SHIBATA, courtesy of WAITINGROOM
『公共と⾃由』は、写真と家具や機材などのオブジェを組み合わせたインスタレーション作品であり、社会を⽣きる上で私たちが共有しているとされる”公共空間”と、その路上で⾒られるものの振る舞いとのやり取りから⽴ち上がる⾵景の可能性を模索したシリーズである。今回は、2016年にArt Center Ongoingで開催した個展「公共と⾃由」、2017年にWAITINGROOMで開催した個展「続・公共と⾃由」に引き続き、同シリーズに新作を交えた「続・続・公共と⾃由」として発表する。
- 【4階】日野田 崇(ひのだ たかし)(所属ギャラリー:imura art gallery)
日野田 崇 「万能細胞 (Master Cells)」(2011) セラミック(陶・磁)、156.5×75×88cm
作品『万能細胞』はもともと、医療⽤途などに開発が進んでいる再⽣細胞のトピックに触発されてできたもの
で、初期化した細胞が特定の形や質のまとまりや機能に特化していく過程と、⾃⾝が⼟をかたちづくっていくプ
ロセスとが共鳴しているように感じられた。そこには、善悪の問題を超えて、外へと拡張していく⽣命の盲⽬的
な⼒強さがイメージとして根底にあるように思う。(⽇野⽥ 崇)
- 【6階】池崎拓也 (いけざき たくや)(所属ギャラリー:Satoko Oe Contemporary)
池崎拓也「パパ好きだよ♡」(2020)ミクストメディア、サイズ可変
娘が妻の携帯で送ってきたメッセージは、ぐちゃぐちゃの⽂字が並んで、意味不明で、まるで暗号のようなもの
だった。娘に「なんてメール送ったの︖」と聞くと、「パパ好きだよ」と返答が来た。この暗号からは想像でき
ない答えだった。
まだ⽂字が読めない書けない⼦供が携帯やパソコンをタップしながらつくるその「暗号」は、よく⼦供がやる、
とりとめもなく、ただの⽂字や記号の羅列でしかないと忘れ去られてしまうかもしれない。しかし、同じように
扱われるその「暗号」を敢えて⾃分の経験で作品化しようと考えた。
その「暗号」は、よく読むと、いろんな発⾒があって、⽂字のつながりからいろいろ想像する⾯⽩さもある。そ
れらは、まるで記号やアルファベットが羅列された抽象絵画を紐解いていくような⾯⽩さもあるような気がして
いる。(池崎拓也)
- 実施概要
会期:2020年9月23日(水)-12月22日(火)設置場所:伊勢丹新宿店メンズ館1階・2階・4階・6階
主催:伊勢丹新宿店メンズ館
協力:一般社団法人日本現代美術商協会
- SIとは
- CADANとは
- 今後の予定
会期:2020年12月23日-2021年3月まで
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