季刊文芸誌「小説トリッパー」のWEB版「web TRIPPER」開設!
4月6日(水)より朝日新聞出版が発行する季刊文芸誌「小説トリッパー」のWEB版「web TRIPPER」(https://webtripper.jp)を開設しました。WEB版だけでお楽しみいただけるオリジナル作品の配信、また朝日新聞出版の文芸書にかかわる情報をお伝えしていきます。
朝日新聞出版の文芸部門の源流は、1879(明治12)年にまでさかのぼります。この年に朝日新聞が創刊し、その10月には文芸誌を創刊しています。
140年以上の歴史の中で、朝日新聞グループの文芸部門は、いつの世も綺羅星のような作品を送り続けてきました。
最初期から現在までつづく新聞本紙の連載小説、そして「週刊朝日」をはじめとする雑誌連載からは、時代を映す問題作や話題作が次々と書籍化されています。なかでも朝日新聞の連載小説として、初めて直木賞を受賞した宮部みゆきさんの『理由』は、今なお読み継がれる名作といっていいでしょう。
その後、時代の節目となった1995年には、季刊文芸誌「小説トリッパー」が創刊。“トリッパー”という誌名には、純文学やエンターテインメントといったジャンルを超えて、小説の面白さを追求していくという思いが込められています。2019年春季号に一挙掲載された今村夏子さんの『むらさきのスカートの女』は、その年の芥川賞を射止め、たいへんな話題となりました。
そして2022年、満を持してweb TRIPPERを立ち上げます。WEB版においても、紙の媒体以上にジャンルを越境しながら、さらに広いフィールドで面白い小説を届け、新しい書き手が活躍するメディアに育てていければと考えています。
毎週水曜日には、単行本の新刊や、朝日文庫などの文芸書にかかわる情報を。
4月8日から、毎週金曜日に中山七里さんのWEB版オリジナル連載小説「特殊清掃人」を公開します。
今後も、麻見和史さん、宇山佳佑さん、鈴峯紅也さん、汐見夏衛さんなどの、WEB版だけで読める小説連載も予定しています。どうぞご期待ください。
web TRIPPER
http://webtripper.jp
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