登山道管理ソリューション「PATRAIL」は登山道管理から自然公園管理へ 2027年3 月、自然公園内で確認した事象を記録・共有する新機能を導入
~不法投棄や動物の食害など、関係部署・機関との円滑な情報共有を支援~
小田急電鉄株式会社(本社:東京都新宿区 社長:鈴木 滋)は、2027年3月に登山道管理ソリューション「PATRAIL(パトレイル)」の新機能として、自然公園内で確認するさまざまな事象を位置情報や画像とともに記録し、必要な情報を関係部署・機関に共有する「通報情報共有機能」を導入します。なお、新機能は環境省関東環境局富士箱根伊豆国立公園管理事務所(以下「環境省現地事務所」)の協力の下、実証を経て完成させます。



PATRAILは、登山道管理の現場課題である情報集約の負担軽減や修繕計画の効率化を支援するソリューションです。スマートフォンアプリとWEBシステムを通じて、登山道や山内構造物の状況を一元管理することで、点検・保守における情報共有から意思決定までの円滑化をはじめ、登山道管理における業務効率化を支援します。点検時に撮影した現地写真や位置情報などを基に修繕の必要性を判断できるほか、エリア全体を俯瞰した修繕計画の策定や関連書類作成などの機能も備えています。
新機能では、従来の登山道や山内構造物に加え、登山道外をはじめ任意の地点で確認した事象を記録できるよう、PATRAILの登録対象を拡大します。また、登録した情報から共有先や利用目的に応じて必要な内容を抽出し、PDFファイルや共有リンクとして出力可能にすることで、PATRAILを利用していない部署や外部関係機関との情報連携を迅速化します。
これにより、不法投棄、外来種の生息、動物による食害、倒木や落石、土砂流出など、自然公園内で確認した事象について、「いつ、どこで、誰が、何を確認したか」を関係者間で共有しやすくなります。新機能を通じて、登山道管理に加え、自治体等が行う自然公園管理における情報共有の円滑化を支援します。
PATRAILは、山梨県や箱根町、環境省現地事務所の協力を得ながら実証を重ね、2026年5月に“登山道管理ソリューション”として提供を開始しました。提供開始前に取り組んだ実証実験では、登山道の損傷や山内構造物の異常に留まらず、不法投棄や外来種の生息など、他部署や関係機関への迅速な連絡が求められる事象があることを確認しました。
新機能の導入に先立ち、2026年10月から環境省現地事務所の協力の下、所管するエリアで新機能導入に向けた実証を行います。現地での動作や実際の業務における運用を確認し、自然公園管理の現場に即した機能として完成させます。
当社は、国立公園オフィシャルパートナーとして、登山道管理にとどまらず、自然公園の適切な維持管理を支援することで、自然環境の保全と安全で持続可能な山岳観光の実現に貢献してまいります。
本件の詳細は、下記のとおりです。
記
1.新機能の導入予定
2027年3月
※ 2026年10月から行う環境省現地事務所が所管するエリアでの実証を経て、新機能を完成します
2.新機能とその効果
・今回導入する「通報情報共有機能」は、PATRAILの従来機能である、「山内での撮影にひも付くGPSデータ」と「システム内の地図データ」の自動ひも付け対象を、登山道や山内構造物に留めず、自然公園内で確認され、関係部署・機関との共有が必要となる事象に拡張するものです
⇒これにより、登山道等に限らず、撮影日時、確認者、位置情報を記録するとともに、現地の状況や確認者のコメントを登録することで、「いつ、どこで、誰が、何を確認したか」を地図や画像とともに把握できます
・また、登録した情報を、利用目的や共有先に応じて必要な内容のみを抽出し、PDFファイルや共有リンクとして出力する機能も追加します
⇒これにより、PATRAILのアカウントを持たない部署や外部関係機関にも、位置情報や現地の状況を含む情報を迅速に共有できます
※ PATRAIL上に蓄積した情報は、従来どおりアカウントや権限に応じて管理します。そのうえで、新機能では、共有相手や目的に応じて必要な情報のみを抽出し、PDFファイルや共有リンクを通じてPATRAILを利用していない部署・機関にも共有できるようにします。
3.想定する活用場面
従前の登山道管理に加え
・不法投棄を確認した場合
・外来種の生息や動物による食害を確認した場合
・登山道以外で土砂流出や斜面崩落を確認した場合
・倒木や落石を確認した場合
・その他、関係部署・機関への情報共有が必要となる事象を確認した場合
4.お問い合わせ
PATRAILホームページ「CONTACT」
https://www.odakyu-patrail.com/
(参考)PATRAILとは
PATRAILは、自治体や事業者による登山道の維持管理を支援するソリューションです。登山道は登山者の安全や地域観光を支える重要な基盤ですが、その管理には広範囲の点検や関係者間の情報共有が必要です。PATRAILは、現地で撮影した写真や位置情報を点検記録とともに一元管理し、登山道全体の状況を把握できるようにすることで、修繕計画の策定や関係者間の情報共有を効率化するほか、点検・修繕履歴を継続的に蓄積することで、持続可能な登山道管理を支援します。
以 上
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