第18回 建築・設備合同技術発表会を開催（ニュースリリース）

　大和ハウスグループの株式会社フジタ（本社：東京都渋谷区、社長：奥村洋治）は、このたび、第68回「建築施工技術研究発表会」と第45回「設備技術発表会」を合同で開催いたしましたのでお知らせいたします。合同開催は今回で18回目となります。
　本年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ウェブ会議システムを活用し、実施しました。

１．概要
日時：2020年11月12日（木）　9：30～16：30
発表論文数：17編（設備部門8編、建築部門9編）
出席者：合計532名（本社、支店、支社、事業部、グループ会社）

２．開催の趣旨
　この発表会は、建築・設備およびその周辺技術における、大規模・高難度工事の計画と施工、顧客ニーズ実現に向けた取り組みなどをテーマとして、この１年間の優秀な実施例を発表し、技術情報の蓄積と全店への展開により技術力のレベルアップを図るとともに、実践・応用を進めて社会に貢献することを目的としています。

３．内容
　開会にあたり、平野徹取締役専務執行役員建築本部長の挨拶がありました。続いて、厳選した設備8編、建築9編の報告が行われました。
　今回の発表会は、「『志』を高く『変革』を、変わる時代に『成長』を」をスローガンに開催されました。物流施設、医療施設、工場、ホテルなど多岐にわたる分野より、新規性や独自性の高い技術的取り組みの発表があり、建設現場における生産性向上の可能性を感じるものもありました。また国際本部からは中国での事例報告があり、グローバル化への取り組みも一層拡充したものとなりました。

平野取締役専務執行役員建築本部長 挨拶
　新型コロナウイルスの影響により、会社を取り巻く環境は、大きく変化し、まさにフジタ３ｶ年計画で掲げているスローガン「”志”を高く『変革』を、変わる時代に『成長』を」の達成が求められています。今回の発表会を見ても受注の大型化や建物に求められる性能の高度化など内容もバラエティーに富んでおり、物件もこれまで当社が得意としてきた物流施設、自動車工場などに加え、医療・医薬関連施設、高級ホテル、オフィスとさまざまな分野の発表が多く入っています。今日の発表をそれぞれの自己研鑽の場とし、意義ある会となることを期待しています。

４．表彰
設備部門
・最優秀賞　藤田（中国）建設工程有限公司「スマート工場における遠隔監視システムの開発と実施」
・優秀賞　東日本支社（東京）「下水熱を利用した空調システム」
・努力賞　西日本支社（大阪）「 製薬工場における空調方式とCSV（コンピュータ化システムバリデーション）検証対応について」
・努力賞　建築本部設備統括部設備設計部「 ハイグレードホテルにおける設備仕様と寒冷地対策の事例紹介」

建築部門
・最優秀賞　横浜支店「 大スパン張弦梁構造のアリーナ屋根におけるリフトアップ工法の取組み」
・優秀賞　大阪支店「冷却工法による免震装置の居ながら交換工事」
・努力賞　東京支店「 既存躯体を山留利用し、切梁を省略した地下躯体の構築」
・努力賞　東京支店「 大正時代の建物を曳家および免震化等により現代に蘇らせる」
 

平野取締役が建築部門の最優秀賞者にオンラインで表彰状を授与