NYーLA拠点のフューチャーフュージョン・バンドINSTANT ALTERが新曲「Golden Dawn」をリリース。Carlos Santanaの名曲がスピリチュアル・ジャズとして甦る

“真実”への祈りを込めた重層的な音の世界

The Orchard Japan

2025年9月12日 00時00分

NYとLAを拠点に活動するフューチャーフュージョン・バンド INSTANT ALTER（インスタント・オルター）が、2025年9月12日（金）にニューシングル「Golden Dawn」をリリース。

サックス奏者 Emilio Modeste（エミリオ・モデスト）とヴォーカリスト Natasha Agrama（ナターシャ・アグラマ）を中心に、シネマティックな音像とジャンルを超えたスピリチュアルな世界観を描き出すINSTANT ALTER。Stanley ClarkeやKamasi Washingtonからの影響をベースに、ブラジルのトロピカリアやパンク／メタルの荒々しさも取り入れながら、音楽を通して癒しと問いかけを同時に投げかけてきた。

今作「Golden Dawn」は、Carlos Santanaの名曲を再解釈し、ソウル、ヘヴィメタル、スピリチュアル・ジャズを融合させた壮大な“祈り”のような作品。闇の中から差し込む一筋の光のように、抑圧の中に生きる人々へと向けた平和のメッセージが込められている。Natasha Agramaのヴォーカルは、繊細で親密な空間を生み出し、聴く者の内面に深く語りかける。一方で、Pharoah Sandersとの親交でも知られるEmilio Modesteのサックスは、天を貫くような力強さで魂を揺さぶる。

Cindy Blackman Santanaとの共演から着想を得たというこの楽曲は、静謐な瞑想からスピリチュアルな高揚へと至る音の旅。バンドメンバーには、ドラマーのMiguel Russel（ミゲル・ラッセル）、ベーシストのRyoma Takenaga（タケナガ・リョウマ）が参加し、あらゆる感情が渦巻く音像を支えている。レコーディングは、ニューメキシコの洞窟で一日の最も暗い時間帯に敢行されたという。

時代の混沌を音に変え、静かな希望を照らし出すINSTANT ALTERが放つ新たなメッセージに耳を澄ませてほしい。