TikTokで話題のストリートピアニストFRIQTAO（フリクタオ）待望のデビューシングル「Run Away」をリリース、同時にニューヨークの街で演奏に没頭するMVを公表

TikTokで380万人の熱狂的フォロワーを誇るパリ生まれのピアニスト

The Orchard Japan

2025年9月16日 09時30分

パリで生まれ、英国を拠点に活動するピアニスト、Friqtao（フリクタオ）が、新世代に向けてピアノの新たな可能性を提示するデビューシングル「Run Away」をリリース。

公共スペースを即興ステージに変貌させることで知られる彼は、駅構内のストリートピアノでポップソングやヒップホップチューンを鮮やかな解釈で演奏。TikTokで380万人の熱狂的フォロワーを獲得する。その彼が、来たるデビューEPのリリースに先駆けて、待望のファーストシングル「Run Away」をリリース。瞑想的な胸を揺さぶるこの曲が、現代ピアノ界の新星の到来を高らかに告げている。

デビュー曲「Run Away」について、フリクタオはこう語る。

「私は“Run Away”に、ピアノを弾いている時の豊かな表現力と、自身を曝け出す素のままの感情を込めたいと考えました。文字通りこの世から“Run Away”（逃げ出す）という、演奏に没頭する時の感情です。指が鍵盤を“駆け抜ける”ような、特にコーラス部分に見られるような感覚。“Run Away”は自由の象徴であり、演奏の自由、表現の自由、そして自身の自由を象徴しています」

Friqtao（フリクタオ）「Run away」

2022年にフリクタオはハリー・スタイルズの「As It Was」のカバー演奏を披露。その動画がバイラル化して以来、彼のオンライン上でのキャリアは大きく変化した。この突然の出来事をきっかけに、連日新たな動画が投稿され、ファンとの絆が培われ、現代音楽シーンにおけるピアノの存在を、生き生きとした身近なものにしたいという目標と使命を彼は抱くことに。デビュー曲「Run Away」には、まさにその理念が体現されている。古典的な緻密さと現代的な情熱が融合された、飾り気のないミニマルな美メロチューンが誕生した。

シングル「Run Away」の発表と同時に、ジャスティン・カミムラ監督による同曲のオフィシャルMVも公表された。ニューヨークのストリートの喧騒をバックに、混沌とした都会の中で一人ピアノ演奏に没頭するフリクタオの姿がシネマティックに描かれる。周囲の騒音や騒がしさをものともせず、彼は音楽だけに集中。静寂と平和、そして内省的ムードを伝えてくれる。そのビジュアル手法は、現代的かつブルータリズム的。高層ビルや明るいライト、密集して立ち並ぶ都市景観といった都会的美学に則ったもので、これらの印象的な映像は「Run Away」の瞑想的なサウンドにピッタリな背景を付け加える。都会の街の熱狂的エネルギーと、内省的で情感豊かな楽曲のニュアンスの間に、ダイナミックな対比が生み出されている。

Friqtao（フリクタオ）のプロフィール

パリで生まれ、英国を拠点に活動するピアニストの彼は、駅のストリートピアノを即興演奏の舞台に変貌させ、380万人のTikTokフォロワーの心を掴み、ポップ/ヒップホップのピアノ演奏をバイラル化。トレードマークのビーニー帽とヘッドフォンは、今では彼の代名詞となり、2025年には新たなチャプターが待ち受ける。

間もなくリリースされる待望のデビューEP。そしてこれまでオンラインで彼の軌跡を追ってきたファンとの直接交流の場であるライブパフォーマンスに挑戦する。

パリとロンドンで育った彼は、幼少期の自宅で大音量で聴いていたマイケル・ジャクソンから、後に発見したアヴィーチーやXXXテンタシオンまで、多様なジャンルの音楽を愛好し影響を受けており、パーソナルかつ革新的なサウンドを融合させている。

反骨精神溢れるフリクタオは、ギター教師の強い指示に従わず、音楽学校で何を学べるかを吟味した上で、ピアノに対する愛情を育むことに。留学中のパリの駅構内に置かれたピアノを見つけると、ハリー・スタイルズ、カニエ・ウェスト、マック・ミラーといったアーティストたちの楽曲をカバー。その動画が注目を浴び、中でも2022年のハリー・スタイルズの「As It Was」のカバー動画は爆発的反響を呼び、TikTokで連日話題となり、ファンとの交流を深めることに。現代的視点でピアノを身近な、生き生きとした存在にすることが彼の目標となり、情熱となった。

待望のデビューEPは、飾り気がなくミニマルでありながら、力強いピアノ主体の楽曲集であり、彼の人生、経験、そしてフロード・マンゴーズ（Flawed Mangoes）をはじめ“ポジティブに焦点を当てた”ミュージシャンたちから受けた影響が反映されている。