東日本大震災から14年が経つ今、災害支援の輪を全国に広げる被災地の人手不足解消を目指す「災害支援プロジェクト」を開始

― 特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンの「災害支援職場認証制度」を支援―

ディップ

2025年3月11日 14時00分

　ディップ株式会社（以下「当社」）は、「dip-NPO協働プログラム（※1）」で協働するNPO団体特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン（以下「ピースウィンズ」）を支援することで、被災地の人手不足解消を目指す「災害支援プロジェクト」（以下「本プロジェクト」）を開始いたします。　

　令和6年能登半島地震で大きな被害を受けた奥能登をはじめとした復興に向かう被災地では、震災の影響で多くの住民が避難を余儀なくされ、地域の労働力が大幅に減少しており、発災前のように業務を再開できない事業者が多数存在しているなど、被災地では様々な人手不足の課題を抱えています。

　ピースウィンズが運営する災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”」（以下、空飛ぶ捜索医療団）は、医療支援や物資の供給、住民の心理的ケアなど、被災地の最前線で復興と生活再建を支援する活動を続けています。しかしながら、既存の登録派遣隊員制度（※2）では、派遣可能な人数や活動内容に限界があり、被災地が必要とする労働力のニーズに十分に応えられない状況が続いています。一方、災害支援に協力したくてもどのように取り組むべきか具体的な方法がわからない企業が多いのも現状です。

　そこで当社は、「dip-NPO協働プログラム」の一環として被災地支援の輪を拡大していくべく、本プロジェクトを開始いたします。被災地支援の豊富な知見とノウハウをもつピースウィンズの「空飛ぶ捜索医療団災害支援職場認証制度」を支援し、平時から空飛ぶ捜索医療団とともに災害支援に協力的な企業ネットワークの創出を行い、有事には空飛ぶ捜索医療団が被災地のボランティアニーズの把握から認証企業との連携までを行い、被災地の人手不足解消を目指します。まずは一部の企業にて検証を行い、より災害支援に効果的なプロジェクトを検討していきます。

（※1）dip-NPO協働プログラムについて：https://www.dip-net.co.jp/news/1990

（※2）空飛ぶ捜索医療団ARROWS　「ロスター」について：https://arrows.peace-winds.org/roster/

■本プロジェクトの概要

被災地のボランティア隊員を増やすことを目的に、当社の顧客企業へ「災害支援職場認証制度」への参加を働きかけます。

▼災害支援職場認証制度について

ピースウィンズの災害支援に対して企業が「協力の意思」を示し、自己認証を行うことで認証される制度です。本制度を通して災害意識を高めることで被災地支援に必要なボランティア人材の確保に繋げていきます。

なお、認証企業に対して以下の支援を行います。

1．店舗で災害支援を募る活動をサポート

災害支援ポスターの掲出、募金用のQRコードの設置を行い、支援を募る活動をサポートいたします。

2．災害支援研修動画の無料提供

社員の災害時の防災に対する意識改革、対応力を向上させることを目的に、ピースウィンズが制作している災害支援研修動画を無料で提供いたします。

3．被災地における雇用創出の支援を目的とする「バイトル」特設ページで認証企業の紹介

当社が運営する求人情報サービス「バイトル」において「災害支援職場認証制度」の特設ページを設置いたします。

■空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”の活動

■dip-NPO協働プログラムについて

当社は、「Labor force solution company」というビジョンを実現すべく、「多様な就業機会の創出 / 雇用ミスマッチの解消」「人材力・経済生産性の向上 / 働きがいのある職場づくり」「DEIの推進 / 人権の尊重」など全4項目を事業活動におけるマテリアリティ（重要課題）として掲げ、労働市場における様々な課題の解決に取り組んでおります。

　現在、多くの社会課題を解決するべく企業や政府・自治体がそれぞれの立場で取り組みを行っていますが、その間に取り残されている課題が多く存在しているのも事実です。そのような取り残された課題を解決すべく、NPOなど多くの公益活動団体が活動しています。そこで当社が展開する事業とNPOの社会活動を掛け合わせることにより、さらなる社会課題解決につなげることができると考え、2023年9月より本プログラムを開始しております。

特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン概要

　国内外で自然災害、あるいは紛争や貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人びとを支援する日本発の国際協力NGOで、大西健丞により1996年に設立されました。これまでに世界41の国と地域で活動してきました。また、災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"」の運営や地域活性化、日本の犬の殺処分ゼロを目指した動物の保護・譲渡活動「ピースワンコ・ジャパン」など、社会課題の最前線で解決に全力を尽くす、ソーシャルイノベーション・プラットフォームとして挑戦を続けています。

当社概要

労働市場における諸課題を解決し、誰もが働く喜びと幸せを感じられる社会の実現を目指す“Labor force solution company”をビジョンに掲げ、人材サービス事業とDX事業を運営しています。企業理念「私たちdipは夢とアイデアと情熱で社会を改善する存在となる」のもと、事業活動を通じて持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

社　名：ディップ株式会社（dip Corporation）

代　表：冨田英揮（代表取締役社長兼CEO ）

本　社：東京都港区六本木3-2-1 六本木グランドタワー31F

電　話：03-5114-1177（代表）

設　立：1997年3月

資本金：1,085百万円（2024年2月末現在）

従業員数：2,964名（2024年4月1日現在の正社員）※契約・アルバイト･派遣社員除く

事業内容：人材サービス「バイトル」「スポットバイトル」「バイトルNEXT」「バイトルPRO」「はたらこねっと」、看護・介護業界の転職支援サービス「ナースではたらこ」「介護ではたらこ」などの運営、DXサービス「コボット」の開発・提供、他

上場証券取引所：東京証券取引所（プライム市場）

売上高： 537億円（2024年2月期）

URL：https://www.dip-net.co.jp/

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