インフラメンテナンスAIスタートアップ「AIVALIX株式会社」への出資について
~インフラ設備の予防保全・維持管理の高度化を推進~
東京ガス株式会社(取締役 代表執行役社長 CEO:笹山 晋一、以下「東京ガス」)は、このたびAIを活用したインフラメンテナンスの高度化に取り組むAIVALIX(アイヴァリックス)株式会社(代表取締役社長 CEO:中山 太洋、以下「AIVALIX」)へ出資(以下「本出資」)しました。
社会インフラの老朽化や保全業務を担う人材の不足が進むなか、限られた人員・予算のもとで設備の状態やリスクに応じた効率的かつ計画的な維持管理を行うことの重要性が高まっています。AIVALIXは、上下水道、ガス、プラントなどのインフラ領域を対象に、設備データや点検・故障履歴等をAIで分析し、故障・劣化リスクの可視化・予測や、点検・更新の優先順位付け、保全・予算計画の策定など、インフラ事業者の意思決定を支援するプロダクトおよびソリューションの開発・提供に取り組むスタートアップです。AIVALIXが持つAI技術および事業開発力と、東京ガスグループがエネルギー・インフラ事業を通じて培ってきた設備管理の知見や顧客基盤を組み合わせることで、インフラ設備の維持管理のさらなる高度化が可能になると考え、本出資を決定しました。なお、AIVALIXにとって初となる事業会社からの出資です。
本出資を機に、東京ガスグループが有するインフラ設備の管理・運用に関する知見と、AIVALIXのAI技術を組み合わせた取り組みを進めます。具体的には、東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社(代表取締役 社長執行役員:上中 孝之、以下「TGES」)が提供しているインフラ管理ソリューション「TUMSY®」(*1)とAIVALIXのAIプロダクト「INFRAI」の連携も視野に入れ、まずは水道事業領域における活用検討および水道事業者への共同提案を実施します。
水道事業領域における活用イメージ

将来的には、水道分野で得られた知見も生かしながら、ガス、プラントなどのさまざまなインフラ領域への展開を検討します。AIVALIXのAI技術と東京ガスグループの事業基盤・現場知見を掛け合わせることで、インフラ事業者が抱える維持管理業務の効率化・高度化に貢献するソリューションの創出を目指します。
東京ガスグループは今後も、AIVALIXをはじめとする国内外のスタートアップとのオープンイノベーション(*2)を通じて、先進的なデジタル技術と、エネルギー・インフラの現場で培ってきたリアルな知識・経験を掛け合わせ、インフラ設備の予防保全や維持管理の省力化・高度化に貢献していきます。また、グループ経営ビジョン「Compass2030」で「価値共創のエコシステム(*3)構築」を掲げ、一人ひとりの暮らしから地域社会にいたるまでの多様な課題を解決するさまざまなサービスを創出・提供し、お客さまとともに「脱炭素社会の実現」に貢献してまいります。
■関係者コメント
(AIVALIX株式会社 代表取締役社長 CEO 中山 太洋 コメント)
明治の創業以来、日本のエネルギー・インフラを支え続け、創立140周年を迎えられた東京ガスと資本業務提携させていただけたことを、大変光栄に思います。インフラ老朽化と担い手不足は、いま日本が直面している大きな構造課題です。AIVALIXは、AIによる劣化予測から更新計画、アセットマネジメント・経営戦略の策定までを一気通貫で支援するAIプロダクト「INFRAI」を通じて、限られたリソースを、どの管路・設備に、いつ、どれだけ割り当てるかという複雑な意思決定を、データに基づいて最適化する基盤づくりに取り組んできました。東京ガスグループが長年培ってきた現場の知見と顧客基盤に、私たちの先進的なAI技術とスピード感のある事業推進力を掛け合わせることで、上下水道を起点に、ガス、プラントへと、我が国の重要インフラのあり方そのものを変革していけると確信しています。次の100年も、当たり前に水が届き、まちに灯りがともる。その未来を、東京ガスとともに実装してまいります。
(東京ガス株式会社 執行役員 DX推進部長 岸澤 剛 コメント)
今回、AIVALIXへの出資を通じて、同社との連携を本格的に開始できることを嬉しく思います。社会インフラの老朽化や担い手不足が進む中、限られた人員や予算で設備を安全かつ持続的に維持していくためには、デジタル技術を単に導入するだけでなく、現場の業務や意思決定に組み込み、実際の価値につなげていくことが重要です。AIVALIXは、インフラの現場に寄り添い、AIによる劣化・故障リスクの予測にとどまらず、設備の維持管理に関する意思決定までを支援しようとしており、その構想と事業開発力に大きな可能性を感じています。今回の出資を機に、東京ガスグループの設備管理の知見とAIVALIXのAI技術を掛け合わせ、インフラ分野における新たなソリューションの創出と社会実装を進めていきます。
■AIVALIXの会社概要

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項目 |
内容 |
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会社名 |
AIVALIX(アイヴァリックス)株式会社 |
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代表者 |
代表取締役社長 CEO 中山 太洋 |
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所在地 |
東京都文京区本郷5丁目29番13号 |
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設立 |
2024年4月23日 |
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事業内容 |
人工知能等の先端デジタル技術および現場の専門知を活用したインフラ業界における課題解決を支援するAIプロダクトおよびAIソリューションの研究・開発・提供 |
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Webサイト |
*1:Total Utility Mapping Systemの略称。1970年代後半に東京ガスグループが実用化し、約50年にわたり改良を重ねている設備管理向けマッピングシステムのGISソフトウェア。事業実績として全国約150事業体に導入(26年8月時点)。TUMSYはTGESの登録商標です。詳細はこちら
*2:東京ガスグループの主なスタートアップとの共創・投資事例はこちら
*3:多くの企業が、それぞれ強みを持つ領域の技術・ノウハウ・知見を持ち寄り新たな価値を創出していく事業生態系
以上
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