パート・アルバイトでの就労希望理由、女性は26.2%が「扶養の範囲内がいいから」。正社員を希望する女性の理由は「安定」が最多の76%
【2024年9月イーアイデム会員対象 仕事探しに関するアンケート調査】
総合人材情報サービスの株式会社アイデム(本社:新宿区新宿/代表取締役社長:椛山 亮)は、2024年9月に総合求人サイト『イーアイデム』を通じて求人に応募した会員を対象に仕事探しに関する調査を実施しましたので、結果を一部抜粋してお知らせします。
調査結果
【パート・アルバイトを希望する理由】
女性は男性よりも「扶養の範囲内で働きたいから」の回答が21.9ポイント高い26.2%、「生活との両立を図りたいから」は15.4ポイント高い41.8%
【正社員を希望する理由】
「将来にわたって安定して働きたいから」61.0%、「社会保険に加入できるから」35.1%、「他の雇用形態より収入が得られると思うから」28.6%
女性は男性よりも「将来にわたって安定して働きたいから」の回答が22.2ポイント高い76.0%
【仕事で感動を覚えた経験】
「自分が携わった仕事で、誰かの心を動かした経験がある」32.1%、「誰かの仕事で心を動かされた経験がある」23.8%
【仕事を通じて自分や第三者に感動を与えることができるとしたら、どんな仕事がしたいか】
「平穏な日常を保つための仕事」41.7%、「新しい発見や気づきをもたらす仕事」31.9%、「物事に一緒に取り組んで高みを目指す仕事」31.1%
調査結果の詳細(一部抜粋)
【回答者プロフィール】
【パート・アルバイトを希望する理由】
女性は男性よりも「扶養の範囲内で働きたいから」の回答が21.9ポイント高い26.2%、「生活との両立を図りたいから」は15.4ポイント高い41.8%
求人に応募した、パートまたはアルバイトを希望する人に、なぜその雇用形態を希望するのかをきいた(複数回答)。最も多かったのは「自分の都合のよい時間や曜日に働きたいから」で54.8%、次いで「生活との両立を図りたいから」が34.2%、「すぐに働き始めたかったから」が29.5%となった。
性別との関係をみると、「男性」のほうが「女性」よりも「正社員としての職が得られないから」が6.5ポイント高くなった。可能であれば正社員として働きたいと考えている人の割合が「女性」よりも高かった。
一方、「女性」のほうが「男性」よりも「扶養の範囲内で働きたいから」が21.9ポイント高い26.2%、「生活との両立を図りたいから」が15.4ポイント高い41.8%、「自分の都合のよい時間や曜日に働きたいから」が12.4ポイント高い61.0%となった。家庭の仕事との兼ね合いでパートタイムを希望していたり、収入に目安を設けて仕事をしたい人が男性よりも多いことがわかる。
【正社員を希望する理由】
「将来にわたって安定して働きたいから」61.0%、「社会保険に加入できるから」35.1%、「他の雇用形態より収入が得られると思うから」28.6%
女性は男性よりも「将来にわたって安定して働きたいから」の回答が22.2ポイント高い76.0%
求人に応募した、正社員雇用を希望する人に、なぜ正社員を希望するのかをきいた(複数回答)。最高値となったのは「将来にわたって安定して働きたいから」が61.0%、次いで「社会保険に加入できるから」が35.1%、「他の雇用形態より収入が得られると思うから」が28.6%となっている。
性別との関係をみると、「男性」のほうが「女性」よりも「他の雇用形態より収入が得られると思うから」が24.5ポイント、「自身のキャリア(仕事経験や意識・技術等)を維持・向上したいから」が14.8ポイント、「興味のある仕事が正社員での募集だったから」が13.2ポイント高くなった。仕事内容やキャリアを重視して仕事探しを進めていた人の割合が「女性」よりも高かった。
一方、「女性」のほうが「男性」よりも「将来にわたって安定して働きたいから」が22.2ポイント高い76.0%となった。「将来にわたって安定して働きたいから」は76.0%と、最も多くの回答を集めている。このことからも、女性たちが安定して長く働けるかどうかを重要視していることがわかる。
【仕事で感動を覚えた経験】
「自分が携わった仕事で、誰かの心を動かした経験がある」32.4%、「誰かの仕事で心を動かされた経験がある」23.8%
求人に応募した人に、今までに「自分が携わった仕事で、誰かの気持ちを動かした経験」はあるか、または「誰かの仕事で心を動かされた経験」はあるか、きいた。何らかの経験がある人は全体で39.6%で、「自分が携わった仕事で、誰かの心を動かした経験がある」人は32.1%、「誰かの仕事で心を動かされた経験がある」人は23.8%となった。
心を動かした経験は、相手に感謝されたり、マニュアルにはない対応に仲間がついてきたりといった回答が多く上がった。対象者はお客様やサービス利用者であることが多かった。
心を動かされた経験は、自分だけでは力が及ばない部分への対応に感銘を受けたり、理想の仕事を進める姿に鼓舞されたといった内容が多かった。対象者は、先輩や上司、同じ職場の人物があげられる傾向があった。
【仕事を通じて自分や第三者に感動を与えることができるとしたら、どんな仕事がしたいか】
「平穏な日常を保つための仕事」41.7%、「新しい発見や気づきをもたらす仕事」31.9%、「物事に一緒に取り組んで高みを目指す仕事」31.1%
求人に応募した人に、仕事を通じて自分や第三者に感動を与えることができるとしたら、どんな仕事がしたいかきいた(最大3つ)。最も多かったのは「平穏な日常を保つための仕事」で41.7%、次いで「新しい発見や気づきをもたらす仕事」が31.9%、「物事に一緒に取り組んで高みを目指す仕事」が31.1%となった。
希望の雇用形態別にみると、「平穏な日常を保つための仕事」は「非正規希望の計(パート・アルバイト、契約・嘱託社員、派遣社員希望者の計)」が「正社員」より8.4ポイント高かった。反対に「満足するまで没頭できるように支える仕事」は「正社員」のほうが7.2pt高かった。
年代別にみると、「30代以下」では「心から楽しんでもらう環境を提供する仕事」が41.0%だった。自分たちも楽しい、関わる人も楽しいといった、楽しい喜びにつながる仕事が感動に関わると考えているようだ。「60代以上」では「迷っている人を助けたり、背中を押してあげる仕事」が28.7%だった。ほかの年代より人生経験が豊富であることを活かし、後世を後押しすることが感動につながるととらえているようだ。
調査・分析担当者のコメント
9月のアンケートでは、仕事を通じた感動についてきいています。仕事を通じて感動を与えることができるとしたら、どんな仕事がしたいかきいたところ(最大3つ)、最も多かったのは「平穏な日常を保つための仕事」(41.7%)、次いで「新しい発見や気づきをもたらす仕事」(31.9%)となりました。年代によって傾向が異なり、「30代以下」の人は「心から楽しんでもらう環境を提供する仕事」(41.0%)を選ぶ割合が高くなりました。
調査概要
調査対象:総合求人サイト『イーアイデム』の会員で、2024年9月1日~9月30日の期間に『イーアイデム』から求人に応募した人
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社アイデム
調査期間:2024年9月2日~10月5日
有効回答:470名
※調査結果は四捨五入のために合計が100%にならない場合があります
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