『島ぜんぶでおーきな祭 第14回沖縄国際映画祭』【開催の結果報告】
「島ぜんぶでおーきな祭 第14回沖縄国際映画祭」 (主催:沖縄国際映画祭実行委員会 運営:㈱よしもとラフ&ピース)は、 4/16(土)17(日)の2日間で開催され、全ての日程を終了しました。
沖縄県が本土復帰50周年の節目となる今年、記念すべき年に行われた島ぜんぶでおーきな祭では、県内各所で映画作品上映やステージイベント、アート展、ソーシャルビジネスコンテストなど各種イベントを実施いたしました。
また、最終日となる4/17(日)には、那覇市の国際通りで「島ぜんぶでおーきな祭」のメインイベントとなる「レッドカーペット」が行われました。コロナ禍の影響もあり、レッドカーペットは2019年以来の3年ぶりの開催となり、沿道には事前申し込みで集まった786席の観客が集まり、久しぶりの開催に胸を躍らせていました。さらに、今年3月に開局した「BSよしもと」ではレッドカーペットが独占生放送され、全国のファンにもお楽しみいただき、会場のお客様もスマホでご覧いただけました。
レッドカーペットは琉装を身にまとった踊り手たちによる四つ竹で華やかに開幕。映画出演者、監督から、イベントに出演するアーティスト、吉本芸人ら総勢133名が歩行し、華やかな姿を披露しました。レッドカーペットのトリには、かりゆしウェアを身にまとった桂文枝、西川きよしが登場。3年ぶりの開催ながら大勢の観客が集まったレッドカーペットを歩き終えた文枝は、「沖縄の地でも、このようにたくさんのお客様に来ていただいて、これからももっと根付いていけるように頑張ります」とコメント。西川も「少し縮小しましたが今回開催できると聞いて、喜び勇んでレッドカーペットを歩かせていただきました」と満面の笑顔を見せてくれました。
島ぜんぶでおーきな祭 第14回沖縄国際映画祭
(英語表記 14th OKINAWA INTERNATIONAL MOVIE FESTIVAL)
■ 開催期間
2022年 4月16日(土)~17(日)
■ 開催場所
那覇市国際通り周辺、桜坂劇場、琉球新報ホール、那覇市民ギャラリー、よしもと沖縄花月、首里観音堂、シアタードーナツ・オキナワ、イオンモール沖縄ライカム、シネマパレット ほか
■ 主催 沖縄国際映画祭実行委員会
■ 運営 株式会社よしもとラフ&ピース
■実施コンテンツ レッドカーペット、クロージングセレモニー、映画作品上映、ステージイベント(お笑い, 音楽, ダンス等のエンタテインメントショー)、沖縄本土復帰50周年企画展示、 ソーシャルビジネスビジネスコンテスト、アート展示、各種ワークショップ ほか
■ ホームページ www.oimf.jp
開催期間参加者数 のべ1万8000人
来場者数は、16日(土)17日(日)の映画祭開催会場で上映、イベントに参加した方と、配信コンテンツを視聴頂いた方々の参加者の合計数がのべ18,000人となりました。(4/17 20時現在)
2009年にスタートした沖縄国際映画祭は、2015年より「島ぜんぶでおーきな祭」と改称、“映画・音楽・ダンス・お笑い・ファッション・アート・スポーツ”など、総合エンタテインメントの祭典として春の沖縄を代表する年間通してのイベントに成長しました。
今開催は、感染予防に最大限配慮しつつ、3年ぶりの国際通りレッドカーペットを実施するほか、県内各所で映画作品上映やステージイベント、アート展、ソーシャルビジネスコンテストなど各種イベントを開催いたしました。
〔第1回約11万人(4日間)、第2回約38万人(8日間)、第3回約31万人(8日間)、第4回約41万人(8日間)、第5回約42万人(8日間)、第6回約38万人(5日間)、第7回約40万人(5日間)、第8回約35万人(4日間)、第9回約33万人(4日間)、第10回25万人(4日間)第11回30万人(4日間)、第12回 感染症拡大防止のためイベントは中止、第13回 2万5千人※映画上映のみ〕
上映作品(舞台挨拶)のご紹介
今年の沖縄映画祭では、沖縄本土復帰50年を記念して、沖縄にまつわる作品を多数ご用意し、那覇市「桜坂劇場」を中心に「よしもと沖縄花月」や「シネマパレット」、「シアタードーナッツ・オキナワ」にて24作品を上映。また、県外の方にもお楽しみいただけるオンライン上映も実施いたしました。
■ 映画上映作品本数
【劇場上映】
上映プログラム作品数: 24作品
内訳)
・特別招待作品 (6作品)
・特別上映作品 (7作品)
・沖縄ヒストリカルムービー (3作品)
・地域発信型映画 (4作品)
・クリエイターズ・ファクトリー受賞監督新作(3作品)
・シアタードーナッツ・オキナワ連携企画(1作品)
【オンライン上映】
上映プログラム作品数: 12作品
内訳)
・特別招待作品 (3作品)
・特別上映作品 (2作品)
・沖縄国際映画祭アーカイブ上映(4作品)
・京都国際映画祭連携企画(3作品)
各種イベントのご報告
沖縄本土復帰50周年企画
「OKINAWA MEMORIES AND RECORDS -沖縄・記憶と記録-」
沖縄本土復帰50年を迎えるにあたり、「記憶と記録」をキーに「沖縄の芸能文化におけるカタログ・2022年度版」を作る壮大なアプローチの途中段階をみせる展示企画となっており、沖縄芸能年表をベースに、「オキナワグラフ」が所有する貴重な写真と、ラジオ沖縄が持つ沖縄音楽の豊富なレコードで表現するインスタレーションを那覇市民ギャラリーにて開催しました。その一環で行われた、
スペシャルトーク&レコードコンサート「沖縄の音楽史から紐解く、沖縄・記憶と記録」では、企画プロデューサーの立川直樹さんと島唄研究家の小浜司さんのトークとともに、高級オーディオブランド『Technics』の最高峰『リファレンスシステム』を使用し、貴重なレコード盤など沖縄の音楽が楽しめる、まさにスペシャルなイベントとなりました。
琉球古典音楽演奏会「首里の景音(かげね)」
4月16日(土)、那覇市の首里城近くにある臨済宗妙心寺派慈眼院、通称「首里観音堂」にて、『琉球古典音楽演奏会 首里の景音(かげね)』が開催されました。このイベントは首里の高台から那覇を一望でき、琉球王朝時代より沖縄を見守り続ける首里観音堂に、琉球古典音楽界の次代を担う若手実演家が一堂に会し、2019年に火災により一部が消失してしまった首里城の復興を祈る一夜限りの演奏会となりました。
琉球古典音楽の認知度を上げたいと話し、古典音楽を中心とした音楽会になったと感慨深くコメントした親川さん。「シンプルにそぎ落とされた古典音楽は、(聞く人・見る人によって)受け取り方や曲の色んな解釈が生まれるので、そこを感じてもらえたら嬉しい」と琉球古典音楽の楽しみ方、魅力を伝えてくれました。
島ラブ祭 ソーシャルビジネスコンテスト
Powered by Yunus Social Business
4月16日、那覇市の琉球新報ホールにおいてソーシャルビジネスコンテスト「島ラブ祭2022」が行われ、司会はガレッジセールとハイビスカスパーティーのちあきが務めました。地域の課題に対しビジネスでの解決を目指すこのプロジェクトは、2022年1月から「島ぜんぶでうむさんラブ(島ラブ)」という名前でスタート。活動を通じて社会や地域の課題に取り組む輪が自然と広がる沖縄を目指しており、発足当初から大きく2つの意味で注目されました。そのひとつが、休眠預金を活用した事業であること、そしてもうひとつが2006年のノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス博士の考え方に基づいた手法を取り入れたことです。
コンテストは観客の投票によって選ばれ、グランプリには投票総数の半分近い票を集めたアシタネプロジェクトに。自らが引きこもりであった経験を語り、仲間と一緒にビジネスを通じて、人にやさしい沖縄を実現していこうとする姿が多くの観客の支持を集めたようです。
沖縄はもともとゆいまーるや模合といった相互扶助の仕組みが息づいている場所だけに、ソーシャルビジネスが広まる土壌はすでに出来上がっています。人と人が支えあい、笑顔につながるソーシャルビジネスは吉本興業らしさが漂うビジネスコンテストとなりました。
LAUGH&PEACE LIVE - Spirits of RYUKYU 「UTAGE〜宴〜」
4月17日(日)那覇市の琉球新報ホールにて「第14回沖縄国際映画祭 島ぜんぶでお~きな祭」の最後を締めくくるエンタテインメントショー『LAUGH & PEACE LIVE SPILIT OF RYUKYU-UTAGE-』が開催されました。出演は、かりゆし58の前川真悟さん、GABEZ、なかのまちヤカラーズのみなさん、国際明武館剛柔流空手道連盟総本部八木道場のみなさん、沖縄市久保田青年会のみなさん、R∞2さん、上間綾乃さんら。MCはガレッジセールが務めました。クライマックスは、かりゆし58の前川真悟さんによるスペシャルライブ。お母樣に捧げたというかりゆし58の代表曲『アンマー』を披露すると、ここで素敵なサプライズ。なんと、前川さんのご両親が舞台に登場。前川さんは、お母様が実は以前から歌手デビューするのが夢だったというエピソードを笑いを添えながら明かし「いくつからでも人は音楽を届けられます。沖縄の芸能の懐の深さを表現したかった」という思いを述べ、ご両親と3人で歌い上げます。会場があたたかく大きな拍手で包まれたまま、最後は『オワリはじまり』を歌い「どうかいい春を!」という力強いメッセージでスペシャルライブを締めくくりました。
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