たてのひろし作・かわしまはるこ絵『あまがえるのたんじょう』絵本原画展・巡回開催決定！

株式会社世界文化ホールディングス

2023年4月28日 10時46分

小学館児童出版文化賞受賞作家・たてのひろしと、生物画家・かわしまはるこが描く大人気絵本シリーズの最新刊『あまがえるのたんじょう』の出版を記念した原画展が、各地で巡回開催されます。細部まで丁寧に描きこまれた美しい自然描写や、いきいきとしたいきものたちの姿をぜひその目でご覧ください。

「3匹のあまがえるシリーズ」ついに完結！『あまがえるのたんじょう』絵本原画展開催

小学館児童出版文化賞受賞作家・たてのひろしと、生物画家・かわしまはるこが描く大人気絵本「3匹のあまがえるシリーズ」。三部作最後の物語となる本作では、かえるたちの「誕生」から「出会い」までの物語が描かれています。おたまじゃくしとして水の中に生まれた小さないのちが、かえるの姿に成長して水の外へと旅立っていくドラマを、精細な筆致で描き出したかわしまさんの作品はまさに圧巻。

絵本の出版を記念し、かわしまさんが本作のために描き下ろした原画を間近でご覧いただける巡回展を開催いたします。ぜひともご来場ください。

『あまがえるのたんじょう』絵本原画展　巡回スケジュール

●4月28日（金）～５月25日（木）
【丸善丸の内本店】
　〒100-8203　東京都千代田区丸の内1-6-4 丸の内オアゾ1階～4階　TEL：03-5288-8881
　https://honto.jp/store/detail_1572000_14HB310.html

●6月7日（水）～6月25日（日）
【お茶が飲める絵本の店ティール・グリーン in シード・ヴィレッジ】
　〒146-0083　東京都大田区千鳥2−30−1　TEL：03-5482-7871
　http://teal-green.com/

●7月5日（水）～7月18日（火）
【子どもの本専門店＆カフェブックハウスカフェ】
　〒101-0051　東京都千代田区神田神保町2-5　北沢ビル1F　TEL：03-6261-6177
　https://bookhousecafe.jp/

●7月下旬～8月中旬
【ジュンク堂書店池袋本店】
　〒171-0022　東京都豊島区南池袋２-15-５　TEL：03-5956-6111
　https://honto.jp/store/detail_1570019_14HB320.html

●9月30日（土）～10月26日（木）
【飯能市立図書館】
　〒357-0031　埼玉県飯能市山手町19-5　TEL：042-972-2114
　https://www.hanno-lib.jp/institution/cat/shiritsu.html

生物画家かわしまはるこさんが描くみずみずしい世界

かわしまさんのアトリエには、かえるたちの飼育水槽がたくさん並んでいます。毎日のようにかえるたちの様子を観察し、スケッチを描きとめ、絵本制作のイメージづくりを続けてきたそうです。飼育下と自然環境下では生き物の行動は異なるため、自然の中でくらしているかえるたちの様子を見に、水田でのフィールド取材も何度も行ったといいます。かわしまさんが描くみずみずしい自然描写や生き物たちの豊かな表情は、そのような絶え間ない観察の日々から生まれているのです。

誰もが一目ぼれした”いのちの絵本”「3匹のあまがえる」シリーズ

『あまがえるのたんじょう』刊行にあたり、シリーズのファンからたくさんのメッセージをお寄せ頂きました。その一部をご紹介致します。

■『あまがえるのたんじょう』を読んだあと、「こっちも、よんで！」と手にしたのは、『あまがえるのかくれんぼ』。その次は『あまがえるのぼうけん』でした。夢中になって楽しんでいます。（３歳５か月のママ）

■1ぴきのあまがえるが、はじめて水の中から外に出て、「ふわーあ！」と大きく息をすいこんだとき、ぼくも一緒に外の世界にむかって走り出したくなりました。（小学２年生）

■『あまがえるのたんじょう』を読んでからあらためて『あまがえるのかくれんぼ』を読むと、ラッタ、チモ、アルノーの物語が奇跡に思えます。生きるってすごいこと。そのきらめきを失わず全うしたい。（丸善丸の内本店　兼森理恵さん）

■ずっと続いていくような広がりのある物語と、全身全霊を込めて描かれているような壮大さなのに、そんな苦労をちっとも押し付けてこない軽やかな絵とが共振して幾重にも素晴らしい本になっていると感じました。（ブックハウスカフェ　茅野由紀さん）

■ものには全て誕生と死があり、永遠にあるのではなく、波のように生まれては消え消えては生まれるのだとこの絵本たちは教えてくれます。喜び祝いたい！生きている今を。（丸善丸広百貨店飯能店　福島亮子さん）

■愛らしい３人組、ラッタ、チモ、アルノーがこんなふうに生まれて出会っていたとは！？　おしまいの言葉にドキッ！　心が躍りました。（ティール・グリーン in シード・ヴィレッジ　種村由美子さん）

成長することへの戸惑いや喜び、今日という日を懸命に生きていくしたたかさ…。美しくも厳しい自然の中で「今を生きる」あまがえるたちの”いのちの輝き”を描いた物語は、わたしたちに明日を生きる勇気をくれます。

著者プロフィール

作●たてのひろし（舘野鴻）
1968年、神奈川県生まれ。絵本作家・生物画家。幼少期より、熊田千佳慕氏に師事。美しい細密画で多く
の人々を魅了している。2017年、『つちはんみょう』（偕成社）で小学館児童出版文化賞を受賞。絵本に、『しでむし』『ぎふちょう』『がろあむし』（偕成社）、『ねことことり』（世界文化社）など、読み物に『ソロ沼のものがたり』（岩波書店）がある。

絵●かわしまはるこ
1967年、埼玉県生まれ。生物画家。2006年より舘野鴻氏に師事し、昆虫や植物などの観察法や生物画を本
格的に学ぶ。絵本に『あまがえるのかくれんぼ』（世界文化社）、『いしがきのすきまに』（福音館書店）、挿絵に『野鳥が集まる庭をつくろう』『世界の美しき鳥の羽根』（誠文堂新光社）などがある。10年以上、あまがえるの飼育と観察を続けている。