JR4社・JALが巡礼・精神文化をつなぐ新たな広域観光の取り組みを開始

~巡礼・精神文化に触れ、心と人生を豊かにする新たな旅の価値を創出〜

東日本旅客鉄道株式会社

○東日本旅客鉄道株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:喜㔟 陽一、以下「JR東日本」)、東海旅客鉄道株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:丹羽 俊介、以下「JR東海」)、西日本旅客鉄道株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:倉坂 昇治、以下「JR西日本」)、四国旅客鉄道株式会社(本社:香川県高松市、代表取締役社長:四之宮 和幸、以下「JR四国」)、と日本航空株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:鳥取 三津子、以下「JAL」)は、共同でインバウンドを対象とした巡礼・精神文化をつなぐ新たな広域観光の取り組みを開始します。

○本取り組みは、「出羽三山」、「熊野古道」、「四国遍路」という日本を代表する巡礼・精神文化のフィールドを軸に、名所を巡る消費型観光に代わる新しい旅として、体験性・精神性や地域交流・学びを重視しウェルビーイング(Well-Being)が高まるサステナブルな旅のかたちを推進し、地域の課題解決と持続可能な未来の創造に貢献します。

1. 本取り組みの概要

⑴ 背景

•  訪日需要が拡大するなか、地域固有の自然や精神文化に触れながら、自身を見つめ直し心の豊かさを得るウェルビーイングを高める旅への関心が高まっています。

•  一方で、旅行者の訪問先は大都市圏に集中する傾向があり、海外からの誘客のためには、地方への誘客促進や地域経済への波及効果の拡大が重要な課題となっています。

 

⑵ 目的

こうした環境を踏まえ、本取り組みでは、「巡礼」「祈り」「再生」といった日本各地で受け継がれてきた巡礼・精神文化を軸に、以下の目的を実現していきます。

•  各地域が守り伝承してきた歴史・文化・自然の価値を広域でつなぎあわせ、次世代へ継承していくことで、旅行者一人ひとりと地域双方のウェルビーイングを高める高付加価値な訪日体験の創出に取り組みます。

•  5社の連携により、広域観光モデルを構築し、立体型観光※を推進するとともに、長期にわたり繰り返し訪れることで、地域の価値をより深く理解するサステナブルな観光を目指し、地域課題の解決を図ります。

※立体型観光:鉄道と航空など複数のモビリティを組み合わせて旅程を組む新しい旅行スタイル。複数のモビリティを組み合わせることで、より自由度の高い広域周遊の実現を目指す。

▼広域観光モデルのイメージ

※画像・イラスト・地図はイメージです

⑶ 5社連携による新規性

•   これまでのインバウンドプロモーションは、エリアごとの魅力発信や移動手段の提供が主でしたが、本取り組みはJR4社のエリア内の移動・観光インフラとJALの航空ネットワークを掛け合わせた情報発信を行うとともに、旺盛なインバウンド需要を地方へも誘導することにより、地域経済の活性化を図ります。

•   航空・鉄道・地域交通を円滑に接続するシームレスな移動環境の整備を進めることで、旅行者が各地域を快適に体験できる環境の充実を図ります。

⑷ プロジェクトの核となる3か所のフィールド

1.出羽三山

写真提供:DEGAM鶴岡ツーリズムビューロー

 月山、羽黒山、湯殿山を巡る出羽三山詣は、古来より「生まれかわりの旅」として知られ、自然と信仰が息づく特別な地です。山岳信仰の霊性に触れながら心身を整える体験は、ウェルネスや精神性を重視する旅行者にとって大きな魅力となります。

 つるおか観光ナビ(DEGAM鶴岡ツーリズムビューロー):https://www.tsuruokakanko.com/ 

 thedewasanzan.com:https://thedewasanzan.com/ 

2.世界遺産 熊野古道

写真提供:熊野本宮観光協会
©NACKT
写真提供:三重県観光連盟

 熊野古道は、千年の祈りが息づく巡礼路として、ユネスコの世界文化遺産にも登録されるなど国内外から高い評価を受けています。苔むす石畳や深い森を歩く体験は、観光を超えた内省と再生の時間を提供し、日本ならではの深い文化体験を訴求します。

東紀州観光手帖:https://kumanokodo-iseji.jp/ 

田辺市熊野ツーリズムビューロー:https://www.tb-kumano.jp/ 

那智勝浦観光サイト:https://nachikan.jp/ 

新宮市観光協会:https://www.shinguu.jp/ 

3.四国遍路

写真提供:NPO法人 遍路とおもてなしのネットワーク
写真提供:善通寺
写真提供:善通寺

 弘法大師ゆかりの八十八ヶ所の札所(寺院)をめぐる四国遍路は、世界でも稀有な回遊型巡礼路です。約1,200kmにわたる旅路には、壮大な自然、人とのふれあい、そして「お接待」に象徴される地域のおもてなし文化が息づき、長期滞在や周遊型旅行との高い親和性を備えています。   

四国八十八ヶ所霊場会:https://88shikokuhenro.jp/ 

2.  具体的な施策

⑴ 特設HPの公開

 本日より、巡礼・精神文化と「出羽三山」「世界遺産・熊野古道」「四国遍路」を紹介する特設ページを公開し、訪日旅行者に向けた認知拡大と広域観光モデルの発信強化を推進します。

URL:https://en.japantravel.com/feature/sacred-journeys 

本HPは、順次内容を更新し、内容の拡充を図ります。

⑵ 3つのフィールドを結び合わせる共通ブランディングの策定

 ブランディング策定のためのワークショップを、9月から10月頃にかけて関係者を対象に実施します。本ワークショップには、地域のみなさまにもご参加いただき、地域のみなさまと一体となってブランディングを策定していきます。

 また、外国人クリエイター・コピーライターを起用することで、訪日旅客に届くブランディングを行います。5社で共通のブランディングを策定した上で、各社のネットワークを掛け合わせた情報発信を行い、各社単体ではアプローチし得なかった新たなターゲット層へ訴求してまいります。

⑶ 海外メディアへの共同情報発信やデジタルプロモーション

 海外メディアでの情報発信やWeb広告などを活用したプロモーションを、ブランディング策定以降順次実施し、更なる認知拡大を図ります。

      

⑷ 3つのフィールドへの「エキタグ」展開

 3つのフィールドをめぐるエキタグ(多言語版)を11月頃より展開します。「エキタグ」により、長期にわたり複数回の来日のきっかけ作りをします。また、エキタグの実績データから旅行者の回遊状況を分析することで、次なる施策につなげます。

画面イメージ

【「エキタグ」について】

株式会社ジェイアール東日本企画が提供する駅スタンプアプリで、駅などに設置された 「NFCタグ」へスマートフォンをかざすことで、設置された場所のスタンプをアプリ内のデジタルスタンプ帳で収集することができるアプリサービスです。駅などに設置されたスタンプのほか、期間限定のスタンプやイベントに連動したスタンプなどにも対応しています。 駅スタンプアプリ「エキタグ」の詳細は以下のホームページをご確認ください。

「エキタグ」公式ホームページ: https://www.ekitag.jp 

 ※「エキタグ」は、株式会社ジェイアール東日本企画の登録商標です。

エキタグアプリダウンロードはこちらから

⑸ 本取り組みでの展開メニュー

 各フィールドへのアクセス向上や周遊促進に加え、それぞれの歴史・文化・自然や巡礼・精神文化の魅力をより深く体感いただけるメニューを展開します。

1.出羽三山

メニュー

実施時期

出羽三山神社での特別記念品の配布

2026年秋頃~

羽黒山参籠所「斎館」で特別メニューの提供(調整中)

2027年以降

羽黒山や鶴岡市内の宿泊施設での羽黒山の香りをイメージしたノンアルコールジンの提供

2026年8月~9月の期間限定

JR鶴岡駅でのPRコーナー(フォトスポット等)、駅や特急「いなほ」車内でのPR案内放送の実施

2026年秋頃~

JR仙台駅⇔羽黒山頂 定期観光バスの運行

2026年7~9月の土日祝運転

ジャルパック商品のオプションとして「JR仙台駅⇔羽黒山頂 定期観光バス」の選択が可能

URL:https://www.activities.jalpak.co.jp/transport 

発売中

中村橋吾丈歌舞伎舞踊披露

開催場所:東北エプソンアクアリウムかもすい

【JRE MALL】

https://event.jreast.co.jp/activity/detail/a122/a122-2026-r002 

【KKday】https://www.kkday.com/ja/product/621366 

2026年9月7日

開催場所:羽黒山五重塔

【JRE MALL】

https://event.jreast.co.jp/activity/detail/a122/a122-2026-b001 

【KKday】https://www.kkday.com/ja/product/621354 

2026年9月14日

2.世界遺産・熊野古道

メニュー

実施時期

世界遺産 青岸渡寺での特別体験 【株式会社日本旅行で催行予定】

熊野修験山伏僧侶による1.「那智山行者堂」における秘法特別護摩行・法螺貝体験、2.通常非公開の国重・金剛界立体曼荼羅を展示する「瀧寶殿」の特別公開、3.三重塔の特別御案内がセットになった特別プラン。

2026年秋頃

世界遺産 補陀洛山寺での特別体験 【株式会社日本旅行で催行予定】

1.那智参詣曼荼羅の特別絵解き解説、2.秘仏三貌千手千眼観世音菩薩の特別御開帳がセットになった特別プラン。

2027年以降

手荷物配送サービス「手ぶらで熊野観光」

新宮駅前の新宮市観光協会にて午前中に預けた手荷物を新宮・那智勝浦・串本の指定宿泊施設へ当日中に配送。

【新宮市観光協会】https://www.shinguu.jp/new-events/detail/316 

実施中

「WEST QR 関西・南紀エリアパス」

南紀・京阪神エリアの普通・快速列車が乗り降り自由のQR乗車券をJALの羽田~南紀白浜便の航空券をご購入の訪日外国人旅行者のお客さまを対象に、一部の旅行会社で発売中。

詳細https://www.westjr.co.jp/travel-information/en/services-offers/air/jal-wakayama/ 

※なお、『世界遺産「高野山・熊野」聖地巡礼バス』をご利用いただくと、熊野古道エリアから四国遍路の結願後の高野山へのお参りへ、便利にアクセスいただけます。

【龍神自動車株式会社】https://www.ryujinbus.com/seichijyunrei/ 

発売中

東紀州エリアにおける、熊野古道伊勢路沿線駅等でのおもてなし

2026年秋以降

熊野古道伊勢路の英語ガイドツアー参加者への特別記念品配布

2026年秋以降

3.四国遍路

メニュー 

実施時期

英語ガイド付き 四国・香川のお遍路タクシー2泊3日の旅

[JR高松駅or高松空港発着]【株式会社ジャルパックで催行予定】

2026年8月下旬販売開始

第75番札所「善通寺」で職員による境内案内と特別拝観

2026年冬以降

第86番札所「志度寺」での特別体験(写経、写仏、枯山水の砂ざらえ等)

2026年冬以降

3.今後の展開について

 本取り組みは、一過性のプロモーションにとどまらず、中長期的な取り組みとして実施します。

まずは旅行会社との連携による国内航空路線とJR各社の鉄道を組み合わせたオリジナル旅行商品等の造成・販売、将来的にはチャーター便を活用した旅行商品等の造成や、観光人材不足・二次交通整備などの地域課題解決への貢献も目指します。さらには、各社との連携を深め、「鉄道と航空をシームレスにつなぐ移動体験の実現」や、「手荷物サービスの拡充」に向けて、検討を進めていきます。

※画像・イラストはすべてイメージです。

※施策の内容は変更になる可能性があります。

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会社概要

東日本旅客鉄道株式会社

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URL
https://www.jreast.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区代々木2-2-2 JR東日本本社ビル
電話番号
-
代表者名
喜㔟陽一
上場
東証1部
資本金
20億円
設立
1987年04月