ディノスが長岡造形大学・IKASAS DESIGNとの産学連携プロジェクトをスタート

～地域とつながり未来につながる、持続可能なものづくりを社会で即戦力として活躍できるプロダクトデザイナー人材を育成～

株式会社 DINOS CORPORATION

2023年6月8日 13時00分

　株式会社DINOS CORPORATION（本社：東京都中野区、代表取締役社長宇津洋一）は、デザインカンパニー・株式会社IKASAS DESIGN（本社神奈川県横浜市、代表取締役村上周平）とともに、公立学校法人長岡造形大学（所在地：新潟県長岡市、学長：馬場省吾）において、プロダクトデザインに関する産学連携プロジェクトを2023年6月からスタートし、本日8日より授業が開始されます。本プロジェクトでは、デザインだけではなく、企画から製造・販売に至るまでを学ぶ機会を学生に提供することで、実際の生活者ニーズに寄り添った「売れる」ものづくりができる、プロダクトデザイナー人材育成を目指します。

本産学連携プロジェクトには、長岡造形大学の「地域協創演習」を履修する、造形学部プロダクトデザイン学科学生13名が参加します。まず、今月スタートの第1フェーズでは、IKASAS DESIGNや当社による講義が行われ、その後、学生によるプロダクトの企画・デザイン案のプレゼンを経て、当社通販ブランド「ディノス」での販売を目指して選考が行われます。第2フェーズとなる11月からは、デザインの最終調整や試作、販売に向けたプロモーション立案等を予定しており、デザインが採用となった学生は、こうしたものづくりの流れを体系的に学ぶことができます（第2フェーズ参加は任意）。

　IKASAS DESIGN所属のデザイナーが同大学出身ということがきっかけで始動した今回の産学連携ですが、大学では、学生が授業でプロダクトデザインを学ぶものの、在学中に実社会で実装する機会は少なく、商業ベースのデザインとのギャップがあることが課題のひとつでした。そのため、本プロジェクトでは、価格やターゲット、素材や構造、品質など、様々な制約が重なる商業ベースでのものづくりを行い、それが実際にお客様の手元に届くまでの流れを経験してもらうことで、学生のクリエイティビティと、社会に出てから企業に求められることのギャップを縮め、実践ですぐに活躍できるプロダクトデザイナー人材の育成を目指します。

　さらに、大学がある新潟県長岡市に近い燕三条エリアは、長年、「ものづくりのまち」として知られており、今回採用となったデザイン案の試作・生産は、地元メーカーに依頼する予定です。また、新潟のものづくりの課題リサーチや、県内で生産・産出される素材を取り入れることをプロダクト企画の前提要件にするなど、学生が持つアイデアや発想を様々な点で地元・新潟と連携させることで、「ものづくりのまち燕三条」として、未来に向けて地元のものづくりの活性化も目指していきます。

【公立大学法人長岡造形大学 ※1　産学連携プロジェクト概要】