TOPPAN、「BioJapan 2024」に出展
細胞外小胞(エクソソーム)をイムノクロマト法で検出するTOPPANの技術と関連製品の展示でオープンイノベーションを加速
「BioJapan」(1986年~)は、世界で最も歴史のあるバイオテクノロジー展です。同時開催される「再生医療JAPAN」、「healthTECH JAPAN」とともに、アジア最大級のパートナリングイベントとして、多くの企業・スタートアップ・アカデミア・研究機関が参加しグローバルなオープンイノベーションが行われています。
TOPPANブース(展示会:BioJapan、小間番号:B-62)では、保有する細胞外小胞(エクソソーム)(※1)の検出技術・知的財産権のオープンイノベーションを加速し、早期診断や予防医学の発展に貢献すべく「エクソソームをイムノクロマト法(※2)で検出する技術」による研究用試薬キットや、デジタル画像のカラーマネジメント技術を用いたイムノクロマトの定量化技術、体外診断用医薬品の製造受託サービスについて紹介します。
また、アネックスホール(F202)において、新たな体液検査(リキッドバイオプシー(※3))の発展に資する、迅速簡易検出法(ラテラルフローアッセイ)と定量システムの可能性をテーマとしたランチョンセミナーを実施します。
■ 主な展示内容
1.保有技術「エクソソームをイムノクロマト法で検出」
TOPPANは、これまで培ってきたリキッドバイオプシーに関するエクソソームの検出技術を応用して、エクソソームをイムノクロマト法で検出する技術を開発し、特許を取得しました。この技術について詳細を展示するとともに、大日本塗料株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:里 隆幸、以下 大日本塗料)と2023年7月に特許ライセンス契約を締結し(※4)、大日本塗料より発売された研究用試薬キット「Exorapid-qIC ® 細胞外小胞用イムノクロマトキット」も展示します。
2.「CAM-FIT®」を用いたイムノクロマトの定量化技術
TOPPANが長年にわたる印刷事業の中で培ってきたカラーマネジメント技術を活用し、デジタル画像化した簡易検査イムノクロマトの検出結果を数値化・定量化する技術を紹介します。カラーマネジメント技術とは、ディスプレイやプリンタ、印刷物など異なるデバイス間で色の調整を行い、表示色の統一を図るためのものです。カメラ撮影した画像を適切な色に変換するサービス「CAM-FIT®」(※5)を用いて、撮影の光源環境・カメラに依存せずにイムノクロマトでの検出結果の数値化を可能としました。
3.体外診断用医薬品 製造受託サービス
TOPPANでは体外診断薬の製造受託や医薬品の包装など医薬・ヘルスケアの分野で様々な作業を受託しています。お客さまが開発した診断薬の「量産・梱包・出荷」に関し、TOPPANが展開する様々なサービスを紹介します。
・汎用キットの生産(プラスチックデバイスの成型)
・試薬の手分注・自動分注(ボトル・パウチへの液剤充填も可)
・関連部材の一括手配(紙箱・アルミピロー・添付文書など)
・アッセンブル(組立て・包装・作業モニタリングなど)
■セミナー情報
セミナータイトル | 細胞外小胞を利用した医療応用への可能性 :革新的ハイスループット検出手法の提案 |
日時 | 2024年10月11日(金) 11:30~12:30 |
会場 | アネックスホール F202 |
内容 | 細胞外小胞を対象とした新たな体液検査(リキッドバイオプシー)の発展に資する、迅速簡易検出法(ラテラルフローアッセイ)と定量システムの可能性を提案します。 |
登壇者 | ・名古屋大学医学部附属病院/名古屋大学高等研究院 病院講師 横井 暁氏 ・大日本塗料株式会社 スペシャリティ事業部門 新事業開拓部 宮澤 雄太氏 ・TOPPAN株式会社 情報コミュニケーション事業本部 情報系製造統括本部 勝亦 優 |
※ランチョンセミナーの聴講は、公式ウェブサイトでの登録が必要です。
https://biojapan2024.jcdbizmatch.jp/Lookup/jp/Seminar/u0?da=D3-&ke=toppan&np=2&ob=5
■ 「BioJapan 2024」出展者取材レポート
https://jcd-expo.jp/ja/pickup/ja/2024/toppan.html
■ 「BioJapan 2024」について
名称:BioJapan 2024 ※「再生医療JAPAN 2024」「healthTECH JAPAN 2024」と3展同時開催。
会期:2024年10月9日(水)~11日(金)10:00~17:00
場所:パシフィコ横浜
(TOPPANブース:展示会「BioJapan」、小間番号:B-62)
主催:BioJapan組織委員会
株式会社 JTBコミュニケーションデザイン
同時開催展:再生医療JAPAN 2024、healthTECH JAPAN 2024
公式サイト:https://jcd-expo.jp/ja/
※1 エクソソーム
様々な種類の細胞から分泌される細胞外小胞の一種。タンパク質や核酸を包含し、分泌された細胞の情報を多く含む。
※2 イムノクロマト法(ラテラルフローアッセイ:LFA)
多孔質体の中を液体が毛細管現象で流れ、体液などの検体中に含まれる物質を簡便に測定する技術。インフルエンザや新型コロナウイルスの検査キットなどに活用されている。
※3 リキッドバイオプシー
血液や体液などに含まれる成分を検出し、特定の疾患の診断や治療に必要な情報を取得すること。一般的な生検(バイオプシー)と比較し、体液(リキッド)を使用するため、人体に対して低侵襲な手法。
※4 https://www.holdings.toppan.com/ja/news/2023/10/newsrelease231019_1.html
※5 「CAM-FIT®」
撮影対象と専用のカラーチャート印刷物を撮影することで、撮影画像を正しい色に変換できるクラウドサービス。
https://solution.toppan.co.jp/ds/service/colormanagementsystem.html
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* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
以 上
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