日本ICS、「税理士360構想」を掲げ、新サービス第一弾として「ICSデジタルポスト」を提供開始

～会計事務所と顧問先の情報共有の効率化を支援～

TISインテックグループの日本ICS株式会社（本社：大阪府大阪市、代表取締役社長：西林 心路、以下：日本ICS）は、中長期にわたって税理士が抱える様々な課題を解決すべく、スローガンとして「税理士360（サンロクマル）構想」を掲げ、その第一弾サービスとして会計事務所と顧問先との資料共有を効率化する「ICSデジタルポスト」を2024年4月22日より提供開始することを発表します。

＜「税理士360構想」の概要＞

• 背景

日本では、長時間労働の常態化やデジタル化の遅れなどから、労働生産性の向上が課題となっており、その解決には日本企業の99%以上を占める中小企業の活性化が不可欠です。税理士は中小企業経営者を税務面や経営面から支える役割を担っていますが、税理士自身も会計事務所の経営者であり、業務のデジタル化や労働力の確保など様々な課題を抱えています。

このたび、日本ICSは、生成AIなどのデジタル技術の活用やTISインテックグループ内外の企業との連携・協業強化により、従来から提供している税務・会計ソフト提供を主軸に置きつつ、税理士を取り巻く周囲360度すべての支援メニューを展開していくため、「税理士360構想」の策定に至りました。

その第一弾として、業務効率化に即効性の高い会計事務所と顧問先間の資料共有を手軽に行うことが可能な「ICSデジタルポスト」を開発、提供を開始します。

• 「税理士360構想」の概要

「税理士360構想」は、税理士を取り巻く周囲360度すべての支援メニューを展開していくことをコンセプトとしています。会計事務所とその職員、顧問先に向けた以下の課題を解決する各種サービスを展開していきます。

①  顧問先向け税務支援の高度化・効率化

今回、第一弾サービスとして「ICSデジタルポスト」を提供し、税務業務を支えるツールの高度化と、会計事務所と顧問先間の情報共有の効率化を図ります。

②  顧問先向け財務支援の高度化・効率化

事業拡大に向けた経営分析やキャッシュフローの改善など、生成AIを活用した様々な製品・サービスを提供することで、顧問先へ財務支援の高度化・効率化を図ります。

③  顧問先向け業務支援の高度化・効率化

煩雑な間接業務や業種特有の手続きなど、顧問先の日常業務のDXを後押しするサービスを提供することで、業務支援の高度化・効率化を図ります。

④  会計事務所の経営・運営効率化

会計事務所のIT環境整備、事業存続を支援するサービスを提供することで、事務所経営・運用の効率化を図ります。

⑤  職員の採用・育成・エンゲージメント向上

会計事務所への職員採用活動支援のほか、日本ICSのシステムをより便利に活用するための情報提供や講習会の開催を強化することで、職員の採用・育成・エンゲージメント向上を図ります。

• 「ICSデジタルポスト」の概要

「税理士360構想」のうち「①顧問先向け税務支援の高度化・効率化」の施策として、「ICSデジタルポスト」の提供を開始します。日々の事業活動で発生する原始書類に対し、電子データとして顧問先と会計事務所をクラウドで繋ぐWebアプリケーションです。

＜「ICSデジタルポスト」利用イメージ＞

＜メリット＞

・人員不足に負けない工数削減ツール

顧問先がデジタル化した証憑データを「ICSデジタルポスト」で会計事務所と共有することで、原始書類の収集にかかる移動や仕分け等の手間を削減します。また、請求書や書類のペーパーレス化を促進し、一元管理を実現します。

・電子帳簿保存法へ対応

「ICSデジタルポスト」を導入し、会計事務所が作成したICS電子帳票を保存することで電子帳簿保存法に完全対応できます。顧問先が格納したデータへもタイムスタンプを付与する機能により、事務処理規程の備付けを行わずとも電子取引（電子帳簿保存法第7条）の要件を満たすことができます。

・多極分散する支社や遠隔地でもデータを一元管理

「ICSデジタルポスト」で顧問先の支社や遠隔地であらかじめ原始書類をデータ化、格納することにより、経理担当者の負担を軽減します。また、メール等で受領した証憑データも一元管理し、社内共有ツールとしても活用できます。

・データ消失予防対策

クラウドで安全に保管できるWebアプリのため、業務の中断や情報の損失リスクが軽減でき、万一の事態に備えることができます。

＜機能＞

・クラウドストレージ機能

　ファイル形式の制限なし、インストール不要のWebサービス

・自動タイムスタンプ付与機能

　専用のフォルダに格納したデータへ、格納日のタイムスタンプを自動で付与。取引年月日の期限切れチェックも同時に実行

・セキュリティ機能

　ユーザーごとに閲覧可能なフォルダ・操作権限を設定可能

＜提供価格＞

・初期費用：30,000円（税抜）

・月額利用料：3,000円/月（税抜）（30GB）～

※リリース記念キャンペーンにより2025年3月31日申込分まで初期費用及び初月利用料無料

• 今後の展開

日本ICSは「税理士360構想」のもと、引き続き会計事務所における証憑収集の効率化や庶務作業の軽減を目指し、自社クラウドシステムでのワンストップサービスの提供を軸とした基盤設計を進めます。クラウドサービスへのニーズに応えながら、税理士を取り巻く顧問先・事務所・職員の課題を解決する支援メニューを積極的に提案していきます。

日本ICS株式会社について（https://www.icsics.co.jp/）

日本ICSは、お客様視点での商品開発を企業理念とし、1965年より財務・税務・給与計算システムの開発・製造・販売から保守にいたるまで、トータルでサポートするITベンダーです。

ICSとは、Independent Computer Service からきており、独創的な発想力をもとに他に類を見ないコンピューターを使用したサービスを提供することを常々考え、商品開発を行っています。その発想力と技術力で業界トップシェアを誇るIT企業として多数の会計事務所、顧問先企業にご利用いただいています。

TISインテックグループについて

TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心とした様々な社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。

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