インテック、災害や障害に強い最上級のレジリエンスを実装した、新EDIサービス「EDIプラットフォームサービス」を提供開始
~独自技術による遠隔地での並列分散処理で「止まらないEDI」を実現~
今回、提供開始する「EDIプラットフォームサービス」は、遠隔地の二拠点間で稼働し、拠点間で常にEDIデータや処理状況を同期することで、今までEDIでは不可能と考えられていた、並列・分散処理を可能にしました。これにより、災害時においてもお客様のビジネスへのインパクトを限りなく“ゼロ”にします。
※1 レジリエンス:IT分野におけるレジリエンスとは、情報システムがシステム障害や災害、サイバー攻撃などの問題に直面したとき、迅速にシステムを正常な状態に復旧する能力のこと。
「産業OS」を推進するため、 EDIを強化
インテックでは、産業分野において、データ、システム、企業、そして人が有機的につながるビジネス共創基盤を、「都市OS※2」に準拠する形で「産業OS」というコンセプトで提唱しています。この「産業OS」のうち、企業間を支える社会ITインフラであるEDIは、企業間取引に欠かせない生命線であり、災害や障害の発生時でも停止せず、安定的に稼働することが求められています。
そこでインテックは、従来のEDIサービス機能に加えて、インテック独自技術(特許取得:特許第6583975号)を活用することで、常にシステムが並列・分散・遠隔で稼働することを可能にし、災害や障害に強い「止まらないEDI」を実現しました。
※2 都市OS:内閣府がガイドライン策定し、スマートシティ実現のために必要とされている都市のインフラを支えるソフトウェアであり、データを集積し、流通・連携を担うデータ連携基盤のこと。
「EDIプラットフォームサービス」概要(イメージ図)
「EDIプラットフォームサービス」の特長
1. 遠隔地間の二拠点並列稼働
・拠点間で常時データを同期し、災害時の目標復旧ポイント(RPO)を災害発生直前とする
・拠点間で常時並列稼働し、災害時の目標復旧時間(RTO)を限りなくゼロにする
・無停止メンテナンスの実現
2. 運用拠点を複数に配置し、災害時にも継続したEDIサービスの提供が可能
・システムだけではなく、運用も複数拠点にすることにより、1拠点で災害が発生した際にも
「止まらないEDIサービス」の提供が可能
3. 大規模業界VAN※3での運用と長期間無停止の実績
・大規模業界VANではデータ・ネットワークの基盤として採用されており、各業界におけるEDI
サービスの安定稼働や信頼性向上に貢献
※3 VAN(Value Added Network):異なる企業間データのフォーマット変換、ファイル変換、コード変換などを代行して、異業種の企業間のデータ送受信を可能とする仕組みのこと。
背景
近年、政府においても国土強靱化(ナショナル・レジリエンス)、防災・減災の取組みが強く言及される中、企業におけるレジリエンスは、産業競争力の強化や外部からの投資評価に直結する重要なテーマとなっています。
現状のITシステムにおける災害対策は、遠距離拠点にコールドスタンバイシステム(DRシステム)を構築し、どちらかの拠点で災害が発生した際でも他の拠点で運用を継続できるように備える対策が一般的です。DRシステムは災害発生後のデータ復旧時間、システム復旧時間を必要とするため、ビジネスの停止または中断が発生する問題がありました。
今回、インテックが新たに提供開始した「EDIプラットフォームサービス」は、並列・分散処理を可能にし、災害や障害に強い最上級のレジリエンスを実装しています。
また、「EDIプラットフォームサービス」は、インターネットEDIに特化したサービスであり、すでに大規模業界VANで使用されている実績があります。今回、PSTNマイグレーション※4が終了したことに伴い、広くサービスを展開推進することとし、お客様のEDI環境の更なる向上と本業での競争力強化を支援します。
※4 PSTNマイグレーション:PSTNは、Public Switched Telephone Networkの略。2024年1月にNTT東西の固定電話網がインターネットテクノロジーベースのIP網へ移行されたこと。
「EDIプラットフォームサービス」提供内容
「EDIプラットフォームサービス」は、企業間で発生する受発注、出荷、返品、請求、支払いなどのデータ交換をワンストップで提供します。インターネットEDIにおけるマルチプロトコルにも対応し、新たに設備投資することなく接続先を追加するだけでご利用いただけます。
また、従来のEDIサービスではBCP対策として、DRをオプション提供しておりましたが、本サービスではオプションを追加する必要はなく、「遠隔、分散、並列」の環境にて、最上級のレジリエンスを標準性能として提供いたします。
<ご提供価格>
個別にお見積もりとなります。 ※従来のサービスと同等程度
今後の展開
インテックは今後も、新EDIサービス「EDIプラットフォームサービス」において、API連携を充実させることでお客様のDXを推進するとともに、販売拡大を推進し、2026年までに100社の新規ユーザの獲得を目指します。
株式会社プラネットからのエンドースメント
株式会社インテック様は、当社の創業以来40年近くの間パートナー企業としてあり続け、その間の業界インフラとしての当社の難易度の高い要望にもよく応えていただきました。今回、これまでインテック様が培ってきたノウハウを結実させ、「EDIプラットフォームサービス」として提供を開始されることで、広く社会に役立つサービスを提供され、また当社にも良い影響を与えてくださると確信しています。
株式会社プラネット 代表取締役社長 坂田 政一
サービス紹介のオンラインセミナー開催
最上級のレジリエンスを実装した新EDIサービス「EDIプラットフォームサービス」をご紹介する、無料オンラインセミナーを開催します。セミナーの詳細情報や参加申し込みは、Webサイトをご参照ください。
「最上級のレジリエンスを実装した新EDIサービス「EDIプラットフォームサービス」のご紹介」
1. 開催日時:2024年5月14日(火)11:00 ~ 5月31日(金)17:00(予定)
2. 場所:YouTubeオンデマンド配信
3. 参加費:無料
4. 詳細・申し込み:
https://www.intec.co.jp/event/event1843.html
「EDIプラットフォームサービス」について
インテックのEDIサービスは、約40年にわたるEDIシステムの構築・運用ノウハウを集結したアウトソーシングサービスです。自社開発エンジンを利用しているため、導入から開発、運用までワンストップ提供します。クラウドサービスのため、リプレイス費用や設備・回線のメンテナンスも必要なく、コスト削減や運用負荷の軽減を実現します。
「EDIプラットフォームサービス」の詳細は、以下をご参照ください。
https://www.intec.co.jp/service/detail/ediplatform/
※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。
株式会社インテックについて(https://www.intec.co.jp/)
お客様の経営戦略に沿った情報化戦略の立案からシステムの企画、開発、アウトソーシング、サービス提供、運用保守まで、IT分野において幅広く事業を展開しています。インテックは、1964年の創業以来培ってきた技術力をもとに、AI、RPA等のデジタル技術の活用や、新たな市場の創造にも積極的に挑戦しています。常にオープンな姿勢で、人、企業、社会を技術でつなぎ、自らも変革しながら「豊かなデジタル社会の一翼を担う」企業としてお客様に新しい価値を提供してまいります。
TISインテックグループについて
TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心とした様々な社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。
◆本サービスに関するお問い合わせ先
株式会社インテック 情報流通プラットフォームサービス事業本部 営業部 竹内
E-Mail:edi_info@intec.co.jp
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