「LINEのトーク」に関する利用実態調査を実施 台湾の一人当たりの送信数は日本の約3倍
LINEヤフー株式会社(以下、LINEヤフー)は、日本、台湾、タイにおけるコミュニケーションアプリ「LINE」のユーザー利用実態に関する調査結果を発表しました。

LINEヤフーは、コミュニケーションアプリ「LINE」を世界約230の国と地域で提供しています。特に日本、台湾、タイで圧倒的なシェアを誇り、2025年9月末時点の「LINE」の⽉間アクティブユーザーは、日本が人口の約79%※1となる9,900万人、台湾が人口の約94%※2となる2,200万人、タイが人口の約81%※3となる5,400万人となります。
「LINE」は、来年6月にサービス開始から15周年を迎えます。この節目に向けて、改めて「LINE」がどのように使われているのか、ユーザーに対する理解をさらに深めるために、日本・台湾・タイのユーザーを対象に定量データ分析とアンケート調査を実施しました。また、台湾でのフィールドワークも行いました。
■調査結果のサマリー
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ユーザー一人当たりのメッセージ送信数: 台湾ユーザーが最も多く、次いでタイ、日本のユーザー
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画像送信の特性:
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台湾とタイでは、画像の送信数がテキストに次いで2番目に多い
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特に台湾では、高齢層のユーザー同士で画像を送信し合う割合が高い
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業務利用の広がり: 台湾とタイでは、「LINE」が職場での連絡に広く利用されている
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機能の認知度と利用率: 台湾とタイのユーザーは、日本のユーザーに比べて、グループ通話、アルバム、Keepメモ、ノート、位置情報、投票といった「LINE」関連機能に対する認知度と利用率が高い
■定量データ分析
定量データ分析では、同意を取得したユーザーのメッセージ数や形式を集計し、日本、台湾、タイで比較しました。その結果、ユーザー一人当たりの月間平均メッセージ送信数は台湾が最も多く、タイの約2倍、日本の約3倍であることがわかりました。

2024年9月の1ヶ月間のメッセージ送信数をメッセージの形式別に比較すると、台湾では、送信数の多い上位3つのメッセージ形式であるテキスト、スタンプ、画像の全てにおいて、日本とタイを上回っています。加えて、台湾とタイでは、日本と異なりスタンプよりも画像を多く送信しており、ユーザー一人当たりの月間平均画像送信数は、台湾が日本の約6.6倍、タイが日本の約5.5倍という結果になりました。

送信ユーザーの推定年代別で比較すると、テキストメッセージは、日本で10代〜20代、台湾とタイで20代〜30代の送信数が多い傾向が見られました。画像については、日本はテキストと同じく10代〜20代の送信数が多い一方、台湾とタイでは特に50代以上のユーザーの送信数が圧倒的に多いことがわかりました。60代のユーザーが画像を送る相手を推定年代別に分析すると、特に台湾では、同世代である50代以上のユーザーに画像を送信している割合が日本とタイよりも高く、日本の約1.2倍、タイの約1.1倍となり、年齢層の高いユーザー同士でより画像を送信し合っていることを示しています。


■アンケート調査
定量データ分析後に行ったアンケート調査では、メッセージの送信相手、利用目的・シーン、トーク関連機能の認知度・利用率などを調査しました。日本では、主に家族や友人などとの連絡手段として「LINE」を利用するユーザーが多いことがわかりました。一方、台湾とタイでは仕事関係の相手との連絡ツールとして「LINE」を利用するユーザーの割合が高く、台湾は日本の約1.7倍、タイは日本の約1.6倍という結果が出ました。

また、利用目的・シーンのランキングにおいても、日本はプライベートな状況が上位を占めるのに対し、台湾とタイでは業務連絡や、同僚とのプライベートな連絡などがランクインしています。アンケート結果から、台湾とタイでは、日本と比較して、「LINE」が職場の連絡ツールとして広く利用されていることがわかりました。さらに、トーク関連機能の認知度・利用経験については、どの機能においても、日本より台湾とタイの方が認知度・利用率が高いこともわかりました。

定量データ分析で判明した台湾とタイのメッセージ送信数が多いという結果について、その背景として、「LINE」が職場の連絡ツールとして広く利用されていること、そして機能の認知や利用経験が関係していることが示唆されます。
■台湾へのフィールドワーク
定量データ分析で、ユーザー一人当たりの月間平均メッセージ送信数が最も多かった台湾でフィールドワークを行い、現地の大学や加盟店などを訪問しました。60〜80代のシニア向けスマホ教室でのインタビューにおいて、台湾のシニア層は毎朝、家族や友人に自作の画像や写真にメッセージを添えて送る習慣があることがわかりました。写真に「おはよう」といった挨拶に加えて、格言のようなポジティブな言葉が添えられている画像が一般的で、日々の気持ちや健康を伝える手段として定着しています。定量データ分析とアンケート調査で解明できなかった、台湾の年齢層の高いユーザー同士で画像を送信し合う割合が高いことの背景がわかりました。
■「LINE」15周年に向けて
LINEヤフーは、『「WOW」なライフプラットフォームを創り、日常に「!」を届ける。』をミッションに、ユーザーに感動を与えるサービスを提供し続けるとともに、インターネットの力を通じてより豊かで便利な暮らしの実現を目指しています。「LINE」においても、より豊かで便利なコミュニケーションを提供するために、今回の調査結果を含め、ユーザー一人ひとりの声や行動に真摯に向き合い、来年の15周年に向けてサービスの磨き込みを続けてまいります。
<調査について>
定量データ分析
・地域:日本、台湾、タイ
・対象:「LINE」で最低1回以上メッセージを送信し、コミュニケーション情報の利用に同意したユーザー
・時期:2024年1月〜12月
・データ:メッセージ送信数、メッセージの形式(テキスト、スタンプ、画像、音声、動画など)、推定年代
※本調査では「テキスト」や「スタンプ」などメッセージの形式について取得しており、メッセージや画像の内容などは取得していません。
アンケート調査
・地域:日本、台湾、タイ
・対象:「LINE」を利用している15〜59歳のユーザー
・時期:2024年11月
・有効回答数:3,600名(日本、台湾、タイ 各1,200名)
※1 日本の「LINE」月間アクティブユーザー9,900万人÷日本の総人口1億2,378万4,000人(2024年11月1日(確定値)総務省統計局)
※2 台湾の「LINE」月間アクティブユーザー2,200万人÷台湾の総人口2,331万人(2025年9月末時点。内務省の公表データより引用)
※3 タイの「LINE」月間アクティブユーザー5,400万人÷タイの総人口6,595万人(2024年時点。内務省の公表データより引用)
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