【DIOR FINE JEWELLERY】新作ハイジュエリーコレクション「ディオラマ＆ディオリガミ」発表

クリスチャン・ディオール合同会社

2024年5月20日 19時00分

尽きることのないインスピレーションの源であり続けるディオールのアイコニックなコードは、1999年以来、クリエイティブディレクターのヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌが手掛けるファインジュエリーを絶えず彩ってきました。2024年5月「ディオラマ & ディオリガミ」という比類なき新作ハイジュエリーコレクションを通じて、紡がれてきた豊かなヘリテージにさらなるストーリーを綴ります。同コレクションにて表現されるのは、昨日と今日の間に流れる繊細な間奏曲、そして洗練性と官能性の共存です。

壮大な旅の始まりを飾るコレクションの第1章にあたる「ディオラマ」では、象徴的な「トワルドゥジュイ」を再現しています。フランスのアールドゥヴィーヴル（暮らしの美学）を表現し、18世紀を象徴する夢のようなモチーフは、クリスチャン・ディオールの輝かしい功績を構成する要因のひとつでした。メゾンの象徴となった「トワルドゥジュイ」は、最初のブティック「コリフィシェ」の内装にも用いられており、壁、カウンターやキャノピーまでもが華やかで魅惑的なファブリックで飾れていました。

おとぎ話のようなイラストの世界を再解釈し、色調とボリューム感の組み合わせで美しさがより際立つ、小さくも最上級の　フレスコ画のように、新作コレクションはミリーラフォレの庭園を軽やかに散策するよう誘います。それぞれのピースには　詩情豊かな動植物が印象的にあしらわれ、魅力的なデザインが目を引きます。ゴールドのウサギは、煌めくダイヤモンドが　パヴェセッティングされた茂みに飛び込み、2羽のフクロウは、燃えるように赤いルビーに彩られた枝の間を羽ばたきます。堂々たる白鳥は、輝くブルーサファイアに縁取られた池の中心に姿を見せ、クチュールと自然を融合したデザインにはキツネ、リス、シカが登場し、そのすべては鮮やかなクリソプレーズで引き立てられています。さらにはイエローとピンクゴールドの葉が青々と茂るシュラブと優美な花びらを模したジュエリーが散りばめられた花壇が、ポエティックな演出を最高峰の輝きに溢れるジュエリーへと昇華させます。第2章「ディオリガミ」の幕開けを告げる、繁茂する緑の草木を豊かに表現したネックレス、リング、イヤリングが、壮麗なコレクションの豪華絢爛なフィナーレを飾ります。

卓越したサヴォワールフェールの結晶ともいえるジュエリーは、宝石へのエングレービングや彫刻を行う技法として古くから伝わる、グリプティクスを用いたアトリエの職人技により生み出されます。職人たちは小さなパーツに精緻な彫刻を施し、ひとつずつ組み合わせる作業を正確に繰り返し、数々の魅惑的な風景や紛れもないエデンの園に命を吹き込みます。ディオールファインジュエリーを象徴するラッカーは、誰もが魅了される印象的なデザインにニュアンスをもたらし、エメラルドのディープグリーンとツァボライトのやわらかなグリーンの調和など、鮮やかな色合いや彩りを際立たせます。

「ディオラマ＆ディオリガミ」は精緻を極めた幻想的な美とディオールが心から愛した壮麗な植物の世界に捧げる頌歌です。