「はたらく人ファーストアワード2023」受賞企業が決定
~ 応募企業1,009社!従業員を大切にする企業を称えるアワード ~
株式会社朝日新聞社(代表取締役社長:中村史郎)とミイダス株式会社(代表取締役社長:後藤喜悦)は、「はたらく人ファーストアワード2023」(主催:ミイダス・朝日新聞社、後援:経済産業省)の授賞式を2024年2月21日(水)に開催しました。本アワードは、従業員を大切にしている企業を称え、その取り組みを発信することで、より「はたらく人ファースト」なはたらき方を推進することを目的として、今年度初めて実施しました。
2023年8月2日~11月17日の期間で募集を行い、1,009社からのエントリーがありました。2次選考のインタビューや審査員(※)による最終選考を経て、最も優れた取り組みである「Gold」3社をはじめ、「Silver」7社、「Bronze」20社、はたらく人ファーストを推進する企業として「White」43社を決定しました。「Silver」以上を受賞された企業名と審査員コメント、および「Bronze」を受賞された企業名を以下に発表します。また後日「はたらく人ファーストアワード」HP等でも詳細について発表予定です。
「はたらく人ファーストアワード」は、様々な社会課題、労働問題がある中で、より「はたらく人ファースト」な社会の実現を目指して今後も邁進して参ります。
https://prtimes.jp/a/?f=d9214-1602-e7d44f7f6247743d2675ac2bdd8e072e.pdf
※審査員は、長野 智子(ジャーナリスト)、森本 千賀子(株式会社morich)、木下 達夫(株式会社メルカリ)、永島 寛之(トイトイ合同会社)、最勝寺 奈苗(KDDI株式会社)、坂井 風太(株式会社Momentor)、田中 研之輔(法政大学キャリアデザイン学部教授 / 一般社団法人プロティアン・キャリア協会 代表理事)、杉本 亜美奈(fermata株式会社 / 公衆衛生博士)、入山 章栄(早稲田大学大学院 早稲田大学ビジネススクール 教授)(以上敬称略)、杉本 崇(朝日インタラクティブ運営「ツギノジダイ」編集長)。
受賞企業発表(Gold:3社)
■Gold 1st 社会医療法人三宝会(大阪府)
(審査員コメント) 「笑顔で日本一の職場を目指す」精神のもと、従業員一人ひとりの個性が活かされる職場づくりを高く評価しました。古民家での農業支援や温泉ビジネスなど、福祉医療以外の新規事業の展開や病児保育が可能な保育園の設置などの革新的な施策は、地域とともに成長する姿勢を示しています。コンパニオンアニマルの導入などユニークな施策や院内チャットの活用により、医療福祉業界における離職率の低下と応募者増加に貢献など、同業界にとって参考となる価値ある取り組みです。
■Gold 2nd 株式会社7Reasons(東京都)
(審査員コメント) 創業以来フルリモート勤務を基盤とした、週1回の個別面談やオンライン上に設置した仮想オフィスでのコミュニケーション促進に対し、新規性ある取り組みとして評価しました。従業員の仕事観や人生観を重視した面談、クライアントとの食事会を通じて直接感謝の言葉を聞く機会を提供することで、はたらきがいに直接結びつけています。リゾート他でのワーケーション(会社補助あり)を推奨し、「お疲れ様会」をはじめとした社内イベントを定期的に開催することで、フルリモート体制下でも従業員間の結びつきを強化した結果、業績の右肩上がりと従業員のスキルアップや能率向上に反映されていると高く評価しました。
■Gold 3rd 株式会社エコノワ(岐阜県)
(審査員コメント) 従業員がチームごとに経営計画を策定し、人件費と利益をもとに経費や自身の給与を逆算して決定する、独自の「給与会議」は興味深い取り組みでした。従業員自らの給与について決定権を持ち、会社の利益構造を理解することで、自身の役割をより明確に把握できるようになり、経営者マインドをつくる上でも良い影響がありそうです。非常にコントロールの難しい制度ですが自走できる従業員が増え、定着率の向上などにつながっている点を評価しました。また、従業員が仕事をする上で重視している各々の価値観を理解し、相互理解を深めることで組織内の対話や1on1を雰囲気で終わらせずに目的ベースで実施している点が素晴らしいと感じました。
受賞企業発表(Silver:7社)
■Silver 1st タカセ不動産株式会社(大阪府)
(審査員コメント) 年1回、社長に伝えたい意見などを全従業員が手紙で郵送する「直接レター制度」。また、個人プレーになりがちな不動産業界の中でチームワークを重視する「チームインセンティブ制度」がとてもユニークであると感じました。
これらの取り組みにより、従来の個人成果主義の脱却とチームの協力を促進し、安定した収入と事業の成長を実現するなど、従業員のモチベーション向上、顧客サービスの質の向上に寄与している点が素晴らしいです。また、対話と交流を重視する経営方針がより良い職場環境をつくり出している点も高く評価しました。
■Silver 2nd 株式会社クロダハウス(石川県)
(審査員コメント)従業員の声を収集・可視化してコミュニケーションを促進するアプリの活用とコーチング型の毎朝の朝礼を高く評価しました。アプリ上で従業員からの意見やアイデアを収集し、優れた提案には表彰を行うことでモチベーションの向上につなげています。朝礼では前日の業務の気づきや感謝の気持ちを共有し、ポジティブな職場文化を形成しています。さらに、従業員の日報に対しては必ず社長が目を通してコメントをつけることで、直接的なフィードバックが日々行われています。従業員のはたらきがいから組織を変えていこうとする姿勢や、従業員間の相互理解と組織内での経験学習を促進し、従業員のはたらきがいに寄与する取り組みを評価しました。
■Silver 3rd 株式会社トラスト山倖(岐阜県)
(審査員コメント) 家庭事情を考慮した柔軟なはたらき方、専属の業務をつくらないチーム制の導入やタブレット支給による効率化、および従業員の自主性を重視する企業文化を高く評価しました。特に、子育て中の女性が多い職場において、中抜けや遅刻を許容し、従業員が自分のスケジュールを自由に組み立てられる環境は、自主性を大切にするとともに、はたらきやすい職場づくり・はたらきがい向上にマッチしている取り組みであると評価しました。
■Silver 4th 株式会社大和工務店(宮城県)
(審査員コメント) 「職人は見て覚えろ」という風習が強い業界において若手育成を仕組み化するために、ベテランと若手間の技能承継を支援する明確なシステムを整備し、従業員が互いの成長をともに喜ぶ社内文化を高く評価しました。制服は好きな色のポロシャツやTシャツを選択できたり共有アプリの活用によるDX促進の効率化をしたり、従業員の目線に立って考えられた具体的な施策が素晴らしいです。ベテランと若手の融合が課題になりがちな中小企業において好事例と言えます。
■Silver 5th 可児建設株式会社(愛知県)
(審査員コメント)高度外国人材活用や建設IoT研究所の設立、週間工程会議、リモートモニタリングカメラの導入を含めたDXの推進など、従業員人数が少ない企業ながらも非常に革新的な取り組みを高く評価しました。これらの施策は建設業界における、新しいはたらき方の可能性を示しており、特に高度外国人材の採用はD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)への先進的なアプローチといえます。
■Silver 6th 社会福祉法人独歩(埼玉県)
(審査員コメント)障害者が運営する革新的なデイサービス事業「障害者の方が運営するハワイアンカフェ」「ソーセージ工場を併設したデイサービス」や、家庭と仕事の両立を支援する施策によって、従業員のはたらきがいや愛着を高めています。特に毎日のNO残業デーやリフレッシュ休暇の導入が離職率の大幅な低下(30%から5%以下)につながっている点を高く評価しました。これらの施策は従業員の声を基に考案され、はたらく環境の向上に寄与しています。従業員が自分たちの意見が反映されていると感じられる職場文化を築けていることは素晴らしいです。
■Silver 7th 社会福祉法人大東会(静岡県)
(審査員コメント)導入している「寺子屋制度」は、新人保育士の教育に対するアプローチとして画期的でした。ベテラン保育士が指導者になり、複数人の新人保育士がOJTを受けるこの仕組みは、保育士の精神的安定と職員同士の結束の向上にも貢献し、さらに離職防止にもつながる良い取り組みだと受け止めました。また外部の専門家を招聘することで、実践的な研修を提供し、保育士としての専門性を高める取り組みも評価しました。
受賞企業発表(Bronze:20社)
有限会社補聴器センターアイ(広島県)
第一保険株式会社(福岡県)
ウエマチ不動産株式会社(大阪府)
南信工営株式会社(長野県)
株式会社アジャイルテック(東京都)
株式会社エクセル(長野県)
株式会社永賢組(愛知県)
ミライアス株式会社(東京都)
有限会社ウェルネス.(愛知県)
株式会社東洋化学商会(東京都)
株式会社ビームス・デザイン・コンサルタント(東京都)
EGセキュアソリューションズ株式会社(東京都)
障害者ドットコム株式会社(大阪府)
中央フーズ株式会社(東京都)
株式会社ラディカル(広島県)
有限会社おひさま(東京都)
特定非営利活動法人団栗会(奈良県)
有限会社石富工業(愛知県)
株式会社公文建設(高知県)
株式会社インプレステック(広島県)
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