10代後半の3人に1人はポッドキャストを毎月利用 「国内利用実態調査」公表
「朝日新聞ポッドキャスト」ユーザーの約半数は15-29歳のZ世代
株式会社朝日新聞社(代表取締役社長:中村史郎)は2024年3月7日、昨年12月に株式会社オトナル(代表取締役:八木太亮)と共同で実施したポッドキャストの利用実態調査の概要を、「PODCAST REPORT IN JAPAN 第4回ポッドキャスト国内利用実態調査」として公開しました。
ポッドキャスト国内利用実態調査について
インターネットラジオの一つである「ポッドキャスト」は、音声配信およびインターネットで音声コンテンツを聴く方法として、世界的にも代表的な手法の一つです。
米国におけるポッドキャストの広告市場は、2022年に前年比+26%の18.25億ドル(約2,748億円※)となり、2025年には約40億ドル(約6,024億円)の市場規模となる見込みであるなど*、新たなメディアとしてその成長に注目が集まっています。
朝日新聞社はオトナルと共同で、国内のポッドキャストの使用状況を把握しポッドキャストユーザーへの理解を深めることを目的に、2020年から「PODCAST REPORT IN JAPAN ポッドキャスト国内利用実態調査」を行っています。
今回はその第4回として、15歳から69歳の男女10,000人を対象に2023年12月8日〜12月9日に調査を実施しました。このたび、利用率、利用シーン、利用方法、他メディア比較などをまとめた調査結果レポート「PODCAST REPORT IN JAPAN 第4回ポッドキャスト国内利用実態調査」を公開しました。
* IAB「U.S. Podcast Advertising Revenue Study(May 2023)」より
※ 換算為替レート=150.6円(2024年2月29日時点 TTM)
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▼「PODCAST REPORT IN JAPAN 第4回ポッドキャスト国内利用実態調査」
https://www.asahi.com/ads/podcast-research04_1.pdf
▼「朝日新聞ポッドキャストユーザーの特徴(第4回ポッドキャスト国内利用実態調査 連動調査)」
https://www.asahi.com/ads/podcast-research04_2.pdf
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本リリースでは朝日新聞社が配信するポッドキャスト番組「朝日新聞ポッドキャスト」に関する調査結果を中心に、一部を抜粋してお伝えします。
※本リリースの調査結果・グラフをご利用いただく際は、必ず【オトナル・朝日新聞社調べ】とご明記ください。
▼調査結果のサマリー
○ポッドキャストユーザー全般について
・ポッドキャストの国内利用率は15.7%。15-19歳は3人に1人がポッドキャストユーザー
○朝日新聞ポッドキャストユーザーについて
・約半数は15-29歳のZ世代。約3分の2は15-39歳
・約2割は企業の決裁権者(経営者、役員、管理職)。4分の1が年収700万円以上
・新しいトレンドへの感度が高く、Instagram・TikTok・ラジオユーザーやポッドキャストユーザー全般のスコアを大きく上回る
・聴取場面の数が多い。また、94.4%が「ながら聴き」をしている
・ポッドキャストユーザー全般より、配信者との距離感の近さを楽しむ目的で聴いている
・感想の投稿や交流イベントへの参加など、番組へのコミットが積極的
・7割以上が、聴いた商品・場所を一定頻度で購入・訪問をしている
・テレビ/YouTube/Instagram 出演者より、ポッドキャスト出演者に共感や親近感を抱く
・ポッドキャストユーザー全般より、音声広告を認知し、関心を持ち、購買行動を行う
▼調査結果の詳細(抜粋)
■ポッドキャストの国内利用率は15.7%。15-19歳は3人に1人がポッドキャストユーザー
一般ユーザーを含めた10,000人を対象にした調査では、月間のアクティブユーザーに該当する、ポッドキャストを1ヶ月に1回以上使用する人の割合は15.7%でした。特に15〜19歳は調査対象の32.8%以上となり、この年代においては約3人に1人がポッドキャストユーザーであることがわかりました。
■朝日新聞ポッドキャストユーザーの約半数は15-29歳
朝日新聞ポッドキャストユーザーの約半数はZ世代と呼ばれる15-29歳で、15-39歳が約3分の2を占めます。ポッドキャストユーザー全般よりさらにユーザー層が若いことがわかりました。
■朝日新聞ポッドキャストユーザーには企業の決裁権者が多い
朝日新聞ポッドキャストユーザーは、非ユーザーと比較して、企業の決裁権者や学生が多いことがわかりました。経営者、役員、管理職を合わせた企業の決裁権者は、非ユーザーが9.2%に対し、朝日新聞ポッドキャストユーザーでは、18.1%でした。学生の比率も、非ユーザーが6.4%に対し、朝日新聞ポッドキャストユーザーは14.5%で、多い傾向がみられました。
■朝日新聞ポッドキャストユーザーは情報感度が高い
情報感度に関する質問では、非ユーザーに比べてポッドキャストユーザーの方が、感度が高い結果となりました。なかでも朝日新聞ポッドキャストユーザーにはその傾向が強く、特に「製品や新しいサービスを取り入れるのが人よりも早い」「新しい流行について人に聞かれることが多い」という項目は、それぞれ非ユーザーより4倍以上高い結果となり、新しい情報に対し高いアンテナを持っていることがうかがえます。
■朝日新聞ポッドキャストユーザーはYouTubeユーザーやInstagramユーザーよりも新しいトレンドに敏感
情報感度を他のメディアと比べたところ、ほぼ全ての回答項目において朝日新聞ポッドキャストが最も高い結果となりました。たとえば「製品や新しいサービスを取り入れるのが人よりも早い」と回答した割合は、YouTubeユーザーが19.1%、Instagramユーザーが22.9%、ラジオユーザーが18.7%に対し、朝日新聞ポッドキャストユーザーが63.6%。新しいトレンドを積極的に取り入れる傾向がみられます。
■朝日新聞ポッドキャストユーザーは有料動画コンテンツの利用に積極的
朝日新聞ポッドキャストユーザーは全調査対象者と比べ、Amazon Prime Videoをはじめとする有料動画コンテンツの利用率が全体平均よりかなり高い結果となりました。ライブストリーミングサービスのTwitch、ビジネスネットワークSNSのLinkedInのスコアは10ポイント以上、TikTokでは22ポイントも高いことがわかりました。
■朝日新聞ポッドキャストユーザーは多くのポッドキャスト番組を聴く習慣がある
ポッドキャストを聴く頻度を尋ねた調査では、朝日新聞ポッドキャストユーザーの72.5%が週1回以上ポッドキャストを聴いていると回答しました。さらに73.5%は3番組以上を定期聴取していることがわかりました。朝日新聞ポッドキャストユーザーはポッドキャストユーザー全般より、多くの番組を聞く習慣があると言えます。
■朝日新聞ポッドキャストユーザーは「ながら聴き」が多い
どういったシチュエーションでポッドキャストを聴いているかについて調べた調査では、朝日新聞ポッドキャストユーザーの方が、ユーザー全般より多くの聴取シチュエーションを回答しました。「車の運転中」などの「ながら聴き」にあたるシチュエーションを回答したのは94.4%を占めました。
■朝日新聞ポッドキャストユーザーは「配信者との距離感の近さ」を求めている
朝日新聞ポッドキャストユーザーは、非ユーザーと比べて、 「配信者との距離感の近さを楽しめるから」 「新しい発想や気づきを得るため」「ポッドキャストにしかないコンテンツがあるから」という目的でポッドキャストを聴いている方が多いことがわかりました。
■朝日新聞ポッドキャストユーザーは番組へのコミットが積極的
ポッドキャスト番組に対して行ったことのある行動、または今後行いたい行動を調べたところ、朝日新聞ポッドキャストユーザーは、ユーザー全般よりも番組へのコミットが総じて積極的という結果が出ました。SNSへ感想を書いたり、SNS上やイベントで配信者や他のリスナーと交流したりすることに特に関心が高いことがうかがえます。
■朝日新聞ポッドキャストユーザーは番組で聴いた商品や場所を一定頻度で購入・訪問
ポッドキャストを聴いた後の行動については、朝日新聞ポッドキャストユーザーの8割近くが、ポッドキャストで聴いた商品や場所などについて一定の頻度で検索していると回答しました。さらに7割以上が一定の頻度で購入したり、訪問したりした経験があることもわかりました。
■朝日新聞ポッドキャストユーザーはポッドキャスト出演者に親近感
朝日新聞ポッドキャストユーザーは、テレビやYouTube/Instagramの出演者よりもポッドキャスト出演者に共感や親近感を覚えることがわかりました。またYouTuber、テレビ出演者、ラジオMCよりも、ポッドキャストMCから影響を受けることが多いこともみえてきました。
■朝日新聞ポッドキャストユーザーは音声広告に好意を感じている
朝日新聞ポッドキャストユーザーは、ポッドキャストユーザー全般や朝日新聞ポッドキャスト非ユーザーと比べて、音声広告で伝えた商品・サービスにより積極的に興味・関心・好意を持ち、検索や購買行動することがわかりました。音声広告に対して好意を感じていることがうかがえます。
<調査概要>
実施時期:2023年12月8日(金)~12月9日(土)
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:15~69歳の男女、全体調査10,000人、ポッドキャストを月1回以上聴く人への調査800人(人口構成比に準じてウェイトバック集計を実施)
なお、掲載した情報はレポートの一部となります。
実際のレポートでは、
・朝日新聞ポッドキャストユーザーの比率と利用頻度
・朝日新聞ポッドキャストユーザーの年収
・他メディアユーザーとの年収の比較
・ポッドキャスト配信経験
・ポッドキャストを聴き始めたきっかけ
・新しいポッドキャスト番組の探し方
・朝日新聞ポッドキャストの認知経路
などその他の調査結果についても記載しています。
詳細なレポートは下記のページから閲覧が可能です。
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▼「PODCAST REPORT IN JAPAN 第4回ポッドキャスト国内利用実態調査」
https://www.asahi.com/ads/podcast-research04_1.pdf
▼「朝日新聞ポッドキャストユーザーの特徴(第4回ポッドキャスト国内利用実態調査 連動調査)」
https://www.asahi.com/ads/podcast-research04_2.pdf
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▼朝日新聞ポッドキャストの番組「MEDIA TALK」で、本調査の深掘り解説を配信しました。ぜひ合わせてお聴きください。
(3月6日配信 前編)https://omny.fm/shows/asahi/50-296
(3月7日配信 後編)https://omny.fm/shows/asahi/50-297
※Spotify、Apple Podcast、Amazon Musicなどのポッドキャストアプリでも聴取可能です。
■株式会社朝日新聞社/朝日新聞ポッドキャストについて
朝日新聞社は「つながれば、見えてくる。」をスローガンとして、報道・言論機関としての責務を果たしつつ、新たな価値を生み出し、提供していくことを目指します。
朝日新聞ポッドキャストは、事件、政治、経済、あらゆる分野でこれまでのニュースの枠を超えて、ファクトに迫り、音声でしか伝えられない熱量や臨場感と共に伝えています。複雑な問題を単純化せず、記者が言葉を尽くして伝えます。様々な話題との、予期せぬ出会いをお楽しみ下さい。
▶朝日新聞ポッドキャスト・メディアガイドDL( https://mb-lp.asahi.com/download )
▶朝日新聞デジタル ポッドキャスト特集( http://www.asahi.com/special/podcasts/ )
▶公式X( https://twitter.com/AsahiPodcast )
▶お問い合わせ先 : podcast@asahi.com
■株式会社オトナルについて
株式会社オトナルは、デジタル音声広告事業を展開する“デジタル音声広告カンパニー”です。音声ソリューションの開発・提供を通じ、国内における音声広告市場の創出をミッションとし、これまで日本国内において1,500件以上の音声広告プランニング、500件以上の広告主の出稿・運用改善をサポートしてきた実績があります。
データ活用による音声広告のプランニングから、ナレーターや声優によるクリエイティブ制作、広告配信、レポーティング、音声コンテンツ制作まで、音声×マーケティング施策をトータルでサポートすることができます。
また音声のアドテクノロジー提供を通じて、音声アプリやラジオ局などへのデジタル音声コンテンツの実装サポートを行い、新たな音声メディア・音声広告枠の開発に取り組むなど、国内における音声広告市場創出への取り組みを続けています。
<会社概要>
【株式会社朝日新聞社】
代表取締役社長:中村 史郎
東京本社所在地:東京都中央区築地5-3-2
事業概要:日刊新聞の発行ほか
URL:https://www.asahi.com/corporate/
【株式会社オトナル】
代表取締役:八木 太亮
所在地:東京都中央区入船3-9-2 佐久間ビル 4F
事業内容:デジタル音声広告の広告販売、音声パブリッシャー向けアドテクノロジー実装、データ開発支援、音声クリエイティブの制作
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