第19回 建築・設備合同技術発表会を開催（ニュースリリース）

　大和ハウスグループの株式会社フジタ（本社：東京都渋谷区、社長：奥村洋治）は、このたび、第19回「建築・設備合同技術発表会」を、新型コロナウイルス感染拡大防止のためウェブ会議システムを活用し、開催しましたのでお知らせいたします。

１．概要
日時：2021年11月12日（金）　9：30～16：20
発表論文数：16編（建築部門7編、設備部門9編）
参加者：合計442名（本社、支店、支社、事業部）

２．開催の趣旨
　この発表会は、建築・設備および、その周辺技術における大規模・高難度工事の計画と施工、顧客ニーズ実現に向けた取り組みなどをテーマとして、この１年間の優秀な実施例を発表し、技術情報の蓄積と全店への展開により、技術力のレベルアップを図るとともに、実践・応用を進めて社会に貢献することを目的としています。

３．内容
　開会にあたり、南口聡取締役常務執行役員建築本部長が挨拶した後、厳選した建築7編、設備9編の報告が行われました。今回の発表会は、物流施設、医療施設、生産施設、データセンターなど多岐にわたる分野より、新規性や独自性の高い技術的取り組みの発表があり、国際部門からも中国での事例報告がありました。

南口取締役常務執行役員建築本部長 挨拶（要旨）
　現在、COP26（第26回国連気候変動枠組条約締約国会議）が開催されています。
　世界中で環境への取り組みがますます欠かせないものになります。今後、この発表会に於いても時代背景を踏まえた脱炭素やカーボンニュートラルなどの取り組みが発表されることを期待しています。今日はこの一年、建築・設備において知恵と工夫をどれだけ絞り出したか、それにより顧客の満足をどれだけ得る事が出来たかを発表する場であり、これまで取り組んだ成果を支店、事業部の代表としてしっかりと届けてくれることを期待しています。
　お客様は大きな投資をされ、当社へ工事を発注されています。なぜフジタへ発注されたのか。何を期待されているのか。お客様の想いを忘れないで下さい。施工者目線が優先していませんか。どのような立場でも感謝の気持ちと謙虚な姿勢をもち続け、顧客第一を徹底してください。

４．表彰
建築部門
・最優秀賞　東京支店「既存地下躯体を利用した全面フラット構台による地下工事の施工」
・優 秀 賞　東京支店「大面積地下工事の施工（トレンチカット工法による山留）」
・努 力 賞　横浜支店「地下鉄及び首都高近接における既存躯体利用の地下工事計画と実施」
・努 力 賞　名古屋支店「長さ60m鉄骨トラス架構におけるベントレス化施工への取り組み」

設備部門
・最優秀賞　西日本支社（大阪）
「画像センサの利便性と省エネ性の報告」
・優秀賞　設備設計部
「リチウムイオン電池工場の留意点と取り組み事例」
・努力賞　西日本支社（広島）
「竣工後30年を迎える大型商業施設におけるリニューアル工事提案の取組みについて」
・努力賞　中国事業部
「無線照明スイッチによる照明制御システム計画」

ウェブ会議システムで全国の拠点と結び、16編の発表が行われた