ドキュメンタリー７「アジアの島は　フェイクニュースに踊る」

1⽉27⽇（土）午前11時00分～11時30分放送（テレビ大阪）

テレビ大阪株式会社

2024年1月26日 10時30分

「目立たずとも私たちの生活に多大な貢献をしている人たち」、「社会的に弱い立場の人に寄り添い、一緒に歩む人たち」。日頃のニュース取材の中で見つけたそんな人々にスポットライトをあてたドキュメンタリー番組です。
第10回の主人公は台湾総統選でフェイクニュースに対抗し、民主主義を貫こうとする人々に密着しました。

第10回「アジアの島は　フェイクニュースに踊る」

©テレビ大阪

民主主義を揺るがしかねない"フェイクニュース"の今に迫るドキュメンタリー

今年1月。4年に一度の台湾総統選が行われました。世界がその動向に注目する中、台湾の有権者たちが目を光らせていたのが「フェイクニュース」…。今回のドキュメンタリー７では、台湾でフェイクニュースのチェックサイトを運営する女性。プロのファクトチェッカーとして活躍する男性を取材しました。

©テレビ大阪

「本当と思えないようなニュースは多い。」「私たちは騙されたことないけどね。」

台湾のラジオ局でパーソナリティをしているビリオン・リーさんはフェイクニュースのチェックサイトの運営者。彼女が運営しているサイトでフェイクを暴いているのは市民ボランティアたちだと言います。決してお金にならないサイトをなぜ運営するのか？その思いに迫ります。

©テレビ大阪

また、「フェイクニュースから台湾の報道を守ろう」とファクトチェックセンターで働くのはロジャーチェンさん。総統選では政党に偏る事なく多くのフェイクニュースを暴いてきました。「フェイクニュースが台湾の選挙や社会にマイナスの影響を与える可能性がある」と話すロジャーさん。民主主義を脅かすフェイクニュースに立ち向かう様子に密着しました。

©テレビ大阪

フェイクニュースは日本でも…。中高年の方がフェイクニュースに騙されやすい？

能登半島を襲った巨大地震。様々な情報が飛び交う中、虚偽情報が出回り岸田総理がSNSで注意を呼びかける事態に発展しました。今、日本でもフェイクニュースへの対策が急務とされています。専門家は「若い人たちは情報検証をする癖がついているが、中高年以上の人は情報を検証する癖がついていない。５０代〜６０代の方がだまされやすいという傾向が見られる」と言います。

民主主義をおびやかす"フェイクニュース"に立ち向かった人々の思いに密着しました。