印刷博物館P&Pギャラリー企画展「GRAPHIC TRIAL 2025 -FIND-」開催〜グラフィックの可能性を印刷で探るポスター展〜

[会期]2025年4月12日(土)〜 7月6日(日)[参加クリエイター]大貫卓也/関本明子/吉本英樹/妹尾琢史

 TOPPANホールディングス株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長CEO:麿 秀晴、以下TOPPAN ホールディングス)が運営する、印刷博物館P&Pギャラリーでは、4月12日より「GRAPHIC TRIAL 2025 -FIND-」を開催します。

 GRAPHIC TRIAL®は、第一線で活躍するクリエイターとTOPPANグループが協力し、ポスターの制作を通じて新しい印刷表現を探るプロジェクトです。 19回目を迎える今回のテーマは「FIND」。慣れ親しんだいつもと変わらぬ世界でも、視点や気持ちを切り替えてみるだけで、驚くほど新鮮な切り口が見つかることがあります。そんな斬新さに満ちた“発見”を求め、多様なジャンルを躍動する4人のクリエイターが印刷とポスターという領域に改めて向きあいました。新しい何かを求めるこの時代、クリエイター各々の“FIND”が、観る人それぞれの“FIND”へとつながる表現を探っています。

 展覧会では、クリエイターの独創的なアイデアと印刷技術を組み合わせて完成させたポスターと、制作過程での数々のトライアルをご紹介します。

■ 開催概要

タイトル   GRAPHIC TRIAL 2025 -FIND-

会 期   2025年4月12日(土)〜 7月6日(日)

時 間   10:00〜18:00

休館日   毎週月曜日(ただし5月5日は開館)、5月7日(水)

会 場   印刷博物館 P&Pギャラリー

(東京都文京区水道1-3-3 TOPPAN小石川本社ビル)

入場料   無料 ※印刷博物館展示室にご入場の際は入場料が必要です

主 催   TOPPANホールディングス株式会社 印刷博物館

企 画   TOPPAN株式会社 情報コミュニケーション事業本部

後 援   公益社団法人 日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)

展覧会WEBサイト https://www.toppan.com/ja/joho/gainfo/graphictrial/2025/

公式X(旧twitter) @graphictrial / 公式instagram @graphictrial

展覧会WEBサイト

■ 展覧会のみどころ

GRAPHIC TRIAL®とは

 クリエイターとTOPPANグループが協力し、ポスターの制作を通じて新しい印刷表現を探る企画展です。色数、用紙、インキ等に制限をつけず、オフセット印刷に加えてインクジェットやスクリーン印刷などの印刷方法だけに留まらず、新しい技術や素材、紙の原料まで、多様な世界に目を向けながら印刷表現を追求しています。展覧会ではポスター作品と実験プロセスを展示し、印刷の魅力をわかりやすくお伝えします。

作品のみどころ

大貫卓也 レンチキュラーを駆使した新しいエンターテインメント

 レンチキュラー*は手で動かして楽しむ小さなサイズが一般的ですが、今回トライしたのは大判のレンチキュラー。大判ならではの実験を重ね、作品へと仕上げました。鑑賞者が作品の前を歩くことで初めて完成する世界には、知恵とアイデアが溢れています。

 *レンチキュラー:シート状のレンズを印刷物に重ねることで、見る角度によって絵が変わったり立体感が得られたりする加工技術

関本明子 実用的な印刷インキの不思議に迫る

 

 関本氏は、インキを刷り重ねるとどう見えるのか?ということを徹底的に追求しました。重ねるとまったく見えなくなると予想されたその実験では、驚きの結果が…!あたりまえを覆し、新しい発見と実用的なノウハウが凝縮した、デザイナー必見の作品に、ぜひご注目ください。

吉本英樹 前人未踏の領域。フロッキー階調表現

ケミカルで均一的な質感が特徴のフロッキー加工*。吉本氏は、その使い方をまったく変えることで、これまで誰も見たことがないボリュームのある階調表現を実現させました。作品のモチーフとなったのは、見る人を魅了し、興奮とワクワク感が止まらないロケット発射のその瞬間。爆発による迫力と感動をお楽しみください。

 *フロッキー加工:紙に接着剤を塗布した上から、静電気を帯電させて毛(パイル)を植え付ける加工技術

妹尾琢史 和紙とアクリル素材を使った究極の積層感

 妹尾氏の作品では、薄型のアクリル素材に和紙をとじこめることで透明感と積層感を際立たせ、日本の美しくも繊細な風景を作り上げました。光の角度によって、透けたり、輝いたり…。質感と構造と厚さへの挑戦。現代アートともいえる新しいかたちのポスター作品です。

■ 関連イベント

会期中にはさまざまな関連イベントを企画しています。

詳細・お申し込みは展覧会WEBサイトまたは公式SNSでご確認ください。

展覧会WEBサイト https://www.toppan.com/ja/joho/gainfo/graphictrial/2025/

展覧会WEBサイト

■ 参加クリエイター

大貫卓也 アートディレクター

多摩美術大学卒業後、博報堂入社。「としまえん」の仕事で東京ADC賞を受賞。以後、次々と話題作を送り出す。1993年博報堂を退社し大貫デザイン設立。ペプシコーラ、新潮社、資生堂、ソフトバンクなどの広告制作に携わる。「HIROSHIMA APPEALS 2021」で東京ADC賞グランプリ。作品集『Advertising is』ほか。

関本明子 グラフィックデザイナー

企業・ブランド・商品等の立ち上げ・育成のディレクション・デザインを行う。長く愛され機能するデザインを目指し制作に取り組む。東京芸術大学大学院修了後、ドラフトを経てヒダマリ設立。主な受賞に、東京 ADC 賞、JAGDA 新人賞、Red Dot Award など。

吉本英樹 クリエイティブディレクター、デザイナー

1985年和歌山県生まれ。2010年東京大学修士課程 (航空宇宙工学) ・2016年英ロイヤル・カレッジ・オブ・アート博士課程 (デザイン工学) を修了。2015年にロンドンにてデザインスタジオ「Tangent」を設立。デザインとエンジニアリングの発展的な融合を得意とし、エルメスやレクサスをはじめとする世界的なラグジュアリーブランドに多くのデザインやコンセプトを提供するほか、テクノロジー起点の新規事業開発から、街づくりに関わるまで、幅広い領域において活躍する。近年では、日本の伝統工芸と先端技術を繋ぐ国際的なイニシアティブ「Craft x Tech」を創立し、日本文化の進化・継承にも取り組む。日本人工知能学会全国大会優秀賞、Lexus Design Award、和歌山県文化奨励賞など、受賞多数。2020年、東京大学・先端科学技術研究センター特任准教授に着任し、先端アートデザイン分野を共同設立。

妹尾琢史 アートディレクター

東京藝術大学デザイン科大学院修了後、2002年凸版印刷株式会社(現TOPPAN株式会社)入社。中部事業部クリエイティブデザイン部在籍。長年に渡りプロモーション領域における戦略策定からコンセプト開発、クリエイティブ開発など幅広く対応。さまざまな素材を組み合わせたディスプレイデザインの経験が豊富。JPMクリエイティブアワードなど受賞多数。

※「GRAPHIC TRIAL」はTOPPANホールディングス株式会社の登録商標です。

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会社概要

TOPPANホールディングス株式会社

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URL
https://www.holdings.toppan.com/ja/news/
業種
情報通信
本社所在地
東京都文京区水道1-3-3
電話番号
-
代表者名
麿秀晴
上場
東証プライム
資本金
1049億8643万円
設立
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