新型コロナウイルス:ワクチン市場のダッシュボード公開~生産能力データ等を視覚化【プレスリリース】
【2020年12月21日 ニューヨーク 発】
COVAXにおけるワクチン調達機関としてユニセフ(国連児童基金)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン市場のさまざまなデータをグラフィカルにまとめたダッシュボード(COVID-19 Vaccine Market Dashboard)を開設しました。これは、急速に発展するCOVID-19ワクチン市場の動向と、世界各国のために公正かつ公平なアクセスを確保するためのCOVAXファシリティの取り組みを提供するための、国、パートナー、および産業界向けの双方向ツールです。
本ダッシュボードでは、世界のワクチン開発の動向、予測されるワクチン生産能力、公表された二国間および多国間の供給協定、および報告されたワクチン価格について、定期的に更新されたデータを提供します。
尚、COVAXファシリティに代わって現在ユニセフと汎米保健機構(PAHO)が共同で行っているワクチンの入札が完了後、本ダッシュボードは、2021年末までに20億回分のワクチンを確保するというCOVAXファシリティの目標に向けた進捗状況を可視化するために拡張される予定です。さらに2021年には、ユニセフとCOVAXファシリティに参加する他の調達者による調達状況の最新情報を提供し、ユニセフや他の参加国・機関の調達者による納入状況も追跡します。
ユニセフはまた、本日、海運会社や航空会社を含む物流業界18社と世界経済フォーラムとの間で、ユニセフによるワクチン並びにその関連物資の国際輸送や国内配送への支援や、必要に応じた各国政府への専門的支援などをうたった趣意書に署名し、ワクチンの安全で効率的な配布において共に中心的な役割を果たしていくことを発表しました。
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■ 新型コロナウイルスに関するユニセフの情報はこちらからご覧いただけます。
特設サイト: https://www.unicef.or.jp/kinkyu/coronavirus/
COVAX情報ページ: https://www.unicef.or.jp/kinkyu/coronavirus/covax/
■ COVAXについて
COVAXは、COVID-19の診断検査法、治療法、ワクチンの開発などを加速させるための国際的な取り組みであるACT-A(Access to COVID-19 Tools - Accelerator)の柱の一つであるワクチン供給のイニシアティブです。感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)、GAVIアライアンス、WHO(世界保健機関)が共同で主導し、先進国および開発途上国のワクチン製造業者、ユニセフ(国連児童基金)、世界銀行、市民社会組織などと連携して活動しています。COVAXは、COVID-19ワクチンを世界各国に公平かつ迅速に分配していくことを目指し、政府や製造業者とともに取り組む唯一のグローバル・イニシアティブです。
■ ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(www.unicef.org)
※ ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する33の国と地域を含みます
※ ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています
■ 日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国33の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。(www.unicef.or.jp)
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