COVAX:アストラゼネカとの供給契約~85カ国、1億7,000万回分のワクチン【プレスリリース】
クルミトラ総合病院にあるアストラゼネカ製薬のCOVID-19ワクチン。(バングラデシュ、2021年1月28日撮影) © UNICEF_UN0413738_Mawa
ユニセフ(国連児童基金)は今週、COVAXを代表し、英製薬会社アストラゼネカとの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンの供給に関する長期契約に署名しました。
この供給契約により、ユニセフは、汎米保健機構(PAHO)を含む調達パートナーとともに、約85カ国分のワクチンを最大1億7,000万回分利用できるようになります。COVID-19ワクチンの供給契約は、インド血清研究所(SII)、ファイザーとの契約に続いて3件目となります。
アストラゼネカ・オックスフォードのワクチンは、2月15日にWHOの緊急使用リスト(EUL)に加えられました。
グワハティ医科大学病院で、インド血清研究所が製造したアストラゼネカ製薬のCOVID-19ワクチンの接種準備をする看護師。(インド、2021年1月16日撮影) © UNICEF_UN0400771_Boro
COVAXが目指すのは、安全で効果的なCOVID-19ワクチンが、国の所得水準に関係なく、世界のすべての国で迅速に入手でき、手頃な価格で提供されることを保証することです。
今回の供給契約により、COVAXのアストラゼネカとの事前購入契約に基づき1億7,000万回分のワクチンへのアクセスが確保され、2021年を通じて利用できるようになります。
2月11日、ユニセフは、アストラゼネカと米バイオ医薬品企業ノババックスからの技術移転による2つのワクチンへのアクセスに関するインド血清研究所との契約に続いて、米国の製薬会社ファイザーとの間で、2021年のファイザー・ビオンテック製ワクチンの供給契約を結んだことを発表しました。
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■ ファイザー・ビオンテック製ワクチンの供給契約を結んだことを発表の記事は以下のURLからご覧いただけます。 https://www.unicef.or.jp/news/2021/0027.html
■ 新型コロナウイルスに関するユニセフの情報はこちらからご覧いただけます。
特設サイト: https://www.unicef.or.jp/kinkyu/coronavirus/
COVAX情報ページ: https://www.unicef.or.jp/kinkyu/coronavirus/covax/
■ COVAXについて
COVAXは、COVID-19の診断検査法、治療法、ワクチンの開発などを加速させるための国際的な取り組みであるACT-A(Access to COVID-19 Tools - Accelerator)の柱の一つであるワクチン供給のイニシアティブです。感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)、GAVIアライアンス、WHO(世界保健機関)が共同で主導し、先進国および開発途上国のワクチン製造業者、ユニセフ(国連児童基金)、世界銀行、市民社会組織などと連携して活動しています。COVAXは、COVID-19ワクチンを世界各国に公平かつ迅速に分配していくことを目指し、政府や製造業者とともに取り組む唯一のグローバル・イニシアティブです。
■ ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。 https://www.unicef.or.jp/
※ ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する33の国と地域を含みます
※ ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています
■ 日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国33の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 https://www.unicef.or.jp/
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