吉田恵里香氏が第40回(2021年度)向田邦子賞に決定!
受賞作品 よるドラ「恋せぬふたり」(NHK総合)
向田邦子賞委員会と株式会社東京ニュース通信社が主催する、優れた脚本作家に贈られる向田邦子賞の第40回選考会が4月5日(火)に東京都内で行われ、吉田恵里香(よしだえりか)氏の受賞が決定いたしました。受賞作は、NHK総合にて2022年1月10日~3月21日に放送された、よるドラ「恋せぬふたり」です。
授賞理由は、「『恋せぬふたり』は、他者に対して恋愛感情も性的欲求も持たないアセクシュアルの女性が、同様の男性と同居し、心の安定を得るまでを極めて低い声で、しかも明るいトーンで描いている。セリフも適確で無駄を排している。周囲の人物達との関わりも自然な弾みがあり、この物語に和らかな日常性を与えている。向田賞に価する作品である。」というものです。
受賞者には本賞の特製万年筆および副賞300万円が授与されます。
<作品情報>
放送日・放送局:2022年1月10日~3月21日放送(NHK総合)
作:吉田恵里香
音楽:阿部海太郎
制作統括:尾崎裕和
プロデューサー:大橋守、上田明子
演出:野口雄大、押田友太、土井祥平
出演:岸井ゆきの、高橋一生、濱正悟、小島藤子、菊池亜希子、北香那、アベラヒデノブ、西田尚美、小市慢太郎
<吉田恵里香氏プロフィール>
1987年11月21日、神奈川県出身。日本大学芸術学部卒業。
2013年に「恋するイヴ」(日本テレビ)の脚本を手掛け、映画「ヒロイン失格」やテレビドラマ「花のち晴れ〜花男Next Season〜」(TBS)、「Heaven?〜ご苦楽レストラン〜」(TBS)など女性向けコミックの実写化作品の脚本に多く携わる。2020年、連続ドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(テレビ東京・おかざきさとこ氏と共同脚本)で注目を浴びる。
<向田邦子賞とは>
故・向田邦子さんがテレビドラマの脚本家として、数々の作品を世に送り出し活躍してきた功績を讃え、現在のテレビ界を支える優秀な脚本作家に贈られる賞として、1982年に制定されました。主催は『TVガイド』を発行する東京ニュース通信社で、選考は歴代受賞者らによる向田邦子賞委員会が担当しています。前年度に放送されたテレビドラマを対象に、選考委員がノミネート作品を選定。本選を含めて4回の討議を経て受賞作品を決定しています。選考委員は池端俊策氏、大石静氏、岡田惠和氏、井上由美子氏、坂元裕二氏(向田邦子賞受賞順)。
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