トランスコスモス、「世界8都市オンラインショッピング利用動向調査2024」結果を発表
推し活はZ世代だけではない!ジャカルタ・ムンバイでは全世代で浸透
「世界8都市オンラインショッピング利用動向調査2024」:
https://blog.trans-cosmos.co.jp/research/20240327_onlineshopping-survey.html
本調査では、推しのグッズの購入など、世代の違いが一部オンラインショッピングの消費行動に影響を与えることがわかりました。一方で、ジャカルタ・ムンバイでの全世代の推し活の普及など、都市の違いが世代別消費行動に顕著な影響を与える結果も見られました。また、越境ECにおいてはバンコク、ジャカルタを中心に、メディアなどを通じて、日本のECサイトが多く利用されています。
■調査の概要
調査手法: グローバルパネルを利用したオンライン調査、現地語によるアンケート
調査地域: 東京(日本)、上海(中国)、ソウル(韓国)、ムンバイ(インド)、バンコク(タイ)、
ジャカルタ(インドネシア)、ニューヨーク(米国)、ロンドン(英国)
調査対象者: 11歳から58歳の男女、直近1年以内のオンラインショッピング利用(購入)経験者
回収サンプル: 300サンプル × 8都市、計2,400サンプル
調査実施期間: 2024年2月15日~2月25日
調査委託機関: クロス・マーケティング
■調査結果のポイント
1. 推しグッズの購入意向にZ世代とX世代に顕著な差、ジャカルタ・ムンバイでは推し活が全世代に浸透
●オンラインショッピングの行動と意識について、X世代(1965年~1980年生まれ)、Y世代(1996年~1981年生まれ)、Z世代(1997年~2012年生まれ)で比較したところ、「購入前の口コミ確認」、「正規品保証の重視」、「口コミサイトの参考」、「試着や仮置のバーチャル機能」、「同じサイトからの買い物の希望」が全世代で上位にあがった。
●一方、Z世代とX世代の間で大きな違いが見られたのは「推し(アイドルやキャラクター)のグッズを買いたい」で、Z世代では6位、X世代では18位にとどまった。都市別にみると、全体的にZ世代が高い傾向にはあるが、ジャカルタとムンバイではY世代が最も高く、X世代での割合も他都市と比べて高いので、世代問わず推し活が普及している様子がうかがえる。
2.日本の越境ECサイトの利用度が高いジャカルタとバンコク、メディアでの取り上げもきっかけに
●各都市で越境ECの利用経験率をたずねたところ、バンコクとムンバイ、ジャカルタの3都市で70%以上となった。日本のECサイト利用率は特にバンコク(34%)が最も多く、その次にジャカルタ(31%)が続いた。
●日本のオンラインショッピングサイトを利用した理由としては、7都市共通して「国内では入手できない商品/ブランドだから」が最も多くあげられた。また、上海、バンコク、ジャカルタ、ムンバイでは、ソーシャルメディアでの紹介や海外人気商品としてメディアで取り上げられていることをあげる利用者も多かった。
トランスコスモス グローバル事業統括 アナリストの萩原雅之は、「X世代、Y世代、Z世代の年齢区分は国や地域によって多少異なるものの、ライフステージにおけるデジタル環境の違いが購買行動や消費意識に反映するというグローバル共通の考え方に基づいています。世代間の違い以上に都市間の差が大きい項目も多く、越境ECやライブコマースの活用においては都市特性を十分に把握したうえでの世代対応が求められます。」とコメントしています。
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(トランスコスモス株式会社について)
トランスコスモスは1966年の創業以来、優れた「人」と最新の「技術力」を融合し、より価値の高いサービスを提供することで、お客様企業の競争力強化に努めて参りました。現在では、お客様企業のビジネスプロセスをコスト最適化と売上拡大の両面から支援するサービスを、アジアを中心に世界35の国と地域・182の拠点で、オペレーショナル・エクセレンスを追求し、提供しています。また、世界規模でのEC市場の拡大にあわせ、お客様企業の優良な商品・サービスを世界46の国と地域の消費者にお届けするグローバルECワンストップサービスを提供しています。トランスコスモスは事業環境の変化に対応し、デジタル技術の活用でお客様企業の変革を支援する「Global Digital Transformation Partner」を目指しています。(URL: https://www.trans-cosmos.co.jp)
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