イスラエル・パレスチナ:「全面戦争への瀬戸際」の状況に強い懸念【プレスリリース】

ユニセフ事務局長声明

【2021年5月12日 ニューヨーク 発】

ユニセフ(国連児童基金)事務局長のヘンリエッタ・フォアは、ガザ等で続く衝突が激化し、子どもへの被害が相次いでいることを受け、以下の声明を発表しました。

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今週月曜日以降、パレスチナで少なくとも子ども14人、イスラエルでは子ども1人が死亡したと報告されています。

また報告によると、この5日間で、ガザ地区と東エルサレムを含むヨルダン川西岸で子ども95人、イスラエルで子ども3人が負傷しました。

状況は、危険な転換点を迎えています。暴力のレベルと子どもたちへの影響は壊滅的です。私たちは今、全面的な戦争への瀬戸際にいるのです。どのような戦争でも、最初に被害を受け、最も苦しむのは子どもたちです。

私は、すべての当事者に対し、あらゆる暴力を止め、緊張を緩和するよう求めます。国際人道法と人権法の下での義務を思い出し、すべての民間人、特に子どもたちを保護し、必要不可欠な社会インフラを攻撃から守り、子どもに対する権利侵害をなくすよう求めます。

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■ ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。 https://www.unicef.or.jp/
※ ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する33の国と地域を含みます
※ ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■ 日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国33の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 https://www.unicef.or.jp/

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会社概要

URL
http://www.unicef.or.jp
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス
電話番号
03-5789-2016
代表者名
赤松良子
上場
未上場
資本金
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設立
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