第45回吉川英治文学新人賞にノミネート! 藤岡陽子の新たな代表作『リラの花咲くけものみち』
獣医師を目指し、北海道の大学で自らの人生を変えていく少女の物語。命の重みを問いかける、いま読みたい小説ナンバーワン!
第7回未来屋小説大賞を受賞した、話題の小説
本作は2023年12月、未来屋書店が選ぶ「第7回未来屋小説大賞を受賞し、注目を集めています。
獣医師を目指し、北海道の大学で自らの人生を変えていく少女の成長を描いたこの作品は、発売後即重版、その後も続々と版を重ね、現在7刷となっています。藤岡陽子さんの新たな代表作。
「この物語の主人公は、とても気が弱くて、自分に自信が持てない女性です。私がこれまで描いてきたなかで、もっとも気弱な主人公なのですが、そんな彼女が獣医師として奮闘する姿を描いています」
(藤岡陽子さん)
【豆知識】
リラとは……ライラックのフランス語。5月下旬から6月にかけて花を咲かせる。毎年5月中旬には、北海道札幌市中央区の大通公園・白石区川下公園で「さっぽろライラックまつり」が開催される。
全国の書店員さんから続々と感想・応援のメッセージが
内向的な主人公・聡里が獣医師を目指し、仲間たちと切磋琢磨し合いながら成長し、挫折しながらも夢を追う姿に、全国の書店員さんからの反響の声が続々届いています。
自分自身の心と向き合い、苦しみや悲しみを乗り越えていく、人生の道しるべのような物語。
――宗岡敦子さん(紀伊國屋書店福岡本店)
命の尊さをリアルに感じることができ、胸がいっぱいになりました。一冊まるごと尊いです。
――野口陽子さん(明文堂書店高岡射水店)
「動物の温もりが生きる意味になる」こういう文を書ける著者のことを、大好きだと思った。
――大谷純子さん(くまざわ書店新潟西店)
特設サイトから、書店員さんからの様々な感想・応援メッセージをご覧いただけます。
⇒https://special.kobunsha.com/lilas/
快進撃がつづき、第45回吉川英治文学新人賞にノミネート!
そんな『リラの花咲くけものみち』が、このたび第45回吉川英治文学新人賞にノミネートされました。この賞は、2023年1月1日から12月31日までに、新聞、雑誌、単行本などで優秀な小説を発表した作家の中から、最も将来性のある新人作家に贈呈される賞。過去には辻村深月さん、加藤シゲアキさんなどが受賞しています。
人生に迷っている人、夢に向かって努力している人だけでなく、多くの方にぜひ読んでいただきたい一冊です。
吉川英治文学新人賞公式サイト
⇒https://www.kodansha.co.jp/award/yoshikawa_bn.html
◆あらすじ
幼い頃に⺟を亡くし、⽗が再婚した継⺟とうまくいかず不登校になった岸本聡⾥。
愛⽝のパールだけが⼼の⽀えだった聡⾥は、祖⺟・チドリに引き取られペットたちと暮らすうちに獣医師を⽬指すように。北農⼤学獣医学類に進学すると、慣れない寮⽣活が始まった。⾯倒⾒のよい先輩、気難しいルームメイト、志をともにする同級⽣らに囲まれ、学業や動物病院でのアルバイトに奮闘する⽇々。
伴侶動物の専⾨医を⽬指していた聡⾥だが、⾺や⽜などの⼤動物・経済動物の医師のあり⽅を⽬の当たりにし、「⽣きること」について考えさせられることに――。
北海道の地で、自らの人生を変えてゆく少女の姿を描いた感動作。
【Amazon】⇒https://x.gd/KzoOi
【著者プロフィール】
藤岡陽⼦(ふじおか・ようこ)
1971年京都府⽣まれ。同志社⼤学⽂学部卒。新聞社勤務を経て、タンザニア・ダルエスサラーム⼤学に留学。慈恵看護専⾨学校卒業。
2009年『いつまでも⽩い⽻根』(光⽂社)でデビュー。同作はテレビドラマ化され話題に。'21年『メイドイン・京都』で第9回京都本大賞受賞。'23年『満天のゴール』がテレビドラマ化、『おしょりん』が映画化され、ますます話題に。同年、獣医師を目指す少女の成長を描いた最新作『リラの花咲くけものみち』で第7回未来屋小説大賞を受賞。著書に『⼿のひらの⾳符』『晴れたらいいね』『この世界で君に逢いたい』『きのうのオレンジ』 など多数。
【書誌情報】
書名:リラの花咲くけものみち
著者:藤岡陽⼦
発売⽇:2023年7⽉20⽇
定価:1,870円(税込み)
発⾏:光⽂社
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