「マイナビ 2024年卒大学生 活動実態調査(3月)」を発表
対面面接でのマスク着脱について学生の意見は、ばらつきが見られる結果に。6割以上の学生が企業からのアナウンス下で判断したいと回答
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2024年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2024年卒大学生 活動実態調査(3月)」の結果を発表しました。
《TOPICS》
【調査概要】
2024年卒業予定の大学生・大学院生の3月末時点での内々定率は前年比3.6pt増の30.0%となり、平均内々定保有社数は前年と同値の1.7社だった。3月上旬に引き続き、内々定率・平均内々定保有社数ともに高い水準で推移している。【図1、2】
【図1】内々定率 経年比較
企業に安定性を感じるポイントを複数回答(あてはまるものすべて)・単一回答(最もあてはまるもの)で答えてもらったところ、いずれも「福利厚生が充実している」が最多となった(複数回答:58.8%、単一回答:14.2%)。さらに「離職率や平均勤続年数」が複数回答・単一回答いずれにおいても前年より増加しており、安定性を感じる点として長く働ける環境であるかどうかが重視されていることがわかる。【図3、4】
【図3】企業に対して安定性を感じるポイント(当てはまるものすべて/上位抜粋)
企業の社風や社員の雰囲気を感じるために、参加したり参考にするものを選んでもらったところ、「インターンシップ・仕事体験(対面)」が最多で57.9%だった。次いで「個別企業説明会(オンライン)」(50.7%)、「インターンシップ・仕事体験(オンライン)」(47.9%)となり、オンライン実施の項目も上位に入った。自由回答では「実際に(働く)現場を見た企業と見ていない企業とでは志望度が変わった」と対面でしか得られない情報を求める意見や、「チャット等で気軽に匿名で質問ができる」などのオンラインならではのメリットを感じている意見、オンライン社内ツアーで社員と質問する機会を得られたという声も見られた。対面ではもちろん、企業の工夫によってはオンラインでも社風を十分に感じられるようになっているようだ。【図5、6】
【図5】企業の社風や社員の雰囲気を感じるために、以下のどれに参加したり参考にしようと思いますか
「対面面接でマスクを外すことについての考え」を聞いたところ、「どちらかといえば抵抗はない」学生が最多で37.4%、次いで「どちらかといえば抵抗がある」が21.1%、「外して面接したい」が16.6%、「わからない・どちらともいえない」が15.3%、「外して面接したくない」が9.6%となり、意見にばらつきがみられた。一方で面接におけるマスクの着脱を自分で判断して決めたい学生が38.0%、企業側からのアナウンスの下で判断して決めたい学生が62.0%となった。【図7、8】
【図7】対面面接でマスクを外すことについての考え
【調査担当者コメント】
3月13日以降、マスクの着用は個人の主体的な選択を尊重し、個人の判断が基本となりました※。しかし、2024年卒の学生は大学入学時からコロナ禍が始まり、常にマスク着用を求められてきた経験から、自己判断に戸惑っていることも予想されます。対面面接でのマスク着脱についての設問では、学生の意見にばらつきが見られる結果となりました。就職活動においても、企業・学生ともに状況に応じて感染防止対策は意識しながらも、企業として学生の意向を尊重したり、学生が着脱しやすいようアナウンスするなど、配慮が求められるでしょう。
※ 厚生労働省「マスクの着用について」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kansentaisaku_00001.html)
キャリアリサーチラボ 研究員 長谷川洋介
【調査概要】「マイナビ 2024年卒大学生 活動実態調査(3月)」
○調査期間/2023年3月25日(土)~3月31日(金)
○調査方法/マイナビ2024の会員に対するWEBアンケート
○調査対象/2024年3月卒業見込みの全国の大学生、大学院生
○調査機関/自社調べ
○有効回答数/2,963名(文系男子586名 文系女子1,355名 理系男子441名 理系女子581名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
※調査結果の詳細は会社HPのニュースリリース(https://www.mynavi.jp/news/)からご確認いただけます。
- 2024年卒の大学生・大学院生の3月末時点の内々定率は前年比3.6pt増の30.0%【図1、2】
- 企業に安定性を感じる点は「福利厚生が充実している」が最多。「離職率や平均勤続年数」が前年比で増加し、長く働ける環境を重視する傾向に【図3、4】
- 社風や社員の雰囲気を感じるために参考にするのは「対面のインターンシップ・仕事体験」。同時にオンラインの活動も上位に挙がる【図5、6】
- 対面面接でのマスク着脱について「どちらかといえば外すことに抵抗はない」が37.4%で最多。一方、6割以上が着脱の判断に関して「企業側からのアナウンスを求める」と回答【図7、8】
【調査概要】
2024年卒業予定の大学生・大学院生の3月末時点での内々定率は前年比3.6pt増の30.0%となり、平均内々定保有社数は前年と同値の1.7社だった。3月上旬に引き続き、内々定率・平均内々定保有社数ともに高い水準で推移している。【図1、2】
【図1】内々定率 経年比較
【図2】平均内々定保有社数 前年比較
企業に安定性を感じるポイントを複数回答(あてはまるものすべて)・単一回答(最もあてはまるもの)で答えてもらったところ、いずれも「福利厚生が充実している」が最多となった(複数回答:58.8%、単一回答:14.2%)。さらに「離職率や平均勤続年数」が複数回答・単一回答いずれにおいても前年より増加しており、安定性を感じる点として長く働ける環境であるかどうかが重視されていることがわかる。【図3、4】
【図3】企業に対して安定性を感じるポイント(当てはまるものすべて/上位抜粋)
【図4】企業に対して安定性を感じるポイント(最も安定性を感じるもの1つ/上位抜粋)
企業の社風や社員の雰囲気を感じるために、参加したり参考にするものを選んでもらったところ、「インターンシップ・仕事体験(対面)」が最多で57.9%だった。次いで「個別企業説明会(オンライン)」(50.7%)、「インターンシップ・仕事体験(オンライン)」(47.9%)となり、オンライン実施の項目も上位に入った。自由回答では「実際に(働く)現場を見た企業と見ていない企業とでは志望度が変わった」と対面でしか得られない情報を求める意見や、「チャット等で気軽に匿名で質問ができる」などのオンラインならではのメリットを感じている意見、オンライン社内ツアーで社員と質問する機会を得られたという声も見られた。対面ではもちろん、企業の工夫によってはオンラインでも社風を十分に感じられるようになっているようだ。【図5、6】
【図5】企業の社風や社員の雰囲気を感じるために、以下のどれに参加したり参考にしようと思いますか
【図6】どのような内容であれば社風や社員の雰囲気を感じられると思いますか(自由回答)
「対面面接でマスクを外すことについての考え」を聞いたところ、「どちらかといえば抵抗はない」学生が最多で37.4%、次いで「どちらかといえば抵抗がある」が21.1%、「外して面接したい」が16.6%、「わからない・どちらともいえない」が15.3%、「外して面接したくない」が9.6%となり、意見にばらつきがみられた。一方で面接におけるマスクの着脱を自分で判断して決めたい学生が38.0%、企業側からのアナウンスの下で判断して決めたい学生が62.0%となった。【図7、8】
【図7】対面面接でマスクを外すことについての考え
【図8】企業との面接におけるマスクの着脱について、どのような形で行ってほしいと思うか
【調査担当者コメント】
3月13日以降、マスクの着用は個人の主体的な選択を尊重し、個人の判断が基本となりました※。しかし、2024年卒の学生は大学入学時からコロナ禍が始まり、常にマスク着用を求められてきた経験から、自己判断に戸惑っていることも予想されます。対面面接でのマスク着脱についての設問では、学生の意見にばらつきが見られる結果となりました。就職活動においても、企業・学生ともに状況に応じて感染防止対策は意識しながらも、企業として学生の意向を尊重したり、学生が着脱しやすいようアナウンスするなど、配慮が求められるでしょう。
※ 厚生労働省「マスクの着用について」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kansentaisaku_00001.html)
キャリアリサーチラボ 研究員 長谷川洋介
【調査概要】「マイナビ 2024年卒大学生 活動実態調査(3月)」
○調査期間/2023年3月25日(土)~3月31日(金)
○調査方法/マイナビ2024の会員に対するWEBアンケート
○調査対象/2024年3月卒業見込みの全国の大学生、大学院生
○調査機関/自社調べ
○有効回答数/2,963名(文系男子586名 文系女子1,355名 理系男子441名 理系女子581名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
※調査結果の詳細は会社HPのニュースリリース(https://www.mynavi.jp/news/)からご確認いただけます。
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