TISのクラウド型経費精算システム「Spendia」、ChillStackの不正経費自動検知クラウド 「Stena Expense」の提携販売を開始
~AIを活用した経理業務の生産性向上やコンプライアンス強化を実現~
TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)は、株式会社ChillStack(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:伊東 道明、以下:ChillStack)が提供する不正経費自動検知クラウド「Stena Expense」の販売契約を締結し、2025年5月29日より経営管理サービス群「ACTIONARISE」のクラウド型経費精算システム「Spendia(スペンディア)」との提携販売を開始したことを発表します。また同時に、TISの「Spendia」においても、 ChillStackと取次販売契約を締結し、ChillStackによる「Spendia」の取次販売を開始しました。
「Spendia」と「Stena Expense」を組み合わせて利用することで、さらに経費精算業務の生産性向上や企業のコンプライアンス強化を実現します。

TISが提供するクラウド型経費精算システム「Spendia」は、TISが経費精算システムを20年以上提供してきた知見をもとに、日本の制度や商習慣に合わせて開発した経費精算クラウドサービスです。SaaSでありながら、大企業が抱える特有要件にも対応できる豊富な機能と柔軟性をもち、スマホアプリでも経費精算を完了できる利便性が特長です。
ChillStackが提供する「Stena Expense」は、企業の個人立替経費の申請・承認データを元に、不正検知AIが自動的に経費精算における不正や異常利用を検知するシステムです。申請された経費精算データから経費の二重申請や交通費の水増しなどの不正検出を行います。従業員一人ひとりの過去の経費申請履歴を踏まえて判断することで、特定個人や特定店舗での多頻度利用などの不適切もしくは異常と推察される経費利用を検出することができます。
今回の販売契約締結により、TISは「Spendia」と「Stena Expense」を組み合わせて提供することが可能となりました。「Spendia」の経費精算データや企業ごとの社内規則、各従業員の勤怠データなどを「Stena Expense」にインプットすることで、目視確認では困難であった大量のデータから規定違反や使い過ぎを自動検知することができます。AI技術を駆使し、経費申請データを時系列的かつ網羅的に解析することで、企業の経理担当によるチェック業務の負荷軽減、規定違反等の不正検知によるガバナンス強化やリスクの低減、業務効率化を実現します。

背景
近年、リモートワークの普及や業務プロセスのデジタル化が進む一方で、企業内でのコミュニケーション不足や組織・リスクに対するマネジメントの複雑化によって、経費精算における不正やミスが増加しています。また、インボイス制度をはじめとした法改正等への対応が求められる中で、経理・財務部門の業務負担が増加傾向にあります。
このような経理・財務部門における課題解決としてTISは、クラウド型経費精算システム「Spendia」にAI-OCR機能の拡充やAI検印機能、不正検知機能などを搭載し、独自のアルゴリズムと高度な解析技術を駆使することで、経費精算の申請段階における自動化と精度向上を実現してきました。一方、申請起票後の経理部門担当者による確認作業の負荷軽減のニーズがますます高まっており、特に大企業の導入が多い「Spendia」においては、大量のデータの中からの異常検知が求められ、自動検知による工数削減が課題となっていました。
そこで今回、ChillStackと販売契約を締結し、「Spendia」と「Stena Expense」の組み合わせによる提供開始に至りました。
両サービスの相互利用の特長
「Spendia」と「Stena Expense」を組み合わせることで、経費精算の二重申請や交通費の水増しなどの不正検出に加え、 その他の労務データや社内規則データなどと連動した、より高度な経費の真正性チェックや利用傾向分析の提供を可能にしました。「Stena Expense」の主な特長は以下の通りです。
-
経費の承認・チェック業務の負担を増やすことなく、全データの網羅的かつ時系列での精査が可能
-
申請履歴・傾向を踏まえたチェックにより、経費利用の妥当性確認が可能
-
不正・不適切・異常の根拠が表示されるため、原因・理由が明瞭
-
経理部門、業務部門のどちらも使える分かりやすいWeb UIを採用
その他詳細は以下URLをご参照ください。
▼Spendia
https://www.tis.jp/service_solution/spendia/function/regulations-check/
▼Stena Expense
https://expense.stena.chillstack.com/
今後について
今後も導入企業のニーズに応えるため、生成AIを活用した「Spendia」の機能強化や生成AI関連のアライアンスを継続し、経理業務のさらなる効率化につながるサービスの提供を続けます。また、日本企業の業務効率化やデジタル化を支援し、企業の競争力強化に貢献します。
エンドースメント
この度、「Stena Expense」と「Spendia」の相互利用により、お客様の経理業務の自動化・高度化・省人化を支援できることを大変嬉しく思います。DXの必要性が強く求められるなか、両サービスの組み合わせがお客様のDX/AX(AI Transformation)の成功に導き、効率性と内部統制力のバランスが取れた運用環境の構築を実現できることを確信しております。「Stena Expense」は、企業のガバナンスが重要視される中で、独自の検知AI技術を活用し、省人化・高度化をさらに推進する機能拡張を進めてまいります。
株式会社ChillStack 取締役COO 中道 浩之
ChillStackについて(https://chillstack.com/)
名称 :株式会社ChillStack
所在地 :東京都渋谷区千駄ヶ谷五丁目16番10号 代々木エアハイツ 206
代表者 :代表取締役 CEO 伊東 道明
設立 :2018年11月
事業内容:リスク管理の効率化・高度化を実現するサービスの開発・提供
クラウド型経費精算システム「Spendia」について
経費精算システムを20年以上提供してきた知見をもとに、TISが日本の制度や商習慣に合わせて開発した経費精算クラウドサービスです。SaaSでありながら各企業ならではの要件にも対応できる豊富な機能と柔軟性をもち、スマホアプリで経費精算を完了できる利便性が特長です。
詳細は以下をご参照ください。
https://www.tis.jp/service_solution/spendia/
経営管理サービス群「ACTIONARISE」について
TISの「ACTIONARISE」は、データで企業の成長と競争力の強化を実現する経営管理サービス群です。経営に必要なデータの生成から適切な収集・整理、データに基づく経営判断とアクションの定着まで、スピーディかつ確実なデータドリブン経営への変革を支援します。
詳細は以下をご参照ください。
https://www.tis.jp/branding/actionarise/
TIS株式会社について(https://www.tis.co.jp/)
TISインテックグループのTISは、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客さまのあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客さまと共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。
TISインテックグループについて
TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心としたさまざまな社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。
※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。
◆本サービスに関するお問い合わせ先
TIS株式会社 デジタルイノベーション事業本部
デジタルイノベーション営業統括部 デジタルイノベーションマーケティング部
E-mail:marke_mb@pj.tis.co.jp
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像