「2024年の海外文学シーン最大のサプライズ」ガルシア=マルケスの『百年の孤独』が「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2024」文庫部門第1位に選出!
36万部突破のベストセラーが名誉ある賞に輝きました。
株式会社新潮社が本年6月末に刊行し、一時は書店から消えるなどして話題となったガブリエル・ガルシア=マルケスの代表作『百年の孤独』文庫版が、雑誌「ダ・ヴィンチ」が例年発表している「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2024」文庫部門第1位に選出されました。
また、当社制作スタッフが「ちいかわ」の作者であるナガノ氏や「名探偵コナン」の作者である青山剛昌氏と並んで野間出版文化賞を受賞。名実ともに2024年を代表する作品となりました。
来年2月28日にはガルシア=マルケスの長編第2作『族長の秋』新潮文庫版の発売も決定しており、来年も海外文学シーンを盛り上げて参ります。あの筒井康隆氏に「読むべきである。読まねばならぬ。読みなさい。読め。」と言わしめた傑作です。こちらもあわせてご期待ください。
■『百年の孤独』とは
1967年にアルゼンチンのスダメリカナ社から刊行され、たちまち版を重ねベストセラーに。現在まで46言語に翻訳されて5000万部を売り上げている世界的なベストセラー。著者は自作を黒澤明監督が映像化することを熱望したが、NETFLIXが2022年にノーベル文学賞受賞40年を祝して『百年の孤独』の映像化の権利獲得を発表し、大きな話題に。著者の生地をモデルにした不思議な村「マコンド」を舞台にした数世代にわたる一族の物語で、奇想天外でユーモラスなエピソードが延々と続くが、不思議な中毒性があり、読後には大どんでん返しで奇妙な感動に包まれる。世界の名だたる作家たちが賛辞を惜しまず、その影響下にあることを公言している。
■ガブリエル・ガルシア=マルケスについて
1927年コロンビアの小さな町アラカタカに生まれる。ボゴタ大学法学部中退。「エル・エスペクタドル」紙の記者となってヨーロッパにわたり、ジュネーブ、ローマ、パリ各地を転々とする。55年に処女作『落葉』を発表。1967年に『百年の孤独』を発表すると瞬く間に空前のベストセラーとなり、世界各国で翻訳された。以後『族長の秋』『予告された殺人の記録』『コレラの時代の愛』『迷宮の将軍』など次々と歴史的傑作を刊行。1982年にはノーベル文学賞を受賞した。キューバで社会主義政権を樹立したフィデル・カストロと深い親交を結び、アメリカ連邦捜査局(FBI)から長年監視されたが、ラテンアメリカ世界では英雄的な作家であり、2014年に逝去した際には祖国コロンビアで国民が三日間にわたって服喪した。
■書誌情報
【タイトル】百年の孤独
【著者】ガブリエル・ガルシア=マルケス
【訳者】鼓直
【発売日】2024年6月26日
【ページ数】672ページ
【定価】1,375円(税込)
【ISBN】978-4-10-205212-9
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