誰でも１回で味が決まって、うまく加熱できる電子レンジ調理のルールとは？

株式会社主婦の友社

2022年2月28日 09時30分

株式会社主婦の友社は、『一発で加熱成功！味つけの失敗なし！ロジカル電子レンジ調理』（https://www.amazon.co.jp/dp/4074505592/）を2022年2月28日（月）に発売いたしました。電子レンジ調理でおいしく作るコツがつかめる書籍です。

電子レンジの利点と悩み

ほったらかしにできる、ヘルシー、煮崩れない、時短になる…　電子レンジは人気の調理家電です。だけど、電子レンジでの料理には、加熱ムラ、加熱不足、加熱しすぎ…　うまく調理できない悩みが多く寄せられています。

電子レンジ調理でありがちな悩みを解決してくれる

これらの悩みを解決してくれるのが、調理科学にもとづいて料理を教える前田量子先生。「使う前は、電子レンジが嫌いでした。鍋のように途中経過が見られず、入れたら機械におまかせのブラックボックスのように感じていたのかもしれません」という前田先生だが、仕事の依頼も多く、使ってみたところ、「こんなにロジカルな調理器具はない」と、ハマるようになったのだとか。

加熱がうまくいく前田式の電子レンジ加熱計算式

そして”実験”の限りを尽くしてうみだしたのが、前田式の電子レンジ加熱計算式。
その公式とは、食材＋調味料100gに対して１分半～２分半。

おいしいと感じるのは塩分濃度約１％

「え？はかるの？」。そんな風に思った人には、ぜひ一度、試していただきたい。そもそもおいしさと食材の重さには密接な関係があります。人がおいしいと感じるのは、料理の塩分濃度が約１％と言われています。それは、人間の血液（体液）の塩分濃度が0.9％だからだそう。たとえば、100gの食材に対して塩１gで味が決まると言えます。

食材は基本的に300ｇ

本書では、基本的に食材を300ｇに設定。料理ごとに、ベストな味つけと加熱時間を決定。そのままマネするだけで、ピタッと味がきまり、火加減も絶妙な料理ができあがります。

食材の重さが変わってもラクに作れる

この本の優れたところは、計算法も書いてあること。食材の重さが変わるときも、自由自在に調味料や加熱時間を変えて、最適な調理ができます。本書では600Wで調理しますが、500W、700Wの加熱時間一覧表も掲載。

はかればOK

電子レンジでおいしく作れる料理を厳選

ポークチャップ

しょうが焼きの作り方を紹介しつつ、味つけをトマトケチャップ、ソースにするだけで洋風になる例として。

きんぴら

しゃきしゃきの歯ごたえで取り出し、汁だけ煮詰める方法。つやのあるできあがりになります。

中華風とろみ炒め

使う野菜は何でもOK。冷蔵庫の残りものでできる、便利おかず。覚えておくとごはん作りがラクに。

大根と鶏肉の煮物

味がしみこみにくい大根も、２００W（解凍）の「コトコト煮詰め加熱」を使えば、やわらかくおいしく。

下ごしらえや炊飯、パスタも！

かぼちゃのサラダ

もやし、ほうれん草、さつまいも、じゃがいも、玉ねぎ、春雨…　下ごしらえの方法と、副菜のレシピを。

白飯

火加減と時間の管理ができる電子レンジは炊飯が得意。一合なら炊飯器よりはやく炊けます。

チャーハン

フライパンで作るようにもパラパラになりやすいチャーハン。料理が苦手でも作りやすい一品です。

トマトソースのパスタ

使うパスタによってゆで時間が変わっても、おいしく作れるようまとめた表があるので活用してください。

著者プロフィール

前田量子(マエダリョウコ)
料理家。管理栄養士。一般社団法人日本ロジカル調理協会代表理事。ジュニア野菜ソムリエ。前田量子料理教室主宰。東京理科大学卒業後、織田栄養専門学校にて栄養学を学ぶ。東京會舘、辻留料理塾、柳原料理教室、ル・コルドンブルーにて料理を学ぶ。保育園や病院での勤務、カフェ経営を経て、調理科学に基づいた料理を教える教室を主宰。本格的なのに誰もが再現しやすく、調理科学に裏づけされたレシピ作りに定評があり、美しい盛りつけが好評で、雑誌やテレビCM、企業へのレシピ提供なども多く手掛ける。『誰でも1回で味が決まるロジカル調理』『ロジカル和食』『おうちで一流レストランの味になるロジカル洋食』『考えないお弁当』(すべて主婦の友社)が好評発売中。