「マイナビ 2025年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(7月)」を発表
夏季休暇中の予定は「インターンシップ・仕事体験への参加」が最多で73.3%。選考で聞かれたことは「自身の強みや特長について」が最多。「サークル活動・部活動・ボランティア活動」に関する質問が前年より増加
《TOPICS》
7月にキャリア形成活動に参加した学生は前月比12.0pt増の59.4%。「『半日・1日』の就業体験のあるプログラム」の参加割合が前月から19.9pt増加【図1、2】
インターンシップ・仕事体験の選考で聞かれたことは「自身の強みや特長について」が最多。前年から増えたのは「サークル活動・部活動・ボランティア活動について」【図3】
夏季休暇の予定は「インターンシップ・仕事体験への参加」が前年に引き続き最多で73.3%。前年から5.0pt以上増加したのは「趣味」「旅行」【図4】
現在の就活準備レベルを100点満点で自己採点すると「21~40点(あまりできていない)」が最多だが、点数は年々上昇傾向に【図5】
【調査概要】
7月にキャリア形成活動(インターンシップ・仕事体験、オープン・カンパニー、キャリア教育)に参加したかを聞いたところ、前月比12.0pt増の59.4%が参加したと回答した。 内容については前月に引き続き「オープン・カンパニー型※」が最多で71.6%(対前月2.8pt減)、前月から大きく増加したのは「期間が『半日・1日』の就業体験のあるプログラム」で前月比19.9pt増の45.3%だった。【図1、2】
※オープン・カンパニー:単日開催の企業や大学が主催する説明会やイベントのこと
インターンシップ・仕事体験の選考を受けたことがある人に、選考(ES・面接)で聞かれたことを尋ねると、「自身の強みや特長について」が最多で82.6%だった。直近3カ年で比較すると、「サークル活動・部活動・ボランティア活動について」(前年比5.9pt増)、「アルバイトについて」(前年比3.1pt増)の増加が目立った。課外活動に関する質問は、コロナ禍で行動制限があった際には学生が答えづらいとされていたが、25年卒の学生では徐々に増えてきているようだ。【図3】
夏季休暇の予定を聞いたところ「インターンシップ・仕事体験への参加」が最多で73.3%だった。また、前年から5.0pt以上増加したのは「趣味」(43.1%、対前年比6.1pt増)、「旅行」(30.2%、対前年比5.3pt増)だった。新型コロナウイルスの5類感染症への移行に伴い行動制限がなくなったことを受け、インターンシップ・仕事体験へ参加しつつ、休暇を楽しむことも予定しているようだ。【図4】
現在の就活準備レベルについて「何も準備をしていない状態」を0点、「十分できている」を100点として自己採点してもらったところ、「21~40点(あまりできていない)」が37.3%で前年に引き続き最多となったが、前年と比べると3.5pt減少した。「61点以上(ある程度できている+十分できている)」の割合は13.2%で前年に比べ2.4pt増加しており、全体的に見ると就活準備レベルの自己採点の点数は年々上昇傾向にある。【図5】
【調査担当者コメント】
夏季休暇に入る大学が多い時期であるため、本調査では休暇中の過ごし方について聞きました。三省合意のなかでも、5日以上の長期インターンシップの実施は学業の妨げにならないよう、長期休暇中の実施が推奨されており、多くの学生が夏季休暇中にインターンシップ・仕事体験への参加を予定しているようです。一方で、「趣味」や「旅行」といった休暇を楽しむ予定の学生も増加していました。インターンシップ・仕事体験の選考時に聞かれた質問では「サークル活動・部活動・ボランティア活動について」が前年から増加するなど、行動制限がないことを前提とした質問が徐々に増えているようです。ガクチカを意識しつつ、学生のうちしかできない活動を楽しんでいただきたいと思います。
キャリアリサーチラボ 主任研究員 東郷こずえ
【図1】<今月(7月)>キャリア形成活動に参加したか
【図2】<今月(7月)>参加したキャリア形成活動の内容
【図3】インターンシップ・仕事体験の選考(ES・面接)で聞かれたこと<複数回答/上位抜粋>
【図4】大学の夏季休暇中はどのように過ごしたいか、特に時間を取りたいと思っているもの<複数回答>
【図5】現在の就活準備レベルはどれくらいか
【調査概要】「マイナビ 2025年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(7月)」
○調査期間/2023年7月20日(木)~7月31日(月)
○調査方法/マイナビ2025の会員に対するWEBアンケート
○調査対象/2025年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生
○調査機関/自社調べ
○有効回答数/2,700名(文系男子452名 文系女子1,057名 理系男子580名 理系女子611名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
※調査結果の詳細は会社HPのニュースリリース(https://www.mynavi.jp/news/)からご確認いただけます。
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