城田優 演出・主演 ミュージカル「カーテンズ」開幕!
ミュージカル『カーテンズ』が2月26日、幕を開けた。
会見で城田は演出・主演を務めることについて「日々後悔(笑)。新作で両方を手がけるのは実に大変でした。台本も10回くらい直し、美術や演出の打ち合わせと並行しながら膨大な台詞量との戦いで、帰宅したらヘロヘロ。1月3日と今朝の体重を比べたら9キロ減りました。でもやり甲斐がありますし、新たな挑戦をすることでこの先もミュージカルシーンを盛り上げていきたいです」と意気込みを語った。
ミュージカル初挑戦の菅井は「ついに挑戦できるという気持ち。今も夢じゃないかと思うくらいです。自分の実力の足りなさを痛感してトレーニングしてきましたが、お稽古では心を解放することすら難しいと思いました。皆さんを信じてスポンジになったつもりで日々吸収してきました。素敵なニキ・ハリスになれるよう全力で挑みます」、同じく初挑戦の三浦は「ワクワクとドキドキが止まりません。正直こんなに大変なんだなと。台詞をきっかけに音楽が始まる、音に合わせての振付などミュージカルならではの新しい刺激を勉強しました。先輩キャストは本当に上手くて化け物だなと思いますし、まだ自分は実力が足りないと実感していますが、一生懸命取り組みます」。城田はそんな二人を「本当によく頑張ってくれて、彼らは僕のモチベーションでもありました。公演中でも成長するでしょうから、千秋楽が楽しみです」とエールを送った。
<公演レポート>
まず幕開きから不穏だ。薄暗い空間に照明が一灯、大きく揺れている。その下に佇むキャストたち。ホラー?サスペンス?とドキドキしていると幕が閉じて、明るいオーバーチュアが始まった。再び幕が上がると、そこはボストンの劇場、新作ミュージカル「ロビン・フッド」の世界。〈Wide Open Spaces Opening/ここはカンザス〉が華やかに歌い踊られるが、主演女優ジェシカは台詞を忘れる、きっかけを間違えることで周りをハラハラさせてばかり。その割に偉そう〜と思っていたら、突然倒れ、運ばれてしまう。この新作でブロードウェイを目指しているが、新聞に乗った劇評はひどいのなんの。劇評に一喜一憂するプロデューサーのカルメン(原田薫)や演出家べリング(宮川浩)、作曲家アーロン(岸祐二)らが実にリアルだ。
結局、元女優で作詞家でもあるジョージア(瀬奈じゅん)が代役を務めることに。ジョージアはアーロンとカップルだったが今は振付家ボビー(三浦翔平)とラブラブ。三浦は初ミュージカルながら、頭身を生かしてダンスあり、ソロ曲ありと大注目。
複雑な人間模様の中、「ロビン・フッド」はブラッシュアップされていくが、同時に第2、第3の殺人が起こり、カンパニーの人々はお互い疑心暗鬼に。しかし捜査は意外な展開を迎える…。舞台好きの人はバックステージものとして、トライアウトからブロードウェイを目指す人々の情熱に共感できることが多いだろう。母娘、夫婦、カップルと人間関係の綾も絶妙で、群像劇としても楽しめる。何より誰が犯人か、推理するワクワク感たるや。ネタバレ禁止の笑いどころもたっぷり。大いに笑ってハラハラして、明日からの元気をチャージしよう!
【公演概要】
ミュージカル「カーテンズ」
原作:ピーター・ストーン
脚本:ルパート・ホームズ
作曲:ジョン・カンダ―
作詞:フレッド・エッブ
追加歌詞:ジョン・カンダ―&ルパート・ホームズ
演出:城田優
翻訳・訳詞:福田響志
出演:城田優、菅井友香(櫻坂46)、三浦翔平、原田薫、岸祐二、中嶋紗希、宮川浩、瀬奈じゅん/
中西勝之 米本学仁 高橋卓士/井上花菜、小山侑紀、坂元宏旬、竹内真里、茶谷健太、常住富大、
伯鞘麗名、福田えり、堀江慎也、横山達夫
日程:
<東京公演>
2022年2月26日(土)~3月13日(日) 東京国際フォーラムホールC 19回公演
S席¥13,500- A席¥10,500- B席¥7,500- (全席指定・税込)
主催:フジテレビジョン、キョードー東京
お問合せ:キョードー東京 0570-550-799 (平日:11時~18時 土日祝:10時~18時)
<大阪公演>
2022年3月18日(金)~3月22日(火) 新歌舞伎座 7回公演
S席¥14,500 A席¥10,500 B席¥7,500 特別席¥15,500 ※大阪夜公演は左記より各1,000円引き
主催:関西テレビ放送、キョードー大阪
お問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888 (月〜土11時〜16時、日祝は休み)
<愛知公演>
2022年3月26日(土)・27日(日) 愛知県芸術劇場 大ホール 2回公演
S席¥13,500- A席¥10,500- B席¥7,500- (全席指定・税込)
主催:東海テレビ放送、キョードー東海
お問合せ:キョードー東海 052-972-7466(月〜金12時〜18時、土10時〜13時、日祝休み )
※未就学児入場不可 ※最新の感染対策情報はHPをご確認ください
公式HP:https://www.curtains-musical2022.jp twitter:@curtains2022
(文・三浦真紀/撮影・伊藤智美)
会見で城田は演出・主演を務めることについて「日々後悔(笑)。新作で両方を手がけるのは実に大変でした。台本も10回くらい直し、美術や演出の打ち合わせと並行しながら膨大な台詞量との戦いで、帰宅したらヘロヘロ。1月3日と今朝の体重を比べたら9キロ減りました。でもやり甲斐がありますし、新たな挑戦をすることでこの先もミュージカルシーンを盛り上げていきたいです」と意気込みを語った。
ミュージカル初挑戦の菅井は「ついに挑戦できるという気持ち。今も夢じゃないかと思うくらいです。自分の実力の足りなさを痛感してトレーニングしてきましたが、お稽古では心を解放することすら難しいと思いました。皆さんを信じてスポンジになったつもりで日々吸収してきました。素敵なニキ・ハリスになれるよう全力で挑みます」、同じく初挑戦の三浦は「ワクワクとドキドキが止まりません。正直こんなに大変なんだなと。台詞をきっかけに音楽が始まる、音に合わせての振付などミュージカルならではの新しい刺激を勉強しました。先輩キャストは本当に上手くて化け物だなと思いますし、まだ自分は実力が足りないと実感していますが、一生懸命取り組みます」。城田はそんな二人を「本当によく頑張ってくれて、彼らは僕のモチベーションでもありました。公演中でも成長するでしょうから、千秋楽が楽しみです」とエールを送った。
<公演レポート>
まず幕開きから不穏だ。薄暗い空間に照明が一灯、大きく揺れている。その下に佇むキャストたち。ホラー?サスペンス?とドキドキしていると幕が閉じて、明るいオーバーチュアが始まった。再び幕が上がると、そこはボストンの劇場、新作ミュージカル「ロビン・フッド」の世界。〈Wide Open Spaces Opening/ここはカンザス〉が華やかに歌い踊られるが、主演女優ジェシカは台詞を忘れる、きっかけを間違えることで周りをハラハラさせてばかり。その割に偉そう〜と思っていたら、突然倒れ、運ばれてしまう。この新作でブロードウェイを目指しているが、新聞に乗った劇評はひどいのなんの。劇評に一喜一憂するプロデューサーのカルメン(原田薫)や演出家べリング(宮川浩)、作曲家アーロン(岸祐二)らが実にリアルだ。
ジェシカが亡くなった知らせを受けて、カンパニーはパニックに。そこに現れたのが警部補フランク・チョフィ(城田優)。なんとジェシカは殺されたのだという。ミュージカルオタクでもあるチョフィは、捜査の傍ら「ロビン・フッド」の創作にたびたび口を出し、ともすれば本業より情熱的。どことなくミュージカルに熱い城田本人と重なるのが面白い。カンパニーから逃げ出そうとする俳優たちを、Show Must Go Onだと説得する〈Show People/ショーピープル〉は見応えたっぷり。ブロードウェイの薫りたっぷりなこのビッグナンバーに隊列を組む振付を施し、インパクトの強い名シーンとして仕立てている。
結局、元女優で作詞家でもあるジョージア(瀬奈じゅん)が代役を務めることに。ジョージアはアーロンとカップルだったが今は振付家ボビー(三浦翔平)とラブラブ。三浦は初ミュージカルながら、頭身を生かしてダンスあり、ソロ曲ありと大注目。
チョフィは新人女優ニキ(菅井友香)に一目惚れ。菅井もしなやかなダンスで魅了、天然?でチャーミングなニキを好演している。カルメンは娘バンビ(中嶋紗希)とギクシャクして口喧嘩が絶えない。
複雑な人間模様の中、「ロビン・フッド」はブラッシュアップされていくが、同時に第2、第3の殺人が起こり、カンパニーの人々はお互い疑心暗鬼に。しかし捜査は意外な展開を迎える…。舞台好きの人はバックステージものとして、トライアウトからブロードウェイを目指す人々の情熱に共感できることが多いだろう。母娘、夫婦、カップルと人間関係の綾も絶妙で、群像劇としても楽しめる。何より誰が犯人か、推理するワクワク感たるや。ネタバレ禁止の笑いどころもたっぷり。大いに笑ってハラハラして、明日からの元気をチャージしよう!
【公演概要】
ミュージカル「カーテンズ」
原作:ピーター・ストーン
脚本:ルパート・ホームズ
作曲:ジョン・カンダ―
作詞:フレッド・エッブ
追加歌詞:ジョン・カンダ―&ルパート・ホームズ
演出:城田優
翻訳・訳詞:福田響志
出演:城田優、菅井友香(櫻坂46)、三浦翔平、原田薫、岸祐二、中嶋紗希、宮川浩、瀬奈じゅん/
中西勝之 米本学仁 高橋卓士/井上花菜、小山侑紀、坂元宏旬、竹内真里、茶谷健太、常住富大、
伯鞘麗名、福田えり、堀江慎也、横山達夫
日程:
<東京公演>
2022年2月26日(土)~3月13日(日) 東京国際フォーラムホールC 19回公演
S席¥13,500- A席¥10,500- B席¥7,500- (全席指定・税込)
主催:フジテレビジョン、キョードー東京
お問合せ:キョードー東京 0570-550-799 (平日:11時~18時 土日祝:10時~18時)
<大阪公演>
2022年3月18日(金)~3月22日(火) 新歌舞伎座 7回公演
S席¥14,500 A席¥10,500 B席¥7,500 特別席¥15,500 ※大阪夜公演は左記より各1,000円引き
主催:関西テレビ放送、キョードー大阪
お問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888 (月〜土11時〜16時、日祝は休み)
<愛知公演>
2022年3月26日(土)・27日(日) 愛知県芸術劇場 大ホール 2回公演
S席¥13,500- A席¥10,500- B席¥7,500- (全席指定・税込)
主催:東海テレビ放送、キョードー東海
お問合せ:キョードー東海 052-972-7466(月〜金12時〜18時、土10時〜13時、日祝休み )
※未就学児入場不可 ※最新の感染対策情報はHPをご確認ください
公式HP:https://www.curtains-musical2022.jp twitter:@curtains2022
(文・三浦真紀/撮影・伊藤智美)
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