千早茜と新井見枝香による、美味探究の往復エッセイ『胃が合うふたり』、新潮文庫より1月29日発売!
『しろがねの葉』で直木賞を受賞した作家の千早茜と、ひとりで選考する文学賞「新井賞」を創設して大きな話題を呼んだ元書店員の踊り子・新井見枝香。気も合うが何より「胃が合う」ふたりの味わい深い食と人生の記録です。
記録魔の作家・千早茜と、元書店員の踊り子・新井見枝香さんが大好きな食べ物と人生の岐路を描く往復エッセイ『胃が合うふたり』が文庫になりました。文庫版では、新たに50ページもの番外編を収録! 単行本刊行時に行なわれたイベントのために書かれた「節分編」、千早さんが直木賞を受賞された際の「直木賞受賞編」、そして今のお二人がわかる「文庫版あとがき」、また、お二人の関係に憧れと嫉妬を抱いてきたというトミヤマユキコさんとの鼎談も収録しました。増補決定版の『胃が合うふたり』、未読の方はもちろん、単行本でお読みになった方もぜひお楽しみください。
■書籍内容紹介
好きに食べて、好きに生きる──。茶をこよなく愛する記録魔の作家千早茜。季節を問わずかき氷を食べまくるストリッパーの元書店員新井見枝香。気が合う以上に「胃が合う」ふたりが集えば、とびきりの美味追求がはじまる。銀座のパフェ、芦原温泉のにごり酒、京都の生湯葉かけご飯、神保町の上海蟹。果てなきおいしさと人生の岐路を描く往復エッセイ。文庫版で番外編50ページ分を新たに収録。
■著者紹介
千早茜(ちはや・あかね)
1979(昭和54)年、北海道生れ。立命館大学卒業。2008(平成20)年、『魚神(いおがみ)』で小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。’09年、同作にて泉鏡花文学賞、’13年『あとかた』で島清恋愛文学賞、’21(令和3)年、『透明な夜の香り』で渡辺淳一文学賞、’23年『しろがねの葉』で直木賞を受賞。ほかの作品に『グリフィスの傷』『雷と走る』などがある。
新井見枝香(あらい・みえか)
1980(昭和55)年、東京生れ。三省堂書店、HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGEに勤務し、ひとりで選出する文学賞「新井賞」を創設、年に2度、第13回まで実施し多くの書籍を販売した。20(令和2)年からはストリップの踊り子として活動している。おもな作品に『探してるものはそう遠くはないのかもしれない』『本屋の新井』『きれいな言葉より素直な叫び』などがある。
■書籍データ
【タイトル】胃が合うふたり
【著者名】千早茜、新井見枝香
【発売日】2025年1月29日
【造本】文庫版、電子書籍
【定価】693円(税込)
【ISBN】978-4-10-120383-6
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