福祉と伝統工芸のかかわりからものづくりを考える 「NEW TRADITIONAL」展をSkiiMa心斎橋にて開催
「NEW TRADITIONAL」プロジェクトは、Good Job ! センター香芝を運営する一般財団法人たんぽぽの家が2019年からはじめた取り組みです。つくり手、つたえ手などアドバイザーとの討論会、工房や作家へのスタディツアーやトークセッション、技術交流のためのレジデンスなどを実施。展覧会「わたしのニュートラ」の開催や広報誌「NEW TRADITIONAL PAPER」の作成など、情報の発信や学び合う場づくりを行っています。Good Job ! センター香芝では、ものづくりの実践をかさね販売をおこなっています。
公式HP:https://gjkogei.shop/
令和3年度 文化庁委託事業「障害者等による文化芸術活動推進事業(文化芸術による共生社会の推進を含む)」
【開催意図】
SDGsの8.5「若者や障害者を含むすべての男性及び女性の、完全かつ生産的な雇用及び働きがいのある人間らしい仕事、ならびに同一価値の労働についての同一賃金を達成する。」を実現させる取り組みの一つとして「ニュートラディショナル」の事業活動の支援と、この活動が単なる福祉支援活動ではなく、様々なデザイナーやアーティストが関わり、アート性やデザイン性の高い事業活動として注目をされ、「仕事×福祉」をテーマにデザインとの関わり方について考えていただくきっかけとなるように本企画を開催いたします。
【展示主旨】
人が古くから続けてきた、「ものをつくる」という当たり前の行為を、つくり手や使い手、環境、素材、持続性など、さまざまな視点・立場から見直す動きが、各地で生まれています。福祉×伝統工芸の可能性に着目し、新しいものづくりのあり方や伝統工芸の可能性を模索していくプロジェクト「NEW TRADITIONAL」ではものづくりをとおして、ひととものと環境をつなぎ、生活やしごとをより豊かにしていくことをめざしたものづくりの実践をご紹介します。
【展示内容】
・「春日大社境内の杉から生まれた燭台」
枯損木や風倒木となった木に、新たな生命を吹き込み、人の暮らしの中で祈りや豊さに寄り添うものをご提案します。
日本の道具とうつわを取り扱うお店「空櫁」の五井あすか氏のディレクションのもと、Nakajima woodturning studioの協力を得て、障害のある人たちの手仕事により仕上げました。
・「NEW DANTSU」
山形の障害のある人の表現からうまれた高密度の手織りの絨毯・緞通(だんつう)。
陶芸のねんどを潰した形、広げた紙に置いた色から、そのまま柄を写し取り、音が聞こえてきそうな緞通をつくりました
緞通は、高密度の手織りの絨毯のこと。毛糸の密度が高く、腰の強さが特徴です。数十年間へたらないと言われ、クッション性のある椅子敷きや、美装性の高い玄関として愛用されてきています。
・「お蚕さんプロジェクト」
障害のある人とともにお蚕さんを育て、お蚕さんや桑について学び、養蚕や絹などの文化や歴史、絹糸を使ったものづくりの展示と、プロジェクトで行った取り組みを綴った書籍です。
・「Good Job!センター香芝の張り子」
福岡の筑前津屋崎人形巧房が製作する土人形である「モマ笛」の手仕事と3Dプリントなどのデジタル工作技術使うGood jobセンターのコラボレーションによる張り子です。
【開催概要】
タイトル:「NEW TRADITIONAL」福祉と伝統工芸のかかわりからものづくりを考える
会期:2月15日(火)~5月15日(日)※期間中、展示の入れ替えがあります。
営業時間:10時~20時 ※営業時間は心斎橋PARCOに順じます。
会場:心斎橋PARCO4階・SkiiMa心斎橋
入場料:無料
【SkiiMa SHINSAIBASHI(スキーマ)について】
大阪・心斎橋のコミュニティ型ワーキングスペース「SkiiMa(スキーマ)」は、ビジネスの拠点だけではなく、 新たな発想が生み出せるよう、ギャラリーを併設。様々なイベントを通して、各個人の知的創造を刺激します。
▶HP:skiima.parco.jp(https://skiima.parco.jp/)
▶Instagram:@skiima_official(https://www.instagram.com/skiima_official/)
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