男女のムダ毛・脱毛に関する意識調査

女性が気になる男性の体毛・ムダ毛、１位は「ヒザ下」 コロナ禍を機に男性の体毛・ムダ毛・脱毛に対する関心が高まる

株式会社リクルート（本社：東京都千代田区 代表取締役社長：北村 吉弘）の美容に関する調査研究機関『ホットペッパービューティーアカデミー』(https://hba.beauty.hotpepper.jp/)は、全国15～49歳の男女（スクリーニング調査：7,000人、本調査：脱毛サロン・クリニック利用者、および利用意向者1,942人）に対し、ムダ毛・脱毛に関する意識調査を実施いたしましたので、結果を発表いたします。


■男性の体毛・ムダ毛の気になる部位（TOP6）※スクリーニング調査

■コロナ禍以降の体毛・ムダ毛・脱毛に対する意識変化
Q.コロナ禍以降、あなたの体毛・ムダ毛・脱毛に対する意識・行動に変化はありましたか。（選択肢抜粋）
女性（n=1,115）男性（n=827）
1年以内の脱毛サロン・クリニック利用者、および利用意向者、複数回答

＜研究員からのコメント＞
コロナ禍を機にムダ毛・脱毛に関心を持つ男性は女性以上に増えています。在宅時間が伸びたことで、オンライン会議等で自分の顔をみる機会が増えており、髭のムダ毛・剃り跡などが気になることが増えたのかもしれません。脱毛によって髭の形を整えたい、髭剃りによる肌荒れをなくしたいといった理由から、脱毛サロンやクリニックを利用する男性が増加する可能性があります。
また今回の調査から、男性の「ヒザ下」、「胸」、「ヒジ下」のムダ毛が気になる女性が多いことが分かりました。男性は異性の目を意識した美容投資意欲が高いため（「美容センサス2022年下期」＜美容意識・購買行動編＞）、女性が気になる部位を脱毛しようというニーズも高まるかもしれません。

『ホットペッパービューティーアカデミー』

研究員　田中 公子


■脱毛サロン・クリニック利用状況と利用意向（スクリーニング調査）
女性の1年以内の脱毛サロン・クリニック利用者は、20.3%、男性は10.7%。1年以上前の利用者は、女性が16.0%で男性が1.3%。未経験者・利用意向者は女性が31.9%、男性は21.0%で利用者の2倍近く存在。

※脱毛サロン・クリニック利用者…セルフ脱毛サロン・脱毛サロン（セルフ以外）・脱毛クリニックいずれかの利用者
※未経験者（利用意向あり）…「セルフ脱毛サロン・脱毛サロン（セルフ以外）・脱毛クリニックいずれも利用経験なし」＆「いずれか利用意向あり」＆「1年以内に体毛・ムダ毛を自己処理している」


■脱毛サロン・クリニック利用内訳と年間利用金額（スクリーニング調査）
男女とも最も多いのが「脱毛サロン（セルフ脱毛以外、以下セルフ以外と表記）」で、女性は11.6%で男性は5.1%。次いで「脱毛クリニック」（女性6.9%、男性4.4%）、「セルフ脱毛サロン」（女性5.6%、男性4.2%）と続く。年間利用金額が最も高いのは、男女とも「脱毛クリニック」（女性17万1,169円、男性15万8,765円）。

Q.ご自身の体毛・ムダ毛をどのように処理をしていますか（したことがありますか）。
＜1年以内の利用内訳＞
男女各n=3,500・単一回答

Q.ここ1年間で脱毛サロンや脱毛クリニック（医療機関）にかけた費用はどの程度になりますか。
＜年間利用金額＞
1年以内利用者・単一回答※

※金額は平均値：選択肢の中央値を用いて算出。選択肢の最高価格帯（100万円以上）は選択肢に表示した金額（100万円）を使用


■脱毛サロン・クリニックで処理する（したい）理由（TOP5）
脱毛サロン・クリニックの利用理由1位は男女とも「脱毛効果が高いから」。上位4位までは男女共通。

Q.あなたが自宅ではなく「脱毛サロン」あるいは「脱毛クリニック（医療機関）」で体毛・ムダ毛の処理をする（したい）理由は何ですか。あてはまるものを全てお選びください。
（1年以内の脱毛サロン・クリニック利用者、および利用意向者、複数回答)

 
■脱毛サロン・クリニックで今後処理したい部位（TOP5）
Q.今後あなたが「脱毛サロン」や「脱毛クリニック（医療機関）」で処理したい部位について、あてはまるものを全てお選びください。※「脱毛サロン」にはセルフ脱毛サロンを含みます。

＜研究員からのコメント＞
脱毛サロン・クリニックの利用者に対して、未経験者の利用意向者の割合は、女性はほぼ同数、男性は2倍近く存在し、マーケットの今後の広がりがうかがえます。利用者・利用意向者は脱毛サロン・クリニックの利用に対して「脱毛効果が高いから」「自分ではできない／やりにくい部分もできるから」「脱毛効果が長続きするから」を男女とも理由の上位にあげており、プロにしかできない価値を感じています。脱毛サロン・クリニック利用者が「今後処理したい部位」の１位は、女性「Vライン」、男性「ヒザ下」となっており、これからさらに需要が伸びていくのではないでしょうか。
（『ホットペッパービューティーアカデミー』研究員 田中 公子）


■調査概要
調査名  ：男女のムダ毛・脱毛に関する意識調査
調査手法：インターネットリサーチ
調査時期：2022年11月21日～2022年11月28日
調査対象：
スクリーニング：全国に居住する15～49歳の男女7,000人（女性3,500人、男性3,500人）
本調査：(1)(2)の条件に該当する人。男女1,942人（女性1,115人、男性827人）
(1) 1年以内の脱毛サロン・クリニック利用者：セルフ脱毛サロン・脱毛サロン（セルフ以外）・脱毛クリニックいずれかの年間利用額1万円以上の人
(2) 脱毛サロン・クリニック利用意向者：以下の3要素を満たす人
「セルフ脱毛サロン・脱毛サロン（セルフ以外）・脱毛クリニックいずれも利用経験なし」＆「いずれか利用意向あり」＆「1年以内に体毛・ムダ毛を自己処理している」
詳細はこちら：https://hba.beauty.hotpepper.jp/search/trade/este/45342/


■『ホットペッパービューティーアカデミー』とは
美容に関する調査研究機関。「美容の未来のために、学びと調査・研究を」をビジョンに 2014 年に開校しました。美容サロンのマネジメントやマーケティングを学ぶ「経営セミナー」、美容センサスなどの「調査研究」、訪問美容・女性活躍・SDGsなどの情報提供・イベント開催などをはじめとした「サステナビリティ活動」を柱に、全て無料で美容業界へ情報発信しています。これらの活動により、美容業界の成長に寄与する場の提供を目指しています。


▼リクルートについて
https://www.recruit.co.jp/

▼本件に関するお問い合わせ先
https://www.recruit.co.jp/support/form/