売上高1.4兆円!アジア1位の巨大塗料メーカー『日本ペイントホールディングス』3年で売り上げを1.9倍にした若月共同社長の異色経営術に迫る!
テレビ大阪「関西リーダー列伝」10月27日(日) 午後2時~放送
大阪・関西の未来を変えるリーダーに焦点を当て、知られざる過去をドラマ化。
さらに、現在進行形の挑戦も徹底取材。
本人をスタジオに招き、MC福澤朗とコメンテーターが、普段のニュースから知りえない
ビジネスや人生のヒントを学ぶ経済トーク番組です。
出演
司会:福澤朗
ゲスト:眞鍋かをり
コメンテーター:門倉貴史(BRICs経済研究所代表)
今回のリーダー:若月 雄一郎(日本ペイントホールディングス株式会社 取締役 代表執行役共同社長)
内容
「塗料は成長産業」アジア1位!巨大塗料メーカーを徹底取材!
今回のリーダーは…グループ売上高1兆4000億円超え!アジア1位(世界では4位)を誇る塗料メーカー「日本ペイントホールディングス」若月雄一郎共同社長。
就任後わずか3年で32社とのM&Aを成立させ、売り上げも就任前の約1.9倍と、過去最高の売り上げ記録を更新してきた。
そんなグループを急成長させた異色の経営術に迫る!
創業原点は「鉛中毒の解決」!
日本ペイントの歴史は明治時代初期にさかのぼる。当時の化粧品に使われていた白粉(おしろい)に含まれる鉛が中毒を引き起こし、社会問題化していた。
相談を受けた創業者・茂木重次郎は試行錯誤の末、1879年、日本初となる無毒の白粉「亜鉛華」の製造に成功。
さらに…輸入塗料に頼っていたことに目をつけ、翌年にはこれも日本初となる国産塗料を開発。81年、前身となる企業の立ち上げを契機に塗料専門メーカーとしての歩みを始める。
「株主価値最大化」の伝道師・若月社長 M&Aを生業としたターニングポイントは?
そんな日本ペイントが高度経済成長の波に乗っていた1966年、若月はアメリカで誕生した。高校ではバンドに明け暮れ、成績急降下の危機を迎えるも、なんとか踏みとどまり東京大学に進学。
ESSサークルの部長に就任し、対立する2者を取りまとめた経験がリーダーとしての礎となった。
その後、日本興業銀行(当時)に入行しM&Aを扱う部門に配属。ここで携わった1件が、若月の価値観を大きく転換するポイントとなる。
M&Aの社会的意義を痛感した若月。その後、より大きなM&A取引に携わりたいと外資系の投資銀行へ。その中で日本ペイントのM&A案件に携わったことがきっかけとなり、2019年に入社。
そんな若月が経営において重視するのは「株主価値最大化(MSV)」。いわゆる「株主第一主義」が想起されるが、若月曰く、それとは一線を画すものだという。
まずは顧客・取引先・従業員・社会など全てのステークホルダーに対して責務を果たしたうえで、残存した株主価値を最大化。
それを達成する手段の一つがM&A。「無茶な合併はしない!」企業成長だけを目的に据えない経営戦略を激白!
ペンキのシミ一つ許さない!自動車用塗料の開発現場に潜入
自動車メーカー・マツダを代表する、力強い陰影を持つ「あの色」を開発したのも日本ペイント。こだわるのは色だけでなく、外板の蓄熱を抑える機能性も併せ持っている。
その生産工場に番組がメディア初潜入!一般的な塗料工場のイメージとは反し、工場内は極めて清潔。床と壁の接点は曲面、さらに塗料を入れるドラム缶の底部まで曲面に設計されているが、株主価値最大化にもつながる!?
さらに、「600色を自由自在に作る」という調色のプロにも迫る!
塗らずに「貼る」⁉社会問題を解決する最先端技術を大公開
今後導入を予定している最先端技術、それは“貼る塗料”。上からフィルムを真空密着する仕組みで、凹凸でもすき間なく貼りつけられる。光も透過するため電気自動車への活用も想定されるが、それ以上に環境負荷低減につながる大きなメリットとは?
さらに来年の大阪・関西万博でも使用される、自動運転を可能にする特殊塗料「ターゲットラインペイント」も登場!路上のラインを車両センサーが認識することで自動走行を支援。将来的にはドライバー不足問題の解決にも貢献するという。
番組情報
【放送日時】10月27日(日)午後2時~3時
【HP】 https://www.tv-osaka.co.jp/ip4/kansai_leader/
【放送後、TVerで配信!】
https://tver.jp/series/sr774pftbi
【YouTubeでは過去回を配信中!】
https://www.youtube.com/playlist?list=PLXglZY9f1Kw03m62dQRQTyuW2wRZv7s65
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