創刊45周年を迎える『きものSalon』による、文様解説書の決定版『教養としての日本の文様』発売
きもの総合誌『家庭画報特選 きものSalon』で30年に渡り掲載してきた「日本の文様」が、完全保存版として一冊の書籍になりました。松竹梅や鶴亀文様から、桜や紅葉など季節を表す文様、そしてグラフィカルな市松文様まで、誰もが見たことのある文様の意味やルーツを紹介します。
著者の小松大秀氏は、東京、京都、九州と3つの国立博物館で重職を歴任した名物研究者でありながら、高尚なイメージのある文様の世界を、身近な暮らしの話などから始めて分かりやすく解説。小噺のようなユーモアのある文体を楽しみながら読み進められ、中国の故事や日本の古典の知識がみるみる増えていきます。
既存の文様事典のように、目次と索引からさっと検索しやすい仕立てでありながら、説明の深度はそれ以上。さらに文様の事例としてご紹介する品は、きものから漆芸、絵画など、どれも国内屈指といえる一級の美術品ばかりです。
著者プロフィール 小松大秀
こまつ たいしゅう●1949年長野県生まれ。学習院大学大学院修士課程人文科学研究科修了。東京国立博物館学芸部工芸課漆工室研究員としてキャリアをスタートし、2005年独立行政法人九州国立博物館学芸部長、2008年同京都国立博物館学芸部長、2009年同東京国立博物館副館長を歴任。現在は公益財団法人永青文庫館長、および秋田市立千秋美術館館長を務める。
CONTENTS 本書もくじ
第1章 祝いの心を形で見せる「吉祥文様」
コラム「知っておきたい文様と模様(正倉院文様、有職文様、王朝模様)」
第2章 四季を愛で、生命を慈しむ「季節の文様」
第3章 物語や詩歌の情景を愛でる「文芸の文様」
第4章 線と面によるジャパニーズデザイン「幾何文様」
刊行概要 『教養としての日本の文様』
■著者:小松大秀
■発売日:2024年12月15日 (日)
■定価:3,300円(税込)
■仕様:B5変型判/208ページ
■発行:株式会社世界文化社
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