毎月の振込みがラクになる給与支払サービス『Airワーク 給与支払』本日より提供開始 子会社が賃金のデジタル払いの指定事業者にも申請
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘、以下リクルート)は、毎月の振り込みがラクになる給与支払サービス『Airワーク 給与支払』の提供を本日より開始いたします。『Airワーク 給与支払』は毎月の給与振り込みを代行するサービスで、サービスに登録した従業員に対し、給与振り込みを一括で行うことができます。
また、賃金のデジタル払い(厚生労働省が定める「資金移動業者の口座への資金移動による賃金支払」) を認める2023年4月1日付の省令改正に伴い、リクルートと株式会社三菱UFJ銀行(本社:東京都千代田区、取締役頭取執行役員:半沢 淳一、以下三菱UFJ銀行)が共同出資する子会社の株式会社リクルートMUFGビジネス(本社:東京都港区、代表取締役社長:夏目 英治、以下RMB)は、賃金支払いを手がける資金移動業者として指定を受けるため、本日、厚生労働省に申請いたしました。事業者として指定されれば『Airワーク 給与支払』において、働いた分の給与を先に受け取る際の受取先として、RMBが提供する決済ブランド『COIN+』を設定できるようになります。
1. 『Airワーク 給与支払』概要
ワンクリックで振り込み完了、働いた分の先払いにも対応
『Airワーク 給与支払』は毎月の給与振り込みを代行するサービスです。事業者は毎月、所定の賃金支払日に、一覧画面から従業員全員の給与を一括で振り込むことができます。従業員が希望する場合は、働いた分の給与を給与日前に支払うこともできます。振込先の金融機関にかかわらずサービス利用料(振込手数料を含む)は一律です。また、従業員自身で口座情報を変更できるため、その都度事業者側で再入力作業などは発生しません。
従業員はサービスアカウントに登録後、あらかじめ金融機関の口座を登録します。毎月の通常給与を受け取るほか、働いた分を給与日前に申請して受け取ることも可能です。
当面は『Airペイ』加盟店のうち、一部の事業者に限定してサービスを提供します。
2. 提供開始の背景
給与支払いに伴う事業者、従業員双方の煩わしさを削減
『Airワーク 給与支払』を含む「Air ビジネスツールズ」は、「商うを、自由に。」というビジョンのもと、「事業をとり巻く煩わしさを減らす」をミッションとしています。
特に中小事業者には、給与支払いに関する煩わしさや不満が根強くありました。従業員に対して給与を1件ずつ現金で手渡したり、毎月ATMへ何十件も振り込みに行ったりなどアナログな業務が多く、勤怠情報と給与計算データが連携されていなければ担当従業員が給与計算を行う必要があるなど、とにかく作業負担が大きいのが現状です。また、銀行振り込みにしたくともインターネットバンキングを利用できない、毎月の振込手数料の負担が大きいといった課題もあります。
一方従業員側にも、本当は銀行振り込みにしてほしいのに勤務先が対応しておらず現金で受け取らざるを得ないなどの不満があります。また、すぐにお金が必要な時にも働いた分の給与を先に支払ってもらうよう頼みにくい、そもそも勤務先がそうした従業員からの要望に対応していないといったケースがあります。
こうした背景から、『Airワーク 給与支払』によってより速くて柔軟で、シンプルな給与のやりとりを実現できると考えています。
賃金のデジタル払いが2023年度から解禁に
これまで、給与の支払い方法は通貨(現金)のほか、労働者の同意を得た場合に銀行を含む金融機関の口座への振り込み等が認められていました。近年のキャッシュレス決済の普及や送金サービスの多様化が進む中で、デジタルマネーを給与の受け取りに活用するニーズも増しています。こうした背景から、2023年4月1日付で省令が改正され、厚生労働大臣の指定を受けた資金移動業者の口座への賃金支払(いわゆる賃金のデジタル払い)が2023年度から認められることになりました。
そこで本日、リクルートグループもデジタルマネーでの給与受け取りニーズに応えるべく、RMBが資金移動事業者として厚生労働省に申請いたしました。事業者として指定されれば『Airワーク 給与支払』において、働いた分の給与を先に受け取る際の受取先として、銀行口座に加え、RMBの決済ブランド『COIN+』を設定できるようになります。同じくRMBが提供する、デジタル口座管理や『COIN+』による決済の機能も備えるアプリ『エアウォレット』 を通じて、さまざまな銀行の預金口座とデジタル口座を連携させれば、『COIN+』で受け取った給与の銀行口座への出金や、アプリ間での送金・受け取りを無料でスムーズにご利用いただけます。 給与の受け取り手段をデジタル口座にも広げることで、事業者および従業員に対して「お金」にまつわる多様な選択肢を提供します。
3. サービス担当者コメント
渡辺 和樹(わたなべ・かずき)
株式会社リクルート HRSaaS領域プロダクトマネジメント室部長
『Airワーク 給与支払』サービス担当者
2013年4月に株式会社リクルートコミュニケーションズ(現株式会社リクルート)新卒入社。HR領域における採用支援業務、新規事業開発などを経て、現在は業務支援領域における新規事業開発を担当。
雇用のあり方や個人の働き方が多様化している中で、お金の稼ぎ方や受け取り方にはこれまで以上に柔軟に対応していくことが求められています。ただ雇用側、特に中小事業者などにおいては、既存のワークフローを変えることが難しく、結果として、従業員側が給与を受け取るタイミングや手段などに不便さを感じる構造になっているのが現状です。
そういった構造に対して、事業者の業務を効率化し従業員の利便性を向上させていきたいと考えています。
またそうした取り組みの中で、より使いやすいサービスとなるよう、多様なステークホルダーとの連携も模索してまいります。
4. Air ビジネスツールズについて
Air ビジネスツールズとは、『Airレジ』『Airペイ』『Airシフト』をはじめとしたリクルートの業務・経営支援サービスです。Air ビジネスツールズは、予約・受付管理、会計、決済から人材採用、シフト管理、資金調達や請求書管理まで、事業運営のアナログな業務にかかる、手間、時間、コストを軽減できます。 『Airレジ』は70.9万アカウント(※1)で利用店舗数No.1(※2)のPOSレジアプリ、『Airペイ』は56種(※3)の決済ブランドに対応できる事業者向け決済サービス、その他のサービスも全国各地でアカウント数や加盟店数は拡大を続けており、飲食、小売、サービスなどの幅広い業種で、文化祭で使う10代の高校生から80代の青果店オーナーまで年齢問わずさまざまな方が使いこなしています。 「AirID」 ひとつ(※4)ですべてのAir ビジネスツールズを使うことができ、別々のアプリやWebサービスが、まるでひとつのサービスのようにスムーズに使えます。Air ビジネスツールズの複数のサービスを一緒に使うことで、日々の業務を飛躍的に効率化することができます。
私たちは、事業を営むみなさまの「思い描く事業運営や自分らしいお店づくり」を、これからも支援し続けます。
※1:自社調べ(2022年12月末時点)
※2:①調査主体:株式会社リクルート ②調査実施機関:株式会社インテージ ③調査実施時期:2021年11月11日(木)~2021年11月15日(月)④対象者条件:店舗数30店舗以下の飲食業・小売業・サービス業で、勤務先の店舗や施設でレジを導入、または使用している男女18~69歳 ⑤サンプルサイズ:n=1,063
※3:2023年2月時点
※4:一部未対応のサービスもございます
5. 『COIN+』『エアウォレット』について
『COIN+』は、RMBが提供する決済ブランドです。決済手数料を0.99%(税抜き)に設定しており、一般的なキャッシュレス決済の手数料3~5%と比較して安価なため、加盟店は手数料負担を抑えることができます。『COIN+』は、アプリに組み込んで決済機能を備えることができます。そのためユーザーは、『COIN+』の加盟店にて『COIN+』を組み込んだアプリを使ってQR決済を利用できます。
『エアウォレット』は、RMBが提供するスマホアプリです。デジタル口座の管理や、送金・キャッシュレス決済がこれひとつで完結できます。『エアウォレット』で、三菱UFJ銀行をはじめとするさまざまな銀行の預金口座とデジタル口座を連携させれば、銀行預金口座とデジタル口座間での入出金や、アプリ間での送金・受け取りを無料でシームレスにご利用いただけます。
また、『エアウォレット』には『COIN+』での支払い機能が組み込まれています。ユーザーは『COIN+』の加盟店にて、『COIN+』残高を用いてQR決済をご利用いただけます。
▼リクルートについて
https://www.recruit.co.jp/
▼本件に関するお問い合わせ先
https://www.recruit.co.jp/support/form/
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