TISIとCARDNET、ステーブルコインによる店頭決済を実証、加盟店精算・経理業務を含む一連 の運用性を確認
~円・米ドル建てステーブルコインを用いた有人レジ決済を検証し、2027年度中の事業化を目指す~
TISインテックグループのTISI株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役 社長執行役員:岡本 安史、以下:TISI)と、株式会社日本カードネットワーク(本社:東京都新宿区、代表取締役 社長:青木 芳憲、以下:CARDNET)は、ステーブルコインを使った店頭決済の実証実験を2026年9月に実施しました。
CARDNETが入居するオフィスビル内の社員食堂にある有人レジにおいて、日本円建てステーブルコインと米ドル建てステーブルコインによる決済を行い、取引はすべて正常に完了しました。また、決済処理だけでなく、加盟店精算や取引突合、経理業務まで実運用に近い形で検証し、一連の業務として運用性を確認しました。 TISIはこの結果をふまえ、「ステーブルコイン決済支援サービス」※1の2027年度中の事業化を目指します。
※1 参考 TISIのweb3に関する取り組み:https://www.tisi.jp/branding/web3/index.html
金融トークナイゼーションが実務でわかるサイト:https://service.paycierge.com/tokenization/
■背景
ステーブルコインは国内外における新たな決済手段として、活用の広がりが期待されており、今後は送金や金融取引に加え、日常の購買活動での利用が進むことで、社会インフラとしての定着が見込まれます。店舗にとっては、決済手数料の抑制や精算の迅速化、訪日外国人の決済ニーズへの対応などの利点が見込まれますが、実際の店舗で利用するためには、決済処理だけでなく、加盟店精算、取引突合など一連の業務運用を含めた実現性の確認が必要です。
TISIは、これまで「ステーブルコイン決済支援サービス」の事業化に向けて関連企業との連携を進め※2、決済システムの構築に必要な技術と知見を蓄積してきました。本実証ではステーブルコインの普及を見据えた店頭決済シーンを想定し、TISIがシステム技術面、CARDNETが業務面を担当しました。検証は社員食堂で行い、決済処理のスピードが求められる実店舗に近い環境で利用者、店舗運営、業務および経理の各観点から検証することで、決済事業としての可能性と事業化に向けた課題の具体化を目指しました。
※2 関連プレスリリース「TIS、double jump.tokyoに出資し、新たな決済手段であるステーブルコイン決済の活用を推進」
https://www.tisi.jp/news/2024/tis_news/20250221_1.html
関連プレスリリース「TIS、JPYCと日本円建てステーブルコイン決済の社会実装に向けた基本合意書を締結」
https://www.tisi.jp/news/2025/tis_news/20251114_1.html
■実証内容・成果

<実施内容>
本実証では、ステーブルコインを活用した店頭決済の実現性を検証するため、利用者、加盟店、収納代行事業者による実運用を想定した環境で評価を行いました。決済機能だけでなく、加盟店精算や取引管理などの業務面、決済性能などの技術面の観点から評価を行い、事業化に向けた課題の抽出と改善点の整理を行いました。
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実施期間 |
2026年9月1日(火)~9月8日(火)/平日8:30~17:00 |
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実証場所 |
高田馬場オフィス 5階社員食堂 |
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利用ステーブルコイン |
日本円建てステーブルコイン、米ドル建てステーブルコイン |
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利用ウォレット |
利用客:一般的な個人向けウォレット CARDNET:ビジネスウォレットSaaS |
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前提条件 |
・有人レジでのみ対応 (POSとは連動せず、専用決済端末を単独で操作) ・オフィス入館制限あり (CARDNETおよび協力会社社員など) ・利用者、PoC協力店(食堂)、CARDNETの3者スキーム (収納代行型) ・技術面はTISIにてサポート |
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評価項目 |
・アンケート調査 (利用者およびPOC協力店のスタッフ・管理者) ・業務評価 (業務担当・経理担当などによる実務評価) ・技術評価 (ログ解析による決済性能およびガス代(手数料)の評価) |
<成果>
1.店頭におけるステーブルコイン決済の実現性を確認
社員食堂の有人レジにおいて日本円建てステーブルコインと米ドル建てステーブルコインを利用した決済を実施。6営業日で62名が参加し、計137件の決済を正常に完了。決済、売上確認、加盟店精算、取引突合、資金管理など店舗運営に必要な業務の流れを検証した結果、本実証の範囲では、事業化を阻害するような重大な課題は確認されず、店頭決済における業務面・技術面の両方で実現できることを確認した。
2.社員食堂での運用に必要な決済性能と運用性を確認
実証期間中の決済処理時間は支障のない水準であり、実運用が可能であることを確認した。また、ガス代も1取引当たりの中央値は0.1円未満となり、費用面での事業性を検討するための基礎データを得た。さらに、加盟店精算やモニタリング、会計処理など実運用を想定した評価を通じて、必要な運営プロセスの有効性を確認した。
■今後について
TISIとCARDNETは、今回の実証で得られた知見を活用し、ステーブルコイン決済の導入や検証を検討する企業・団体に対して、実証実験の企画・運営支援や決済システムの提供を共同で推進する予定です。本実証をベースとしたデモンストレーションも企画中です。これにより、さまざまな業種・業態におけるユースケースの検証を進め、ステーブルコインを活用した新たな決済体験の創出と普及拡大に貢献していきます。
また、TISIは、本実証で得られた成果や課題をふまえ、利用者および加盟店向けUI/UXの改善や運用面の高度化を進めるとともに、2027年度中の「ステーブルコイン決済支援サービス」事業化に向けた検討を継続します。
【会社紹介】
TISI株式会社について(https://www.tisi.jp/)
TISインテックグループのTISIは、金融、製造、流通、サービス、公共、通信など多様な業種で培った知見とAIをはじめとする先進技術を融合し、4,500社以上のお客さまと社会変革と価値創出を推進しています。300を超えるサービス・ソリューションを国内外で提供し、業務の効率化・高度化を通じて人材不足などの社会課題を解決し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。
株式会社日本カードネットワークについて(https://www.cardnet.co.jp/)
CARDNETは、あらゆる業態・業種の加盟店様と、クレジットカード会社・金融機関との相互間で、クレジット情報および資金移動情報などの各種決済の取引中継や決済システムの開発・提供を行う、日々の決済シーンを支える決済情報処理ネットワーク会社です。
※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。
◆サービスに関するお問い合わせ先
TISI株式会社 ソーシャルイノベーション事業部 Web3ビジネス企画部
E-mail:bc_prom@ml.tisi.jp
株式会社日本カードネットワーク(CARDNET) 決済ソリューション企画部
E-mail:scpoc_toiawase@cardnet.co.jp
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