TISIと北海道中央バス、持続可能な観光サービスの実現に向け、AIを活用したモビリティ型音声ガイドを共同開発

~音声ガイドの維持管理費用を70%以上削減・新規導入コストを80%以上削減~

TISインテックグループ

TISインテックグループのTISI株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役 社長執行役員:岡本 安史、以下:TISI)と北海道中央バス株式会社(所在地:北海道小樽市、社長:二階堂 恭仁、以下:北海道中央バス)は、増加するインバウンドへの多言語対応といった、北海道の観光・交通が抱える課題の解決に向け、AIを活用したモビリティ型音声ガイドを共同開発しました。11月4日(水)より札幌駅

北口から発着する、北海道中央バスの「定期観光バス」にて運用を開始します。

本サービスは生成AI音声ガイドとGPSを連動し、バスの移動にあわせて車窓からの多言語観光情報を提供します。これにより、観光体験価値の向上と案内業務の効率化を図ります。

サービスイメージ図 ※画像内の2次元コードはイメージであり、実際には使用できません

■背景

北海道札幌市には近年、国内外から年間約1600万人※1を超える観光客が訪れており、外国人宿泊者数も2025年度は約248万人※1を超えています。訪日外国人の国・地域が多様化する中で、ホスピタリティおよびサービスの向上と、対応コストの削減が求められています。これらを両立しながら、持続可能なサービスを維持することは、北海道に限らず全国の観光地に共通する課題です。

こうした状況を踏まえ、北海道・札幌において交通・観光事業に精通した北海道中央バスと多様な業種で培ったデジタル技術とAIをはじめとする先進技術を持つTISIは、共同で開発・実証を実施することにより、観光地域における課題の解決を推進します。

※1 2025年度札幌の観光動向に関する調査結果について

 https://www.city.sapporo.jp/keizai/kanko/statistics/documents/2025kankotoukei.pdf

■共同開発したAIを活用したモビリティ型音声ガイドの概要

GPSと連動しバスの移動にあわせて、北海道遺産や観光スポットなどの地域が伝えたい情報を移動中の観光客へ能動的に届けることが可能です。音声だけではなく多言語テキスト・画像による情報を提供し、観光体験を充実させます。 

また、事業者は専用編集画面に日本語テキストを入力するだけで、生成AIが翻訳、音声合成を行い、多言語のガイドページを作成できます。公開前に事業者が内容を確認できるプレビュー機能も備えており、地域周遊型やモビリティ型など、用途に応じた複数のテンプレートから選択できます。観光客は専用アプリのインストールは不要で、2次元バーコードを自身のスマートフォンで読み取ることにより利用できます。

■導入内容

札幌駅北口から発着する「定期観光バス」において、英語・繁体字・簡体字・韓国語の4言語を対象とした音声ガイドシステムを11月4日(水)から運行する「冬の支笏湖・洞爺湖周遊コース」において導入します。その後、12月1日(火)から運行の「冬の札幌午前観光コース」ならびに「冬の札幌午後観光コース」においても導入します。

■導入効果

本サービスの導入により、音声ガイド費用の削減、観光案内業務の効率化が見込まれています。

これまでの音声ガイドはバス自体の設備投資が必要でしたが、既存の音声ガイドシステムと比較して、音声ガイドの維持管理費用を70%以上削減・新規導入コストを80%以上削減します。

また、新規導入する場合は、現在稼働中のバスへの設備投資が不要であり、既存の車両設備を利用可能です。専用編集画面を用いることにより、語学力のある人材の確保や専門外部業者への委託などを必要とせず、観光案内に関する業務を効率化することが可能です。

■導入前の実証内容と効果(生成AI音声ガイド)

両社は2025年11月から実証を実施し、GPSと連動した動作、低通信レベルでの動作、費用面の効果を確認しました。

<実証内容>

実証期間

2025年11月〜2026年1月

実証場所

北海道・札幌市近郊

内容

札幌市内コース、支笏湖・洞爺湖コースの2コースで実証。

各コースにおいて、各3回の試乗検証を実施。

<効果>

1.GPSと連動し、バスでの車窓観光に沿った音声案内の確認

高速道路や山間区間の市街地外を含め、観光バスの速度に応じて音声案内が動作することを確認。

2.山間区間など通信レベルが低いエリアでの利用

山間区間を含めた主要道路での動作確認を実施。

主要道路においては、通信レベルが低いエリアでも遅延等なく利用が可能であることを確認。

■今後について

今後、北海道中央バスとTISIは本サービスから取得できるデータを活用し、観光客のニーズの把握・分析・情報発信内容の改善を進めます。

また、観光情報の提供にとどまらず、周遊促進や観光体験価値向上につながる施策への活用も検討します。

本取り組みで得られた知見を活かし、北海道、札幌におけるバス事業者、観光協会やDMO(観光地域づくり法人)、旅行代理店などに向けて、観光DXモデルとして展開することで持続可能な観光地域づくりへの貢献を目指します。

■一般社団法人 札幌観光協会様からのエンドースメント

観光客の満足度向上と受入体制の充実は、札幌観光のさらなる発展に欠かせません。TISI株式会社と北海道中央バス株式会社が共同開発したAIを活用したモビリティ型音声ガイドは、多言語による情報提供の充実や観光体験価値の向上に寄与する先進的な取り組みとして期待しています。 

また、本サービスは観光案内業務の効率化や持続可能な観光地域づくりにもつながるものと考えています。札幌観光協会としても、本取り組みが札幌・北海道の観光振興とさらなる魅力発信に貢献することを期待しております。

一般社団法人札幌観光協会

専務理事 青山 智則

■北海道中央バスのコメント

インバウンド需要が年々増加する北海道において、生成AI音声ガイドによる音声観光案内は、北海道観光のホスピタリティとサービスの向上に大きく寄与すると期待しています。また、さらなる多言語対応にも迅速で柔軟な対応が可能であるとともに、運行内容更新時の案内変更コストの削減にも効果があると評価しています。観光地域や施設をつなぐバス事業者として、このシステムを活用し、北海道観光の発展に貢献していきたいと考えております。

北海道中央バス株式会社

執行役員 観光事業推進本部長

嵯峨山 真

■TISIのコメント

このたび、北海道中央バスの定期観光バスにサービスを提供できることを大変光栄に思います。今回の取り組みは、北海道観光全体の課題に対して、北海道中央バスと共同で取り組んだことにより実現できたと考えております。

最新技術であるAIを駆使して、札幌へ訪れる国内外の多くの方々へ札幌・北海道の魅力をお伝えするとともに、新たな観光体験の価値向上を実現します。

今後も、ITで地域の課題を解決し、持続可能な観光地域づくりを推進していきます。

TISI株式会社

執行役員 ソーシャルイノベーション事業部長

中村 健

北海道中央バス株式会社について(https://www.chuo-bus.co.jp/)

北海道中央バスグループは、乗合バスを中心とした旅客自動車運送、建設、清掃・警備、不動産、観光・旅行、飲食、介護福祉、公衆浴場など、地域社会に密着した各事業を展開しております。

今後も、企業の責務としてゼロカーボン推進等環境問題に取り組んでいくとともに「地域社会との絆」を深めながら、お客さまや株主、お取引先の皆さまへ感謝し、社会から信頼され、持続する企業集団を目指します。

TISI株式会社について(https://www.tisi.jp/)

TISインテックグループのTISIは、金融、製造、流通、サービス、公共、通信など多様な業種で培った知見とAIをはじめとする先進技術を融合し、4,500社以上のお客さまと社会変革と価値創出を推進しています。300を超えるサービス・ソリューションを国内外で提供し、業務の効率化・高度化を通じて人材不足などの社会課題を解決し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。

※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

◆サービスに関するお問い合わせ先

TISI株式会社 ソーシャルイノベーション事業部 ソーシャルイノベーション第2部

E-mail: si_info@ml.tisi.jp

北海道中央バス株式会社 観光事業推進本部 髙野

E-mail: takano@chuo-bus.co.jp

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会社概要

TISI株式会社

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URL
https://www.tisi.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー
電話番号
050-1702-4071
代表者名
岡本安史
上場
東証プライム
資本金
100億円
設立
1971年04月