スポーツとお宝さがしで海をキレイに!【海ごみゼロ大作戦!海ごみ清掃でお宝探しPart2】を開催しました!
2023年9月16日(土)【場所】皆生海岸(皆生漁港付近)
東西約125kmが海に面した鳥取県。私たちは、いつも水産資源に支えられて暮らしていますが、海洋プラスチックごみは年々増え続け、2050年までには魚の重量を超えてしまうかもしれません。今回は、ごみ拾いに「スポーツ」と「お宝探し」のエッセンスを加えた海洋ごみ清掃を開催し、参加者と海をキレイにしながら、海の未来について考えていくことを狙いとして実施しました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
イベント概要
・開催概要:海ごみゼロ大作戦!海ごみ清掃でお宝探しPart2
・日程:2023年9月16日(土)10:00~12:00
・開催場所:皆生海岸
・参加人数:143名
海洋ごみ清掃が「お宝探し」?きれいな鳥取の海を守るための楽しい工夫とは
多様な水産資源に支えられている鳥取県。その豊かな海の恵みを感じながら、豊かな海の資源を守っていこう!と鳥取県西部の皆生海岸で「海ごみゼロ大作戦!海ごみ清掃でお宝探しPart2」を開催しました。当日は、皆生海岸近くの保育園に通う子どもたちが参加するなど、総勢143名が海洋ごみ清掃を行いました。
今回の海洋ごみ清掃は、参加者がスマホで読み取った「宝の地図」をもとに海岸の海洋ごみ清掃をしながら「お宝探し」を行いました。「お宝」とは、海の魚のシールが貼ってあるプラスチックごみ。この「お宝」が海岸のあちこちに散りばめられ、参加者は「お宝」をいくつ見つけられるかという楽しさを交えながらプラスチックごみを拾っていきます。海洋ごみ清掃に遊びを加えたことで、子どもたちは親御さんと一緒になり楽しそうにペットボトルや発泡スチロールなどのプラスチックごみだけではなく、漁具などについている小さな紐などの可燃ごみも見つけては、丁寧にごみ袋に入れていました。海洋ごみ清掃で集まったごみを回収するスペースでは、「お宝」をたくさん見つけ両手いっぱいに抱え嬉しそうにしていた子や、見つけられなかったけれどごみ袋をいっぱいにしすっきりした様子の子など、楽しかったといった表情が見られることができました。
台風やゲリラ豪雨の後の海岸には海洋ごみが増える?
清掃後には日野川河川事務所流域治水課の河口幸広さんを講師にお迎えし、学びの場も作りました。河口さんからは「学ぼう!海のごみ問題」と題して、環境への影響が問題となっている「プラスチックごみ」が河川からどのように海へ流れているのか、どんなごみがあるのかを話してもらいました。
令和4年度の日野川に捨てられた家庭ごみの処理量は約6.2立方メートルもあるのだそうです。日野川河川敷にはレジ袋に入れられたままの家庭ごみが多くポイ捨てされており、鳥が袋を突き破り中のごみが細かく散乱し、これらの散乱された家庭ごみが大雨や台風で河川が増水した際に、そのまま海へ流れてしまうといいます。また、不法投棄についても説明があり、罰則があること、不法投棄が海洋ごみとなってしまい、海の環境に影響があることなどを子どもたちにわかりやすく説明してもらいました。河川敷にごみがないようにしておくことも海の環境を守ることに繋がり、そのために私たちができることはごみを減らすことや河川敷の清掃に参加することだと参加者に伝えていました。
参加した子ども・保護者からの声
男性:先月の巨大な台風で鳥取中東部での河川増水を思い出し、海にごみが増えたのではないか心配になった。きれいな河川敷を保てるように意識したい。
女性:家電が捨てられていることに驚いた。
子ども:暑かったけど、ごみを拾いながら「お宝」を探すのが楽しかった。
<団体概要>
団体名称:一般社団法人 海と日本プロジェクトinとっとり
URL:https://tottori.uminohi.jp/
活動内容:鳥取の海が抱える問題を、子どもたちをはじめ様々な人々が「自分ごと」として捉え、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、鳥取県内で行われる海に関する様々なイベントや活動を取材したり、開催しています。
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
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