TOPPAN、EBオフセット印刷が「日清のあっさりおだしがおいしいどん兵衛」シリーズの蓋材に採用

従来のグラビア印刷からの置き換えにより、プラスチック使用量約20トン/年、CO₂排出量約148トン/年の削減に貢献

TOPPANホールディングス株式会社

 TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPAN株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:野口 晴彦、以下 TOPPAN)は、2026年5月にEBオフセット印刷を用いた軟包装パッケージの量産を開始しています。この度、日清食品株式会社(本社:東京都新宿区、以下 日清食品)が販売する「日清のあっさりおだしがおいしいどん兵衛」シリーズの蓋材に、EBオフセット印刷が採用されました。国内のインスタントカップ麺の蓋材としてEBオフセット印刷が採用されるのは日本初(※1)で、2026年10月より順次出荷されます。

 EBオフセット印刷は、電子線(Electron Beam、以下EB)照射によりインキを瞬時に硬化させるパッケージ印刷手法です。高温の乾燥機を必要としないため従来のグラビア印刷と比較して省エネルギー化を実現するとともに、有機溶剤をほとんど含まないためVOC(揮発性有機化合物)の排出を削減します。また、最外層への表刷り(※2)が可能で、フィルム層数を削減することが可能です。

 従来のグラビア印刷(※3)からの置き換えにより、「日清のあっさりおだしがおいしいどん兵衛」シリーズでは、年間でプラスチック使用量が約20トン(※4)、CO₂排出量が約148トン(※5)削減される見込みです。

 なお、「日清のあっさりおだしがおいしいどん兵衛」の製品サンプルを2026年10月14日(水)から16日(金)に東京ビッグサイトで開催される「TOKYO PACK 2026 -2026東京国際包装展-」のTOPPANブース(東2ホール:小間番号2R10)にて展示します。

採用された「日清のあっさりおだしがおいしいどん兵衛」シリーズの例

■ 採用の背景

 近年、地球温暖化対策や脱炭素社会の実現に向けた取り組みが社会全体で加速する中、食品業界においても、環境に配慮したパッケージへの移行がより一層求められています。

 TOPPANグループは、持続可能な社会の実現に向け、パッケージを起点としたサステナブルブランド「SMARTS™」を展開しています。この「SMARTS™」のもと、昨今の急激なパッケージ市場の環境変化に対して柔軟に適応し、事業を持続・成長させるための考え方・コンセプトとして「レジリエンス」を提示し、環境負荷を低減するパッケージの開発を進めるとともに、顧客企業の持続可能な事業展開をサポートしています。こうした取り組みの一環として、地球環境に配慮したサステナブルなパッケージ生産手法である「SX生産方式™」(※6)の導入を積極的に推進しており、2026年5月には、有機溶剤をほとんど使用しないEBオフセット印刷を用いた軟包装パッケージの量産を開始。この度、EBオフセット印刷の特長である、プラスチック使用量及びCO2排出量の削減といった環境負荷低減効果が評価され、「日清のあっさりおだしがおいしいどん兵衛」シリーズにて採用されました。

■ EBオフセット印刷の特長

・フィルム層数の削減によりプラスチック使用量を削減

 EB照射技術によりインキの表面保護性を高めることで、最外層への「表刷り」を実現します。これにより、従来印刷層として使用していたプラスチックフィルムを削減でき、今回採用された「日清のあっさりおだしがおいしいどん兵衛」シリーズでは、年間のプラスチック使用量が約20トン削減されることを見込んでいます。

・省エネルギーな印刷手法で、CO₂とVOCの排出量を削減

 EB照射でインキを瞬時に硬化させるため、通常の印刷手法で必要な高温の乾燥機を用いる必要がなく、省エネルギー化を実現します。また、有機溶剤をほとんど含まない印刷手法であるため、VOC(揮発性有機化合物)の排出を削減します。

 これにより、「日清のあっさりおだしがおいしいどん兵衛」シリーズでは、従来のグラビア印刷と比較して、年間のCO₂排出量が約148トン削減されることを見込んでいます。

・オフセット印刷ならではの絵柄表現と、ニスによる光沢感付与

 小さな網点(インキの点)を高密度で配置することで、高精細な絵柄表現や滑らかなグラデーションを再現。これにより、特色(※7)を使用せずに美麗な印刷表現を実現します。加えて、表層に印刷するニスによりパッケージに光沢感を付与することが可能です。

■ 今後の目標

 TOPPANは、食品業界などに向け、EBオフセット印刷を用いた環境配慮パッケージの提供を進め、2028年度までに関連受注を含め約30億円の売上を目指します。今後も、各業界のニーズに応じて生産手法を選択できる「SX生産方式™」を拡充し、パッケージ分野での環境配慮への取り組みを牽引することで、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

■ 「TOKYO PACK 2026」について 

名称: TOKYO PACK 2026 -2026東京国際包装展- 

会期: 2026年10月14日(水)~16日(金) 

会場: 東京ビッグサイト 東ホール (TOPPANブース:東2ホール小間番号 2R10 ) 

主催: 公益社団法人日本包装技術協会 

公式サイトURL: https://www.tokyo-pack.jp/

■ TOPPANグループのサステナブルブランド「SMARTS™」について

・サステナブルな未来に、スマートな選択を
 「SMARTS™」は、パッケージを起点としたTOPPANグループのサステナブルブランドです。パッケージで培った技術・ノウハウに、マーケティング・DX・BPOなどのリソースを掛け合わせ、バリューチェーンに沿った最適な選択肢を提供します。TOPPANは、「SMARTS™」が持つ多彩なソリューションで、ステークホルダーの皆さまとともに持続可能な社会の実現に貢献します。
 URL: https://www.toppan.com/ja/living-industry/packaging/solution/

※1 日本国内で販売されているインスタントカップ麺のフタ材用途として。当社調べ(2026年10月現在)。

※2 表刷り:

 摩擦によるインキの擦れを防止するため、フィルム裏面に印刷する「裏刷り」が一般的であるのに対して、フィルム表面に印刷する手法。EB照射技術による耐久膜形成により従来の印刷層を削減し、減層化によるプラスチック使用量の削減に寄与します。

※3 グラビア印刷:

 有機溶剤インキを用いる凹版印刷の一種。微細な濃淡や質感を豊かに表現し、写真集や食品包装フィルム、ポスターなど高速大量印刷が必要な分野で多く用いられます。

※4 当社算定。2025年度のTOPPAN納入実績から、現行構成(グラビア印刷・フィルム裏刷り)と比較して算定。

※5 当社算定。現行構成(グラビア印刷・フィルム裏刷り)と今回構成(EBオフセット印刷・紙表刷り・フィルム層減層)との比較。CO₂排出量の算定範囲はパッケージに関わる①原料の調達・製造、②製造、③輸送、④リサイクル・廃棄。2025年度のTOPPAN納入実績をもとに算定。

※6 SX生産方式™:

 従来と比較し、有機溶剤の使用量やVOCの発生量を削減できるEBオフセット印刷、水性フレキソ印刷、デジタルプリント、ノンソルベントラミネーションなど、地球環境に配慮したサステナブルなパッケージ生産手法。

※7 特色:

 CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の4色インキの組み合わせで調合するプロセス色では再現しきれない色を表現するために、あらかじめ調合された特別なインキ。

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以  上

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会社概要

TOPPANホールディングス株式会社

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URL
https://www.holdings.toppan.com/ja/news/
業種
情報通信
本社所在地
東京都文京区水道1-3-3
電話番号
-
代表者名
麿秀晴
上場
東証プライム
資本金
1049億8643万円
設立
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